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DVD『遠い路』感想

『純愛中毒』、借りられていたので、今週は『遠い路』。このドラマ、前にテレビでやっていましたよね!最初だけしか見てなかったけど。

ソウルで働くソンジュは、正月になったら恋人のギヒョンを連れて田舎に帰ると父に約束したのに、正月を目前にして振られてしまう。駅で白タクをやっていた青年ウシクに声をかけられたソンジュは、男手一つで育ててくれた父を失望させまいとして、ウシクに恋人の振りをしてくれるように頼む。ウシクはお金と引き換えに承諾する。

これはソンジュとウシクのラブストーリーじゃなくて、父親とウシクの物語ですね。

婿に会えた嬉しさに、父親の上を下へも置かぬ歓待ぶりに、ソンジュの方は複雑だけど、孤児院育ちのウシクは「息子」と呼ばれて悪い気はしない。

父親に挨拶するシーンで、額づくようにしてお辞儀したり、目上の人に顔を向けないようにしてお酒を飲んだりしていました。韓国は儒教の影響で目上の人に対する礼儀作法が厳しいと聞いていましたが、恥をかかないように孤児院で厳しく躾けられたのかな。顔もよくて背が高くて性格もいい。こんな息子だったら私もほしい(笑)。

好きなシーンは、腕相撲をした後、酔い潰れた父親をおんぶして家まで戻るシーン。「ギヒョンや」と自分の名前ではないのだけれど、「息子」と何度も呼びかけられて、そのたびに「はい、お父さん」と答える声がだんだん涙声になっていくのです。見ているこちらも目頭が・・・。

父親が突然倒れ、病院に連れて行く。ウシクは医者から「本人からは娘には言うなと口止めされているが、かなり悪い」と聞かされる。ソンジュの父親を、自分の父親のように思い始めていたウシクは、ソンジュに提案する。「お父さんを二人で分けないか。」かなり突飛な申し出に聞こえるが、ソンジュと結婚するという意味ではなく、ただ純粋に親孝行がしたいから。イ・ビョンホン演じるこのウシクは、天涯孤独という翳を感じさせない明るい青年ですが、こういった言葉の端々に愛情に飢えていることが感じ取れて、はっとさせられます。

最後は、「家族旅行」と称してソウルの病院に向かう旅路の車の中で、父親が「ここにもう一人欲しいなあ、孫が欲しいなあ」と言い出し、二人が照れ笑い。遠からずそうなるよね~、という予感を残して終わります。
失恋と父親をだましている罪悪感からいつもつらそ
うに笑っていたソンジュも、最後には晴れやかな笑顔になったので、ああよかったね、とこちらもほっとしました。

なかなか嫁に行かない娘ですまない、と心の中で自分の父親に詫びながら見ましたよ(笑)。

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コメント

『純愛中毒』もそうなんですけど、ウシク ソンジュ お父さん 東天紅のような声のおばさんの、ほとんど四人だけのドラマ。 (ギヒョンや、ごめんね。)

家族のぬくもりを知らないウシクが、仮初めの父親にドンドンなついていく・・・、「ギヒョンや」「ハイ、お父さん」には、私も毎回 もらい泣き。
銭湯に誘われて、嬉しさをかみ殺しているウシクも、靴下を洗ってもらっているウシクも好きでした。
小さい作品ですけど、心が温かくなります。

Rioさま、コメントありがとうございます!

そうそう、あの近所のオバちゃんも忘れちゃいけませんね!

父親の、ウシクへの惚れ込みようったらすごかったですね。寝ている間に無意識に手を掴んじゃったりして・・・。自分が長くないことを悟っていたから余計、「娘を安心して託すことが出来る」と喜んだのでしょうね。銭湯のシーンもほのぼのしました。

「人を慈しむ」っていう思いに満ちているようなドラマでした。素敵なドラマを紹介してくれてありがとうございました。

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