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2009年2月

新作ニット:3目ゴム編みマフラー

明日からもう3月ですね。
「朝もやラ・セーヌ」が安売りしていたので、帽子とおそろいのマフラーを編みました。今ごろ編んでも出番がないかな~、と思っていたのですが、何この寒さ。昨日なんか雪が降りましたね。

Zatu_3

3目ゴム編みの“畝”がまるで、シャルロットケーキのよう。5玉、12号針を使って29目で編んで、長さはだいたい2m、幅は10cmくらいでしょうか。

3月2日のわが社のホームページ公開に向けて、各委員、家で作業してました(休日なのに・・・)。Gメールのやり取りを見ていると、まるでチャット状態。デザイナーさんから地図等が送られてきたり、取りまとめの委員から指示が入ったりして、状況が刻々と変化するので、ずっとPCに張り付いていて疲れました。
私は文の修正や写真の張替えくらいしか出来ないので、直したいところを見つけると「ここ修正お願いしま~す」。するといくらもたたないうちに、パソコンに詳しい委員から「直しましたよ。」と来るのです。素晴らしいよ。

Googleのブラウザ「Chrome」

会社のホームページ製作に関連して、無料でしかも容量が7Gもある「Gメール」を各製作委員が取得し、データのやり取りをすることになりました。
で、ある委員が「Googleが提供しているブラウザ「Chrome」だとGメールやるとき便利だし、表示が速いし、印刷もちょん切れないで出来るよ」と教えてくれました。インターネットの表示の遅さを嘆いていたワタクシ、さっそく「Chrome」をダウンロードしました。

そうしたら、速えええええ!驚くほど動作が速い!IE6(ためらいもなく「イー・エー」と言っていたが、他の人が「アイ・イー」と言っているのを聞いて、ドイツ語読みをしていたことにそのとき気がついた。)で、表示に時間がかかってマフラー1段くらい編めちゃうのは、ウィルスバスターが重たいからだと思っていましたが、違ったんだ!IEに問題があったんだ!編んでる暇ないよ!と思わず興奮してしまいました。

気になる使い勝手ですが、IE7と同様、ウィンドウが次々出てくるのではなくてタブで表示されます。起動すると「新しいタブ」が表示され、そこには、「よくアクセスするページ」が載ってます。(←これ、消したいなと思っても消し方が分からないのだが・・・。)
これはいい!と思ったのが、IEで「お気に入り」に登録していたのが、自動的に移植されてました。
右上にある紙およびペンチのアイコンをクリックすれば「検索」だとか「文字拡大」だとか、必要な機能は見つかります。でもなぜかGoogleのトップページにはリンクが張っていないので、「ブックマークマネージャ」を使って、ツールバーにアイコンを追加しました。

いま、ブログ作成画面を開いているのですが、なぜか文字の色をかえるアイコンがない・・・。ブラウザによってアイコンがなくなるなんて、どういうことなんだろう・・・。

と、まあまだどんな風に使えるか全部わかっていないけど、この速さを体験したらIE使えないわ・・・!

とりあえず、報告でした。

DVD『ラスト、コーション』感想

原題は「色|戒」、英語の題名は“LUST,CAUTION”。
「色」は「情欲」、「戒」は「戒め」そして「誓い」という意味があるとか。男の命を狙う女と、ターゲットである男の情事は、血が噴出しそうなほど激しく痛ましい。

日本の占領下にある上海から香港に来たチアチー(←石原さとみ似)は、抗日運動に燃える学生クァンに誘われて、愛国劇団に加わる。
日本の傀儡政府の特務機関として、抗日運動を弾圧しているイーが香港に来ていることを知り、学生たちは暗殺を企てる。チアチーを「貿易商の妻のマイ夫人」に仕立ててイーに接近することに成功するが、イーは突然上海に帰ってしまい、計画は頓挫する。
1942年、伯母を頼って上海に戻ったチアチーは、国民党の工作員として活動するクァンと再会。イーの暗殺計画への協力を求められ、再び「マイ夫人」としてイーを誘惑し、彼の愛人になる。

「信じられるのはお前だけ」と、激しくチアチーを求め、「そのときだけは生きている実感が得られる」と言うイーと、それに引きづられるかのように、自分を保てなくなり、この悪夢から逃れたいと願うチアチー。

暗殺決行の日、チアチーはイーから贈られた指輪を一緒に取りに行こう、と言ってイーを宝石店に誘い出す。それをイーに見せているうち、チアチーは「逃げて」と口走ってしまう。それですべてを悟ったイーは逃げて事なきを得、クァンら学生グループは捕らえられて、処刑される。そのころ、イーはチアチーの部屋にひとり佇んでいた。

