最近のトラックバック

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

2008年6月

映画『ベルンの奇蹟』感想

ドイツ代表のキャプテンKapitän、ミヒャエル・バラックには「準優勝の呪い」がかけられているらしいです。
レバークーゼン時代にリーグ準優勝
バイエルン時代にチャンピオンリーグ(CL)で準優勝
2002年WMでドイツ準優勝
今はイギリス・プレミアリーグのチェルシーに在籍中ですが、今季のCLでも準優勝で終わったそうです。「
シルバーコレクター」と言われているとか。
しかし、今度こそ奇蹟を起こし、「準」のとれた「優勝」を手にして欲しいものです。
・・・と書いたところで、
負傷して出場が危うい、という記事が出てました。フリングスの出場も微妙だし、どうなるんだ!?

それはそうと、景気付けに(?)ゼーンケ・ヴォルトマン監督作品「ベルンの奇蹟Das Wunder von Bern」をDVDで観ました。
1954年のWMスイス大会でドイツが優勝したときのことを元にしたドラマです。これにある家族の再生を絡ませて、敗戦で打ちひしがれていたドイツの国情をも描かれています。

敗戦後のドイツ、11歳のマチアスは地元のサッカーチームのラーン選手を父親のように慕っていた。
そこへ父親が11年ぶりにソ連抑留から帰ってきた。生きる希望も自信もなくなって、それでも一家の主として家族を支配しようとする父親に、家庭はギクシャクし始める。サッカーに夢中な息子に苛立ち、ついには禁止を言い渡す。しかし父親も苦しんでいたのだ。少しずつ立ち直り、捕虜生活でのことを話せるようになったころ、家庭にも笑顔が戻ってきた。

ドイツはなんとか勝ちあがり、そして迎えた7月4日、決勝戦の日。対するは4年半無敗を誇るハンガリー。父はマチアスを車に乗せ、決勝戦の会場のベルンまで連れて行く。そして奇蹟は起こった――。

これはサッカー映画と言うより、「父と子の絆」を描いた映画と言えます。
父親がサッカーを禁止するのも、マチアスが自分よりもラーン選手を慕っているのに対する嫉妬からのようなものだし、マチアスが家出してスイスに行こうとするのは、単なる応援のためというより、ラーンに「理想の父親」像を求めていたからなんでしょう。それだけに、お互いに歩み寄り、絆を取り戻していく姿は感動的。
「ドイツの男は泣かない」と息子を叱咤したのに、家を出て行った長男からの手紙に泣き出す父親を、「ドイツの男だってたまには泣くよ」と息子が慰めるラストシーンに涙を禁じ得ません。(←大げさ)ちなみにこの親子、実生活でも親子だそうです。

サッカーシーンも迫力満点。監督は元サッカー選手で、ラーン役をはじめとする俳優も、サッカーの上手い人を起用したとか。また当時の風俗が描かれていて興味深いです。長男はバンドを組み黒人音楽を演奏したり共産思想に憧れてたりするし、姉は米兵とダンスに興じている。ほかにも「アディダス」創始者アディ・ダスラーの新スパイク発明秘話、決勝戦の伝説的名実況など見どころ満載です。

ドイツ、決勝進出

 ドイツ語の授業で、先生がホワイトボードにH_ _ _ _ _ _ _ _Eと書きました。「ハングマンゲームをやろう」と言われました。
 ハングマンHANGMANゲームは言葉遊びの一種で、1人がある言葉を選び他の者が一度に1文字ずつ答えてその語を言い当てます。HANGMANは直訳すると「絞首刑執行人」ですが、このゲームでは、はずれるたびに死刑台の縄の先に首、胴、腕・・・と書き足していき、絵が完成すると負けなります。

 誰かが「A」と言うと、もしその単語にAが含まれていたら、空欄が埋まります。

_ _ _ _ _ _E

HA_ _ _ _A

私「・・・HALBFINALE?」
先生「当たりGenau!」
やっぱりな。
実は、一瞬で
HALBFINALE?だと思ったのですが、やっぱりそうでした。(言葉遊びにならない(笑)。)

26日の準決勝HALBFINALEで、ドイツがトルコを3-2で破りました。
トルコは出場停止4人、けが人4人の計8人が試合に出られない状況で、この試合も控え選手中心だったはずなのに、終始トルコに押され気味で2点を取られました。
しかしシュバインシュタイガー、クローゼ、とどめにラームが3点目を入れて勝利を手にしました。
どんなに試合内容が悪くても、最後にピッチに立っているのがドイツ、と書いている人がいましたが、勝てばいいのよ、勝てば!

