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DVD『我が心のオルガン』感想

みんみん鳥の「イ・ビョンホンまつり」も佳境(?)を迎えました。

1960年代の韓国の山村。ホンヨンは17歳ながら、家庭の事情で小学校に通っている。
新しく赴任してきた、新卒でまだ21歳のカン・スハ先生(←初々しいイ・ビョンホン!)に憧れるが、カン先生は、年上の美しいヤン先生に想いを寄せていた。音楽鑑賞という同じ趣味を持っていた二人はジャズのLPを貸し借りするが、カン先生が彼女のために苦労して取り寄せたレコードを子どもがいたずらをして割ってしまう。
 カン先生が告白しようとした矢先、ヤン先生は婚約者と留学するため学校を辞めてしまう。失恋の痛手で授業にも身が入らない。
学芸会の準備中、子供のいたずらで講堂で火事が起こる。人を教えることの難しさを痛感したカン先生は学校を去ることを決意。別れの日、ホンヨンが寄越したプレゼントの包みには、割れてしまったレコードと同じものが入っていた。

たしかにあのラストは蛇足でしたね。でもあれが韓国映画の「お約束」なのかもしれません。

 カン先生に想いを寄せるホンヨンが微笑ましくてね。カン先生がいたずら心で肘をつねったことが気になって仕方がなくて、「キャー」と里山で叫んでみたり。最初、「精神年齢は10歳?」と疑うくらい幼かったホンヨンが恋を知り、別れのときには大人びた表情を見せてました。演じたチョン・ドヨンという女優さんは当時26歳だったとか。全然違和感なし!
カン先生が片思いをするヤン先生は、「純愛中毒」でウンヒを演じたイ・ミヨン。純愛中毒では広末涼子に似てると思いましたが、本作では縦ロールの髪型で昔の斉藤由貴みたいだと思いました。

 カン先生は作文の力をつけるため、生徒に毎日日記をつけるように言います。ホンヨンがカン先生への気持ちを赤裸々に綴るのがおかしくて。ユン先生との噂を聞いた日は、「厚化粧なんかして気持ち悪い!」。ユン先生が学校を辞めると「いなくなって嬉しい!」と書き、「勝手な奴だ」と言われてしまう。カン先生にしても、生徒とは言っても4歳しか違わないし、女の子に好意を寄せられるのは素直に嬉しかったようです。韓国版『初恋の来た道』って感じでしたね。

 昔の韓国の風俗描写が興味深かったです。運動会のシーンがありましたが、日本と同様、大玉ころがしや綱引き、借り物競争をやっていました。ただ、日本では紅白なのに、青と白に別れていましたね。ネットで調べたところ、やはり運動会は日本の統治時代の名残のようです。紅白じゃないのは、やはり「日本」を意識させるからかしら。

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韓国ドラマ」カテゴリの記事

コメント

みんみん鳥さんに、心から感謝!
毎回 切り口が鮮やかで、「早くアップしないかな?」「いやいや、お楽しみは先の方が・・・」などと思いつつ、楽しませていただいております。

当時28歳のビョンホンさん、21歳の新任教師役も 無理無く自然体の演技で、とても新鮮でしたよね。
草や木や土のにおいを感じながら、村人のひとりになったような感覚で観た作品です。

さて、ドラマですが 『珠玉の』と言っても過言ではないシーンもあり、二度と見たくないシーンもあり・・・お勧めしたものの複雑な心境です。

『美しき日々』は視聴者の声で主役の座に・・・。
(これで元・主役を筆頭に <アンチ・ビョンホン>が急増しました。ファンとしては 胸が痛いです。)
現場はピリピリするし、台本遅れもあってビョンホンさんは過労で倒れるし・・・、心身ともに辛いお仕事だったのに商業的には大成功でした。

『Happy Together』は、チーム・ワークが抜群で、ケンカのシーンで目の上を何針か縫う怪我をしたというのに、現場は最後まで和気藹々。
アドリブが飛び交い、監督が真っ先に吹き出してNGを出したり・・・、そんな楽しい雰囲気が画面から伝わって、観るたびに元気を貰っています。

『風の息子』の汚いチンピラ役も、見ものなんですけど・・・。(優秀演技賞 受賞)

前にも申しましたが、『連続ドラマ』は時間に追われて作っているので、どうぞ瑕疵の部分には お目こぼしを・・・、そして どうぞ充分お時間のある時に ご覧になってください。
贔屓目ではなく、「なんだか なぁ・・・」という作品でも、ビョンホンさんの出ているシーンだけは光っていますよ。(笑)


Rioさま、コメントありがとうございます!

好き勝手な感想を書いているだけなのに、興味をもって読んで下さって、こちらこそ感謝しております。
ビョンホンさん、撮影当時28歳だったんですか。そうは見えませんね!ああいう、表情豊かな好青年役はピカいちですね。
それと、移り変わる自然の景色がよかったですね。春はレンギョウとツツジ、夏は蚊に食われながら芝居見物。秋は運動会や遠足、冬の雪景色・・・。

週末に1本見るのがせいいっぱいなので、お勧めのドラマは年末にまとめて見ますね。いろいろ裏話も教えていただいたし、楽しみにしてます。

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