私は、イーは女の正体を知っていて、それを承知で関係を持っているのかと思ってたのに、そうじゃなかったんですね。いつ暗殺されるか分からない立場にいるにしては、惚れた女には無用心だな。

激しいセックスシーンが話題となった映画ですが、女の服を引き裂き手を縛って後ろから犯し、自分の欲望を満足させたあとは「それじゃ」と言って立ち去るトニー・レオン、鬼畜です。『インファナル・アフェア』のナイーブな青年のイメージが見事に覆された。
冷酷で憂いを秘めたトニー・レオンもよかったけど、受けてたつ(?)チアチーを演じる新人女優タン・ウェイも凄かった。野暮ったい女子学生から、華麗なチャイナドレスに身を包んだ艶かしい妖婦へ、見事な変身を遂げます。
この映画、戦時中であることとかイーの「仕事」の描写は少ないけれど、1940年代の上海のファッションとか風俗とかが忠実に再現されていて、それも見ものですね。

一度は頓挫した暗殺計画に再び加わろうとしたのは、もう一度イーに会いたかったからじゃなかろうか。待っているのは「破滅」と分かっていて飛び込んだチアチーの強さ、潔さに対して、彼女をそんな状況に追い込んでしまったのにもかかわらず、彼女を支える術を持たないクァンの幼さ、未熟さが対比させられていたように思いました。

Dreamweaver格闘記:ファイル削除事件

会社でホームページをリニューアルすることになり、「うちの職場で一番詳しいから」ということで、製作メンバーになったのが去年の4月のこと。しかし、経費節減のため、業者にテンプレートだけつくってもらって中味は職員が入力することに。しかもDreamweaver(略してDW)なんて、本格的Web作成ソフトでですよ?

さて、つい先日テンプレートが出来上がりました。私の部署のは、他のある部署とほとんど同じ構成なので、そちらの中味を手直しするだけです。原稿はもう出来ているので、ひたすらコピー&ペーストして、タグとタグの間の日本語を慎重に移し変えます。でもタグとか全然分からない人間がいじっていいの?なんて疑問はどっかにさておいて・・・。

でも、DW独特の言い回しとかあって、頭がこんがらがりますね!
例えば、ファイルをローカルからリモートサーバにアップロードすることは
PUT
逆にダウンロードすることは
GET。「新しいのゲットした?」なんて言われたら、ついポケモンを思い浮かべました。

複数の人間で作業してますので、「チェックイン/アウト機能」を使ってます。これを使うと、現在誰がどのファイルで作業中かが分かるのです。大ざっぱに言って

ファイルを開いて作業することが、チェックアウト

ファイルを閉じて作業終了することが、チェックイン

なんですよ。逆じゃないのか、と思いたくなりますが、DWからファイルを持ち出す(アウト)、ファイルを入れる(イン)ということのようです。ややこしい~!

昨日なんか大事件が。

DWが重たいのでファンが回りっぱなしで、軽くしようと思って、自分の担当以外のファイルを削除してしまったのですが、どうやらそれはリモート側だったようで。DW、開いて最初の状態で「リモートビュー」になっていたのに気がつかなかったのです。あとでブラウザを開いたら画面が真っ白で、こちらも顔面蒼白。
慌てて他のメンバーや業者に泣きついて、最新のデータをPUTしてもらい事なきを得ましたが・・・。

こんな調子で3月1日に予定どおり公開できるのでしょうか。

ドイツ・オープンハウス

ウィルスバスター2009に更新したら重いのなんの。起動も、インターネットのページ開くのも青息吐息というか、「いつまでかかっているんだ!」と途方にくれるくらい。ええ、もちろん馬力(メモリ・容量)が少ないせいだと分かっていますが・・・。

東京のドイツ文化会館で、2009年3月7日(土)にイベントがあるようです。

「ドイツ文化会館では、館内6つの機関、DAAD(ドイツ学術交流会)、DFG(ドイツ研究協会)、ドイツ観光局、フラウンホーファ研究機構、OAG(ドイツ東洋文化研究教会)、ゲーテ・インスティトゥートが協力して、建物をみなさんに開放します。
食べたり、飲んだり、体験したり・・・さまざまなイベントプログラムを用意してお待ちしています。
ゲーテ・インスティトゥートでは、日本語字幕つきのドイツ短編映画の上映、ドイツ語の授業体験プログラム等を予定しています。ドイツ文化・ドイツ語にふれてみる絶好の機会です。
お誘いあわせの上、お越しください。」 (ゲーテ・インスティトゥートのホームページより)

チラシには、ドイツ映画の上映、ワインの試飲販売、イースターエッグの色塗りなどの案内が載っていました。

ゲーテ・インスティトゥートの当該ページ

http://www.goethe.de/ins/jp/tok/ver/ja4212407v.htm

iKnow! 体験してみました。

「iKnow!」は、無料で英語を学習できるWeb上のサービスです。タイピングや択一問題などゲーム感覚で進められるほか、SNS機能もあります。新聞で紹介されてたし、友人も「ハマった」と言っていたので、私もチャレンジ!