もう一組の準決勝は、スペイン対ロシアで、スペインが3-0でロシアを下しました。
今大会のロシアは勢いがあり、先生も「ロシアが勝つんじゃないか?」と予想してましたが、エースFWのアルシャビンの動きを封じ込められ、どうにもならなかったようです。

ということで、決勝はドイツ対スペイン!試合開始は日本時間で6月29日27時45分。
ドイツは「無敵艦隊」を見事撃沈することができるでしょうか?

映画『愛より強く』感想

 ドイツの対戦相手は、トルコに決まりました。試合は26日に行われます。しかしドイツのレーヴ監督、もう決勝の話をしています。気が早すぎます。いくらトルコが格下で、主力選手が怪我等で出ないからといって・・・。勝って兜の緒を締めよ、です。

 さて、DVDでファティ・アキン監督の『愛より強く』を見ました。(ネタバレ含む)

 妻を亡くし自暴自棄になっていたドイツ系トルコ人・ジャイトは、飲酒運転で壁に激突し病院送りになる。そこで出会った若い娘・シベルにいきなり「偽装結婚」を提案される。同じくドイツ移民の保守的な家庭に暮らすシビルにとって、「結婚」が家を出る唯一の手段だったのだ。
 「人助け」のつもりで結婚したものの、ジャイトは昔の恋人とは切れてないし、シべルも夜な夜な男と遊びまわっている。
しかしいつしか「夫と妻」として互いを意識し始めたころ、ジャイトはシベルの浮気相手を誤って殺してしまう。

 原題は“Gegen die Wand(壁に向かって)”。「壁」とはドイツに住むトルコ系移民を取り巻く「壁」なんだろう。映画評もその観点から取り上げたものが多かったけど、そもそもドイツ人との対比がなかったから、その「壁」はあまり感じられませんでしたね。

 しかしジャイトもシベルも、、痛々しいほど不器用で稚い。ジャイトは妻の死を受け入れられない。シベルも、ジャイトを失って初めて彼を愛していることに気づき、絶望のあまりまたもや自殺未遂を起こしたり、破滅的な生活を送ったりします。

 最後は、服役を終えたジャイトが、シベルを追ってイスタンブールに行きます。ハッピーエンドではありませんでしたが、「救い」のあるラストでした。ジャイトが自分の殻――時に壁よりも強固なもの――を破って、「再生」を果たしたからなのでしょう。

ドイツ、3-2でポルトガルに勝利!

  朝起きて、パソコンを立ち上げて、Halbfinale(準決勝)の文字を見たとき、一瞬思考が停止した。・・・ということは、ポルトガルに勝ったっていうことー!?

 監督がベンチに入れない、コンタクトも禁止、という異常事態。そうでなくても怪我人いっぱい抱えたドイツが、勢いづいている今のポルトガルに勝てるはずがない、というのが大方の予想でした。ところが。
 クロアチア戦でレッドカードもらって、次のオーストリア戦は出場停止だったシュバインシュタイガーが、前半22分、1点目を奪い、その4分後にクローゼがヘッドを決める。後半61分、キャプテン・バラックが3点目を追加。
ポルトガルに2点を奪われましたが、エースストライカーのクリスティアーノ・ロナウドの動きを封じることに成功したようです。
 ベルリンのTV局などは、「(地元ヘルタ・ベルリンから選出された)
フリードリヒがロナウドを止めて準決勝選出!」と手放しの喜びようです。

 グループリーグでは、あんなにグダグダだったのに…。「ゲルマン魂」という言葉は、ドイツにはないそうですが、ドイツはやるときはやってくれる、そういう底力を体現する言葉ですね。

 準決勝では、クロアチア対トルコ戦の勝者と戦います。このまま勝ち進んで、Pokal(優勝杯)を持ち帰って欲しいな♪

ドイツグループリーグ突破と「第4の男」

コルドバの奇跡、ならず!ドイツがオーストリアに、1対0で勝ち、準々決勝(Viertelfinale)進出です。グループリーグ突破を賭けたこの試合、メルケル首相も5人の閣僚とともに観戦してました。
後半49分、キャプテンのバラックのフリーキック(
Freistoß)で先制点を得、それで勝ち越しました。

