映画『グラン・トリノ』感想
昨日行われたDFB-Pokal、ブレーメンがレヴァークーゼンを1:0で下して、6度目の優勝を飾りました。
同日に行われた女子サッカーの方の決勝戦では、デュイスブルクがポツダムを7:0の大差で破りました。
さて、ANAでは、エコノミーでも各座席ごとにTVモニターが付いていて、好きなときに好きな映画を見られます。
で、早くも今年NO.1映画の呼び声高い、『グラン・トリノ』を見ました。
コワルスキーは、妻を亡くしたばかりの偏屈な老人。2人の息子とも疎遠だし、様子を見に来る牧師もけんもほろろに追い返す。
この街には、ベトナム戦争で国を追われたモン族のコミュニティーがあり、隣家もその一員だ。
ある日、隣家の少年タオが街のチンピラたちに脅されて、コワルスキーの愛車“グラン・トリノ”を盗みにくる。すぐさま追い返すが、償うよう母親に言われて、タオはコワルスキーの手伝いにくることになった。
最初は迷惑がっていたコワルスキーだが、心優しいが自分に自信のないタオを一人前にしてやろうと、何くれとなく面倒みるようになる。しっかり者の姉スーも、それを喜んでいた。
街のチンピラたちに絡まれたタオのために、「2度と手を出すな」と脅す。しかしチンピラたちが仕返ししたのは、コワルスキーではなかった。彼らはタオの家に銃弾を打ち込み、スーをレイプしたのだった。コワルスキーは自責の念に駆られ、単身チンピラたちの元へ向かったのだった。
まさか丸腰だと思わなくて、なにかどんでん返しがあるのではと思ったけど、あっさり殺されてしまって。
でもそれが、コワルスキーが自らの命と引き換えに、チンピラたちを刑務所に、タオたちに手を出せない場所に送るためだったというのが分かったときには、衝撃を受けました(←大げさ)。
コワルスキーは、昔朝鮮戦争に従軍した際、韓国で無抵抗の少年を殺したことがトラウマになっている。タオにその少年を投影して、面倒みることを罪滅ぼしのように感じたこともあったかもしれない。そうでなくても、モン族の姉弟との「友達づきあい」が、孤独な老境に生きがいや安らぎを与えたのは確かだ。そしてトラウマゆえに、生と死について考え続けてきた。だから愛しい者を守るために、あのような行動に出ることも厭わなかったのだろう。
決して暗く重い映画ではなく、むしろユーモアを感じられるほどなんですが、見終わったあとも心に重くのしかかる映画でした。





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