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文楽9月公演

 文楽9月公演を見てきました。演目は「奥州安達原」から、「朱雀堤の段」「環の宮明御殿の段」「道行千里の岩田帯」「一つ家の段」「谷底の段」。

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<夜の国立劇場  赤い雪洞がきれい>

 「奥州安達原」は、八幡太郎義家の奥州攻め(前九年の役)で滅亡した安倍頼時の遺児、貞任、宗任兄弟が義家に対して復讐をはかるという壮大なドラマに、奥州ゆかりの善知鳥伝説や黒塚伝説を織り込んだ時代物。

<あらすじ>
 帝の弟の環の宮が失踪した。安倍貞任、宗任兄弟が謀反を起こす拠り所として宮をさらったのだと推測した義家は、家来の生駒之助をその恋人、恋絹とともに奥州へ向かわせた。
 奥州安達原にまでやってきた二人は、野中の一軒家に住む老婆に一夜の宿を請う。臨月の恋絹が苦しみだしたので、生駒之助は老婆とともに薬を買いに行く。途中で生駒之助を置き去りにして一人戻ってきた老婆は、恋絹の腹を割いて胎児を取り出す。
 実はこの老婆は、貞任、宗任兄弟の母親・岩手で、さらってきた宮が声の出ない病気にかかったので、それを治すために胎児の血を必要としていたのだった。しかしその宮が替え玉であったこと、今手にかけた女が生き別れた実の娘であることがわかると、岩手は谷底へ身を投げた。

 いやあ、陰惨ですね・・・。あばら家で、女二人が争って、その後腹から赤黒いものを取り出すわけですよ。そのあばら家には、白骨だとかもぎたての腕(!)とか転がっていてですね・・・。
 人間関係が入り組んでいて、イヤホンガイドとパンフレットがないと筋がわかりにくい話でした。

 今回の公演で、五世豊松清十郎襲名披露があったということで、ロビーにお祝いが飾ってありました。豊松清十郎さんは、「奥州安達原」では生駒之助を遣っていました。

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 久しぶりに文楽の舞台を見ましたが、全体的にふわふわ軽い印象を受けました。なんでだろ。でもあの三味線の「ベベン」という音色とか、人形たちの美しさとかには、ほんとにうっとりしますね。

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰さんです。
トップページのデザイン秋バージョンに変えたんですね。
清々しく涼しげで、綺麗なデザインですね。
相変わらず文化活動に余念の無い様子、さすがです。
文楽や歌舞伎って、オペラと一緒でとりあえず見続けると、色々と面白みが解ってくるのですが、なんか敷居が高い感じがしません?
ヴィンのフォルクスオパーみたいに、立見席なんてのがあるともっと身近なものになるのにね。
日本は文化を大切にしてる割に広め方が下手ですなぁ。

お久しぶりです。
敷居が高いってのは、やはり見る機会が少ないからなんでしょうね。そもそも演者がオペラやクラシックなどに比べると圧倒的に少ないし、文楽をやれる会場も少ないですよね。国立劇場も狭くて立ち見席なんてつくれないでしょう。
「のだめ」でクラシックブームが起きたように、歌舞伎役者や文楽の太夫さんが主人公の漫画やドラマがヒットしたら、少しは敷居が低くなるかな?

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