利用には、ユーザー登録をしてログインするだけ。Webブラウザ上で利用するので、とくに専用アプリケーションをインストールするなどの手間はありません。学習コースは100近くあるそうで、基礎英語やTOEIC、受験英語に対応したコースとか、オバマ大統領の就任演説とか、映画の予告編やセリフを使って学ぶコースなんかもあります。

デモでやった「基礎ステップ1」で説明します。
一つのコースに対して、「iKnow!学習アプリ」と「ディクテーション(書き取り)アプリ」が用意されています。学習アプリを選択すると、今回学習する単語(アイテムという)を10個表示。一つの単語について意味、例文が2つ、スペルの計4つのタブがあります。一とおりそれが表示されたあとは、それらがランダムに出てきます。初級だし、ほとんど脊髄反射(笑)で答えられます。しかしうっかり間違えたり、タイプミスをすると「不正解」とか、「再学習」とか表示されてしまいます。また忘れた頃に同じ問題が出てきます。それで記憶の定着を図っているそうです。

「ディクテーション」アプリでは、学習アプリで使った例文が出てくるので、学習アプリをやった後でやるといいかもしれません。入力すると「ダダダッ」と本物のタイプを打ったときのような効果音が出ます。
初級レベル(基礎ステップ3)で腕慣らししてみましたが、短い文でも、けっこうタイプミスが多かったので「×」を食らって、何度も同じ問題をやり直しさせられてイヤになりました。自業自得だけど。

続けていくうちに、こういうミスや引っかかり具合とかをコンピューターで判断して、その人に合った問題が出てきたり、コースをお勧めしたりくれたりするそうです。
当分がんばってみるかな。

≪iKnow!のホームページ≫

http://www.iknow.co.jp/

DVD『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』感想

1956年、ソ連支配の共産主義政権下にあったハンガリーの首都ブダペスト。メルボルン・オリンピック出場を目前にした水球のスター選手カルチは、学生運動に身を投じる女子学生ヴィキに出会う。それまで政治に無関心だったカルチも、市民のデモを制圧しようとする軍や秘密警察AVOの横暴を目の当たりにし、ヴィキとともに戦うことを選ぶ。
革命を潰すべくソ連が介入、武装蜂起した市民との間に銃撃戦が繰り広げられる。2週間ほどしてソ連は完全撤退を約束、事態は収束に向かったように見えた。いったんはオリンピックを諦めたカルチだが、監督に頭を下げもう一度チームに加えてもらい、メルボルンに向けて出発する。しかしソ連は、約束を破り首都を包囲した。AVOに捕まったヴィキは仲間の名を言うように強要されるが、それを拒否し――。

その頃メルボルンで、ハンガリーは因縁深いソ連と対決。ソ連は次々と反則を仕掛けてきて、カルチは目の上を切ってしまいプールの水が赤く染まった。それでも堂々と戦ってソ連を退け、勝ち上がりついには金メダルを獲得。ハンガリーの国歌が高らかに流れる中、遠く離れたヴィキを思うのだった。

オリンピック史上、「メルボルンの流血戦」として有名な水球の試合を題材に、歴史に翻弄される若い男女の運命を描いています。ほとんどが銃撃戦。自由を求め、脅しにも屈しないヴィキは「白バラ」のゾフィーのようでした。
水球は、日本ではあまりメジャーではありませんが、ハンガリーでは昔から盛んだったみたいで、オリンピックで金メダルを9個も取ってるんですね。この水球の試合のシーンと、ヴィキの取調べが交互に映し出されて、より緊迫した雰囲気が醸し出されていました。


冒頭、ポーランドでもストライキがあったことが述べられていましたが、フルシチョフのスターリン批判を受けて、ソ連の傘下にあった国々で反動が起こったとのこと。「蒔いた種は刈り取る」という言葉がありますが、ソ連の刈り取り方は半端ないですね。戦車で押し潰す、だもの・・・。
「ベルンの奇跡」はこれよりたった2年前の出来事なんですね。「マジック・マジャール」なんていって、無敗の成績を誇っていたのに・・・。

新作ニット:耳当て帽

週末は風邪を引いてしまい、外に出られなかったので、去年から予告(?)していた、耳当て帽に着手しました。
「おそろいで編みたいニットのぼうし」 p12を参考にしました。本では耳当てのところは模様編みすることになってますが、省略して(←おいおい!)メリアス編みで。

2日で完成!編み込みにも初挑戦でしたが、我ながら可愛く出来た!三つ編みも可愛い!

