フェルメール展
東京都美術館で開催中の『フェルメール展』を見に行ってきました。
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フェルメールの残した作品はわずか30数点ほど。そのうちの7点が一堂に集いました。そのほかに、フェルメールの故郷・オランダのデルフトで活躍した画家の作品約35点が展示されています。
当選者のみの特別招待日なのでそれほど込んでないし、作品数も多くないのでゆったりと鑑賞することができました。一つ一つの作品に解説がついているのも親切。たとえば、ヘラルト・ハウクヘースト「デルフト新教会の回廊」。言われれば「あれ?」とは思うものの、普通ではありえないパースで描かれています。これは魚眼レンズで見たところを想定して描かれているとか。
あと、今回知ったこととしては、1654年にデルフトで火薬倉庫が爆発するという大事故が起こったこと。今回来ている画家の中にも、犠牲になった人がいます。フェルメールはその後も生きていたことを考えると、事故には巻き込まれなかったってことですね。
一番気に入った作品はフェルメールの「小路」。これは現存する2点の風景画のうちの1点だそうです。フェルメールのよさは、やはり光の使い方ですね。静謐な中に、人物の息遣いまで聞こえてきそうです。
画集だと大体みな同じ大きさに揃えられているので分かりませんでしたが、チラシなどでクローズアップされている「ヴァージナルの前に座る若い女」などはA5サイズという小さなものでした。百聞は一見にしかず。このところ美術展とはご無沙汰でしたが、やっぱり本物を見るのはいい経験ですね~。
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