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DVD『マラソン』感想

健常者でも難しい「サブスリー」(フルマラソンを3時間以内に走ること)を、自閉症の青年が達成。
韓国では520万人が見た、実話を基にした感動ストーリー。私もボロボロ泣いてしまいました。(最近ほんと涙もろい・・・)

母の願いは、息子より1日長く生きること――。
キョンスクは自閉症の長男チョウォンの世話に追われ、夫や次男チュンウォンのことを顧みなくなっていった。いつしか夫は家を出て行っ
た。

時は流れ、チョウォンはシマウマとチョコパイとジャージャー麺、そして走ることが好きな19歳の青年になっていた。10kmマラソンの大会で3位入賞したチョウォンを、サブスリーに挑戦させようと考えたキョンスクは、元有名ランナー、ソン・チョンウクを息子のコーチとして雇う。
最初はやる気のないチョンウクだったが、やがて純粋なチョウォンに惹かれていき、自身もマラソンへの情熱を蘇らせる。だが息子と親しくなっ
ていくチョンウクに、キョンスクは逆に嫉妬しコーチを辞めさせる。
弟チュンウォンが警察に補導される事件が発生。兄にかかりきりの母に反発していることを知り、キョンスクは愕然とする。さらに地下鉄
構内でチョウォンが痴漢に間違えられて大騒ぎになる。キョンスクは倒れ、病院で胃に穴が空いていることが判明、手術を受ける。
彼女は自分のエゴですべてを進めてきたのではないかと自分を責め、チョウォンに走ることをやめさせる。
しかしマラソン大会当日、チョウォンは自ら出場したいと意思を示した。母の手を振り切ってみごと完走、「サブスリー」も達成する。
父親も戻ってきて、4人家族の新たな生活がスタートした・・・。

「この子は母親の私なしでは生きていけない」と思っているようだけど、実は「母親の方が子どもに生きがいを求めているのではないか」。痛い言葉です。よかれと思って、障害があるからといって世話を焼きすぎて、かえって自分の操り人形にしてしまったのではないか。(でもこれって健常者の親でも当てはまることですが・・・。)弟の反発も、出て行った父親の後ろめたさも、分かるような気がして胸が締め付けられました。障害者の家族の葛藤がよく描けていると思います。

弟の意識の変化が興味深かったです。
自閉症の人は、コミュニケーション能力に問題があって意思疎通が図れないだけで、いろんなことを考え、感じ取っているそうです。
チュンウォンはチョウォンのことを「兄」とは思えず、恥ずかしいと思っている。乱暴な言い方かもしれないけど、考えや感情があるとす
ら思えなかったんじゃないか。
しかし母親の入院のシーンで、雨の中立ち尽くすチョウォンを見て、「何も理解できない、感じていないわけじゃない」ということを悟っ
たようでした。
「あいつ」と呼んでいたのが、最後で「兄さん、ファイト!」と言えたのは、チョウォンを家族として認められるようになったのでしょう

コーチがレース中のチョウォンに「ゆっくり走れ、しかし雨が降ったらチーターのように走れ」と言います。雨なんてほんとに降るのかな、と思っていたら、ゴール直前の地点でホースで放水していました。雨だと思ったチョウォンは全速力で走り出します。速度調整の出来ないチョウォンに、ゴール直前にラストスパートをかけろ、ということを、そういう言い方でアドバイスをしたわけです。上手いな~。

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コメント

ご無沙汰さんです。
カキコ遅れて的外れですが、湯島天神に初詣にいかれたんですね。
そこここの彫刻物はいかがでした?
本殿、拝殿、回廊の彫刻のデザインをした方と、宝物殿の彫刻のデザインをした方との違いが顕著に出ていたと思います。
宝物殿の彫刻は彫り易かったのですが、前者のほうは図柄が細かく、彫っていて勉強にもなったし、楽しかったのを覚えています。
ところで浅草寺の提灯の下の彫刻の写真、コピーさせていただいて良いですか?許可を頂ければコピーさせて頂きとうございますので、Ja oder Neinをお知らせ下さい

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