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本のとおりに編んだのですが、かなり目深に被らないと頭頂部の形が変な感じに…。減らし目のやり方が上手くいっていないんだろうか。
本体から拾い目をして耳当てを作るんですが、継ぎ目が目立つよ~。

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使用糸mano creare  Tea Time Lサイズ 白/101を2玉、ショコラ/106 1玉
<針>12号4本針、7号鈎針

指定糸は実は、横田ダルマのプロバンスのメリノ(生成り/1)55g、(グレー/7)25gでした。太さ、似たようなものだからいいかと思って…。ちょうどセールで安かったし。

あともう一つくらい今冬で編みたいですね。

DVD『存在の耐えられない軽さ』感想

1968年のプラハ。トマシュは有能な脳外科医で、独身のプレイボーイ。
ある日トマシュは出張手術に行った先でカフェのウェートレス、テレーザと出会う。テレーザはトマシュのアパートに押しかけ、2人は結婚する。
トマシュと彼の女友達の一人である画家サビーナの計らいで写真家としての仕事を始めたテレーザ。トマシュは相変わらずサビーナとも逢い、一方で共産主義の役人たちを皮肉った論文などを書いていた。
やがてソ連の軍事介入が始まり、サビーナはプラハを去りジュネーブへと旅立つ。追いかけるようにして二人もジュネーブヘ向かう。異国の地での覚束なさや、相変わらず「軽い」トマシュに不安になり、テレーザは緊迫したプラハへと戻ってしまう。大学教授と交際していたサビーナもアメリカへと去る。
テレーザを追ってプラハに戻ったトマシュだったが、以前書いた論文が原因で外科医の地位もパスポートも失う。テレーザと共に田舎に行き、農夫としてひっそりと暮らし始める。
ある日、アメリカで新生活を始めていたサビーナのもとに1通の手紙が届く。それは二人が事故で死んだという知らせだった。

プラハの春、それに続くソ連の軍事介入が物語の背景になっています。
原作、ずっと前に読んだのでうろ覚えだけど、こんな話だったっけ・・・?トマシュの話というより、テレーザの自分探し物語っぽくなってました。

トマシュ役のダニエル・デイ・ルイスが、「軽い」というかエレガントというか。窓拭きしてても、トラクターを運転していても、女を目の前にしてギラギラしていてもエレガント。彼は「人生」というものをあまり深く考えていないので、医師としてではなくて農夫として働くことにも、惨めに思わないんだろうな。だから浮世離れした感じ。
今こういうエレガントな俳優さん少ないですね。ちょっとすぐ思い浮かばない。(今はジョニー・デップとか「ちょい濃い系」が流行りだしね)

テレーザ役のジュリエット・ビノシュ、初々しいけどちょっと鼻につくところがありますね。
サビーナ役のレナ・オリンが地味によかった。

破門Exkommunikation の波紋

第59回ベルリン映画祭が2月5日開幕しました(~15日まで)。オープニングは、トム・ティクヴァ監督の "The International"(Finanzthriller金融スリラー?映画)。
それから、ベルハルト・シュリンクの『朗読者Vorleser』を映画化した『本を読む人』、フランソワ・オゾンの家族ドラマ『Rickey』なども公開されて話題を呼んでいるそうです。

そしてもう一つ、今ドイツで話題を呼んでいるのは、ローマ教皇がガス室を否定している司教の破門を撤回した、という話題。

米CNNによると、ローマ教皇ベネディクト16世は1月24日、非認可の儀式で聖職に任命されたとして、1988年に前ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世により破門Exkommunikation されていた聖ピオ十世会、英国人のリチャード・ウィリアムソン司教ら4人の破門を撤回すると発表したそうです。

そのウィリアムソン司教は、先日スウェーデンのテレビ局に対し、「ナチスドイツの収容所で死亡したユダヤ人が20~30万人はいるが、ガス室で死んだ者はいない」などと主張しているとか。