でも、インターネットでの書き込みを見る限り、内容は良くなかったようです。「クローゼや期待の新星マリオ=ゴメスらFWの不調」「ザルのような守備」・・・。
 それよりびっくりしたのは、前半40分に両国の監督とも、主審からベンチからの退場を命じられるという前代未聞の状況だったこと。
第4審判が、「2人で口げんかしていたから」「2人ともコーチング(テクニカル)ゾーンから出ていた」と言ったから、とありましたが、それくらいで!?そういやどこかで今回出場停止のシュバインシュタイガーの隣に座っている写真見たな、と思いましたが、そういうことだったのか。レーヴ監督もこの「第4の男」(ウィーンなので「第三の男」にかけている?)を辱めるつもりはないが、と前置きした上で、「我々は絶対に出ていない。口げんかどころか黙っていた。」と“容疑”を否認しました。オーストリアの監督も「彼は注目を浴びたくて、自作自演したのではないか」とまで言ったそうです。指揮官不在のなかで、勝利をもぎ取ったのはドイツでした。インターネットで見ましたが、あのフリーキックはすごかった。弾丸のようでしたよ。

http://sport.ard.de/euro2008/news200806/17/vierte_mann.jsp

準々決勝では、今大会絶好調のポルトガルと対戦します。WM2006のときは、3位決定戦であたりましたね。このときは勝ったけど、今のドイツでは望み薄ですかね・・・。

でも、2006年のときも最初は調子よくなかったけど、どんどん勝ち進んだし、このまま、準決勝(Halbfinale)、決勝(Finale)まで進んで欲しいですね。

コルドバの奇跡?

サッカー・2008年ヨーロッパ選手権(EURO2008)が始まりましたね!今回の開催国は、スイスとオーストリアの2国共催です。

ドイツ語ではEuropameisterschft、略してEM。ついでにワールドカップはWeltmeisterschftWMです。

今はグループリーグの真っ最中。ドイツはグループBで、対戦相手はポーランド、クロアチア、オーストリアです。

ドイツは、初戦のポーランド戦こそ2-0で勝ちましたが、クロアチアに3-1で負けました。確かに「楽勝」と言える相手ではなかったけれど、まさか負けるなんて・・・、と国中がショックを受けました(多分)。

6月13日のオーストリア戦、これに勝てば、最悪引き分ければ、クロアチアとともに準々決勝進出ですが、負ければグループリーグ敗退です。

これに対しオーストリアは、1978年のW杯アルゼンチン大会で、3対2で当時の西ドイツを破ったことにあやかって、“CORDOBA78”キャンペーンをやっているようです。(コルドバCórdobaは開催地)。記念切手を発行したり、ウィーンの大手精肉業者が、オーストリア名物(?)チーズ入りソーセージ3本、焼きソーセージ2本が入った限定パッケージを発売したり・・・。

http://sport.ard.de/euro2008/news200806/14/bg_cordobamanie.jsp

オーストリアでは「コルドバの奇跡Das Wunder von Córdoba」と紹介されていますが、ドイツのサイトでは「Die Schmach von Córdoba(コルドバの屈辱)になってましたね。

この試合の勝者が、6月25日(木)、グループAの勝者ポルトガルと対戦します。さて30年ぶりの対決で、奇跡が起こるのはどっち?←ドイツに決まってるよね

余談ですが、ドイツ語教室のM先生の故郷スイスは、トルコに破れ早くもグループリーグ敗退が決まりました。先生しょげてました。

DVD『太陽に恋して』感想

 ファティ・アキン監督作品『太陽に恋して』をDVDで見ました。
 ハンブルクに住むさえない教育実習生ダニエルが、一目ぼれした女の子を追ってイスタンブールに向かって旅立つというロードムービー。
 途中で車が壊れてしまい、仕方なくヒッチハイクした車はブタペスト行きだし、そのブタペストでは金とパスポートを盗まれ、その他にもいろんなトラブルに巻き込まれ散々な旅路なのですが、いろんな経験を経てダニエルも逞しく(図太く)成長していきます。
 「幸運のお守り」と称して太陽の指輪を売りつけた露天商の女の子・ユーリとの関係の変化も見もの。実は彼女自身がダニエルに恋をしているのに、ダニエルの恋のために一緒
に旅をする。けなげです。(はにかんだ感じの笑顔がすごくかわいい。)原題の‘Im Juli’は、「7月に」という意味ですが、彼女の名前にも掛けてあるのですね。

 ブルガリアでヒッチハイクをした車の持ち主が、実は一目ぼれした女の子の恋人だったとか、ありえない偶然も「映画だからいいよね!」と思えるような、すがすがしさ。ドイツ系トルコ人のファティ・アキン監督は、第54回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した『愛より強く』でトルコ移民の偽装結婚問題をテーマにしているので、この映画ももっとお堅い感じなのかな、と思っていたのですが、いい意味で裏切られました。

 アキン監督は俳優として活躍しているそうで、この映画でもルーマニアの国境警備兵として出演しています。
 しかし、主演の
モーリッツ・ブライプトロイ。『ラン・ローラ・ラン』でのヒロインの恋人役といい、情けない男の子の役がなんて似合うんだろう。

トルコ行きたくなりました。♪飛んでイスタンブール。(←古い?)

