ドイツ料理を習う~シュペッツレのスープ~
ドイツ料理サロン「エスツィンマー」に参加してきました。今回はシュヴァーベン料理。(今回も写真なし。)
シュヴァーベン地方は、バーデン=ヴュルテンベルク州の南部。日本人にはシュトゥットガルト、シュヴァルツバルト(黒い森)のあたり、といったらわかりやすいか。
シュヴァーベン人は「ドイツのスコットランド人」と言われているそうですが、その意味は「ケチな人」・・・。
ドイツ料理というと、ジャガイモ料理ばかりかと思いきや、シュヴァーベンは小麦粉を使った料理が多く、ジャガイモを使った料理はほとんどないとか。
(ジャガイモを使うのは、北の方だそうです。)
今回紹介された「シュペッツレ」も、シュヴァーベンの郷土料理で、卵入りのパスタといったもの。専用の道具を使って作ります。肉料理の付けあわせとして必ず出てくるものだそうです。
(こちらのサイトでシュペッツレの写真作り方の様子を見ることができます。(英語))
①Vorspeise(フォアシュパイゼ:前菜)
Flädlesuppe(フレードゥレズッペ:パンケーキのスープ)
②Hauptgericht(ハウプトゲリヒト:メインディッシュ)
Filetspitzen aus der Pfanne(フィレシュピッツェン アオス デア プファンネ:豚ヒレ肉のフライパン煮込み)
Spätzle(シュペッツレ)
③Nachtisch(ナッハティッシュ:デザート)
Apfelsorbe(アプフェルゾルベ:りんごのシャーベット)
★ レシピ(それぞれ各4人分) ★
①Flädlesuppeパンケーキのスープ
<スープ>
牛肉500g
玉ねぎ、にんじん、トマト各2個
セロリ、長ネギ、パセリ
粉末コンソメ、塩、ナツメグ
<パンケーキ>
牛乳250ml、小麦粉200g、塩、卵3つ、油
牛肉と野菜でスープを作り、ザルで漉す。(中味は捨てる。)
パンケーキの材料でクレープのように薄いパンケーキを作り、錦糸玉子の要領で細く切る。
食べる直前にスープにパセリを散らす。
パンケーキをスープ皿に適量のせ、スープをかけて食べる。
②Filetspitzen aus der Pfanne
<豚ヒレ肉のフライパン煮込み>
豚ヒレ肉750g、ベーコン、玉ねぎ
生のマッシュルーム150g、マスタード、ケチャップ、塩コショウ、粉末コンソメ、サワークリーム
<シュペッツレ>
小麦粉250g、卵2、塩、水
豚肉、ベーコンは1センチくらいの太さに、玉ねぎは細かく、マッシュルームは薄く切る。
フライパンで、ベーコン玉ねぎ→豚肉→マッシュルームの順番に痛め、調味料で味付けする。サワークリームは仕上げに入れる。
シュペッツレの材料を混ぜ合わせる。固さは、固めでかなり粘り気があるような感じで。
しばらく寝かせる。
その間に鍋でお湯を沸かし、沸騰したら、Spätzlemaschine(シュペッツレを作る道具)にタネをいれ、鍋の上で渾身の力を込めて搾り出す。
さっと茹でたあと取り出す。
Spätzlemaschineがない場合は、タネをまな板の上におき、包丁で削ぎ落としていく方法もある。(中華料理の刀削麺みたいな感じ?)
皿にシュペッツレを盛り、豚肉とマッシュルームのソース(煮込み)をかけて食べる。
③Apfelsorbe(りんごのシャーベット)
りんご大8、水125g、砂糖70g、レモン、カルヴァドス(お好みで)
りんごを適当な大きさに切り、水、砂糖、レモンとともに煮る。
煮えたらミキサーにかけ、冷蔵庫で冷やす。食べるとき、生クリームを添えても良し。(注:この分量だとかなり甘く出来上がります。)
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