この決定には、メルケル首相も抗議したそうです。
ヴァチカンによると、破門の撤回することで開かれた対話の妨げとなるものを取り除こうと思ったこと、撤回を決めた時点ではホロコースト否定発言のことを知らなかったこと、発言を撤回するようにと司教に要請した、といったことのようですが・・・。

http://www.oecumene.radiovaticana.org/ted/Articolo.asp?c=263696

聖ピオ十世会は、第2バチカン公会議(1962~65年)の決定に反対した故マルセル・ルフェーブ ル大司教が創立し、同公会議以前の教義、規律、秘跡、ミサなどに基づいて活動しているとのことです。
破門の理由は教義上のもので、ホロコースト問題とは関係がなかったようです。「異端」の教義にそれた子羊を迎え入れよう、と性急に事を運んだことが思わぬ事態に、といったところでしょうか。ベネディクト16世、「イスラム冒涜発言」といい、そんなのばっかりですね。
でもいまさらそんな人物の破門を撤回してもね・・・。「撤回」を撤回した方がいいのでは。

フリードリヒ・グラウザー『狂気の王国』感想

『狂気の王国』フリードリヒ・グラウザー著・種村季弘訳
作品社 定価2,400円+税

ベルン州捜査警察刑事シュトゥーダーのもとに、精神病院の医師から警護してほしいとの要請を受けた。何でも患者の一人が失踪、同時に院長までもが姿を消したというのだ。早速かけつけて捜査に当たるが、院長は死体で発見され、所持金も盗まれていた。さらに容疑者の看護士が自殺を図り、事件はますます謎めいていく。むき出しの無意識の世界、マット(狂人)の支配する王国で繰り広げられる犯罪を相手にシュトゥーダーはいかに立ち向かっていくのか・・・。(作品社ホームページより)

原題は「Matto regiert (Mattoはイタリア語で「狂人」)で、直訳すると「狂人が支配する」となります。
意外な人が犯人でしたが、真相については、何しろ相手は正常ではない者、どこまで本当だか分からない。謎めいたまま・・・。さしもの名刑事も、精神病院という独特の世界では空回りするだけで、振り回されっぱなし。

それに輪をかけて謎めいているのが、精神科医のラードゥナー博士。当時最先端だった精神分析を行う改革派のやり手で、仮面のような微笑を持つ男。一部の患者や看護士から崇められているが、そんなのは意にも介さない。彼の頭にあるのは診療のことだけ。シュトゥーダーを呼んだのは、心理学に並々ならぬ関心があるらしい彼に捜査を任せれば、診療の妨げにならないと思ったから・・・。
事件が一応の決着を見て、シュトゥーダーは病院を去る。別れ際にラードゥナーが自らピアノを伴奏し、夫人にシャンソンを歌わせる幕切れは、なんというか鳥肌が立つような緊迫感。「狂気は伝染する」と、本書の中で誰かが言っていたが、この精神病院という「王国」を支配する「マット」は、実は、ラードゥナーその人なのではないか・・・?

作者のグラウザーは、ギムナジウムを放校処分になったあと、各地を転々としながらさまざまな職業につきました。外人部隊にいたこともあり、このときの経験が作品に生かされています。その間に「シュトゥーダー刑事」シリーズを書いて、一躍有名に。しかしモルヒネと縁が切れずに、精神病院で一生を終えます。作品には作者の生涯がかなり色濃く反映されており、ラードゥナー博士や失踪した院長などにもモデルがいるそうです。

ドイツパンの店「ショーマッカーSchomaker」

友人からドイツパンをいただきました。

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ひまわりの種のパンSonnenblume

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中まで種がぎっしり!

ちょっと味見、とつまんでみたらあまりのおいしさに、瞬く間に半分食べてしまいましたよ!
ドイツパンって、酸味があるのが多いのですがまろやかで、種も香ばしくて。そしてなぜか蒸しパンのようにモチモチしているのよ!
それに
小麦粉は、無農薬のものを使っているそうです。

このパンは、東急大井町線の大岡山駅の近くにあるドイツパンのお店「
ショーマッカーSchomaker」のもの。シェフの清水さんはドイツで2年間修行したそうです。

「ショーマッカー」のホームページ。
通信販売もやっていますよ。

http://www.schomaker.jp/index.htm

話変わって、「小さな小さなドイツフェア」行きました。イベントスペースの2フロアを借り切ったほどの規模で、ドイツ、というよりアロマセラピーがメインのイベントでしたね。入場料1,000円というのは、アロマのセミナーや講習会を受ければ、元は取れるんでしょうけど、そうでない人にはちょっと高すぎるかも・・・。
軽食も販売されていたので、ランチボックスを買ってお昼代わり。ソフトドリンクとして出た「魔女のお茶」は、甘い香りがしました。

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≪ ランチボックス: ライ麦パン、白ソーセージ、ザウアークラウト≫

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