映画『MY FATHER』感想

『MY FATHER』(映画公開時)のDVD、レンタルビデオ屋でやっと見つけたよ~!もう一度見たくてずっと探していたのよ!

1985年。戦後南米に逃亡したナチスの大物、アウシュヴィッツ収容所で人体実験を行い、「死の天使」と呼ばれたヨーゼフ・メンゲレ医師の遺骨が発見された。この死が「偽装」ではないかと疑うユダヤ人団体の要請を受けて、弁護士ミンスキーがメンゲレの息子ヘルマンのもとを訪れる。ミンスキーの求めに応じ、息子は8年前父と会ったときのことを話し出した。

実話を基にした、ドキュメンタリータッチの映画です。DVDの『死の天使――アウシュヴィッツ収容所人体実験医師』という無駄に猟奇的なタイトルに引くかもしれませんが、これは父と子の関係を描いた、まっとうなヒューマンドラマなんですよ(力説!)。

逃亡中の父の元を訪れ、なぜあんな非道なことをしたか、と糾弾する息子に対し、あれは実験・研究であって人殺しではないと断言する父親。その信念のあまりのゆるぎなさに、息子は自分を見失いそうになる。分かり合えない以上、父親を裏切るか、守るかしか選択肢はない。息子が下した決断は――。

息子が求めたのは、父が悔い改め、全世界に向かって謝罪することではない。そのことが、いかに自分を傷つけたかを理解し、「すまなかった」と謝罪してくれることではなかったか。父親を理解したい、という言葉は、父親にも自分を理解して欲しいことの裏返しなのではないか。泣きながら父親を糾弾する息子をみて、なんとなくそう思いました。

父親を見るヘルマンの顔は、常に「ほんとうに自分は父親を裏切ることができるのか」という不安で揺れています。できないからこその苦悩、葛藤なのでしょう。罪人の子はやはり罪人なのか、という問いかけに対するヘルマンの答えは、「どんな父親でも絆を断ち切れない、それこそが子の罪」でした。

多くの人に見てもらいたい映画です。超個人的な意見ですが、『戦場のピアニスト』のドイツ将校役より、『ヒトラー・最後の12日間』のナチス幹部役より、「役者トーマス・クレッチマン」を堪能できる映画だと思います。映画公開時は原題どおりの『MY FATHER』だったのに、DVDになったときにマニア受け狙いのタイトルに変えた配給会社のセンスを疑います。

ところで今、トーマス・クレッチマン何しているんでしょうか。現在公開中の『NEXT』という映画に脇役で出ているらしいですが・・。ドイツ本国では、児童文学が原作の『Die wilden Huehner und die Liebe』という映画にヒロインのパパ役で出ているみたいです。日本でいつか公開されないかしら。

HPにソウル旅行の記事UP

5月に行ったソウル旅行のときのことを、ホームページにアップしました。

あれもこれも、と盛り込んだ結果、フリーツアーなのに、ガイドさんにも呆れられた過密スケジュール(笑)。夏の旅行の参考になれば幸いです。

http://members2.jcom.home.ne.jp/siegessaeule/seoul/seoul.htm

JCOM加入者専用ホームページについて

 またおバカなPCが不具合を起こして、インターネットにつながらない・・・。
 2ちゃんねる向けのツール 「禁断の壷」が原因らしかったので、さっさとアンインストールして、それでもだめだったので取扱説明書を見ながら、手動で設定しなおしたら復旧しました。

 それでJCOM加入者専用のホームページを見てみたら、案の定、そのことが掲載されていました。
 職場から見てみようとしても、契約してないので見られないし、JCOMの一般向けの(誰でも見られる)ホームページには、そのことは掲載されていませんでした。障害メンテナンス情報とか、どうやって入手したらいいの!?と思わずむくれてしまいましたよ。いちいち電話して聞けってのかい?
 加入者専用のホームページって言っても、Yahooやniftyのトップページと同様で、ニュースや天気その他のコンテンツの見出しで構成されているだけなんですけどね~。

加入者向けサービスについてはどうせログインしないと使えないわけだし、そこまでやる必要があるのだろうか。

 さて、父がウィルスバスターを買ってきたので、便乗してやっとセキュリティソフトを入れました。2ヶ月間無防備状態。しかしまあ、重いこと重いこと。改造して「早くなったわ、ウフフ」ってなったのが元の木阿弥・・・。でもこれで安心ですよね。

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