DVD『幻影師アイゼンハイム』感想
19世紀末ウィーンでは、大掛かりな奇術が一世を風靡していた。中でも絶大な人気を誇っていたのは、アイゼンハイムという名の幻影師。
ある日彼は舞台の上で、幼き日の恋人ソフィと再会する。公爵令嬢と家具職人の息子との身分違いの恋が成就するはずもなく、失意の少年は出奔し、15年後、幻影師としてウィーンに戻ってきたのだ。変わらぬ愛を確かめ合う二人。
ところがソフィは謎の死を遂げる。皇太子の婚約者と目されていた女性の死にウィーン中が沸き返る。そのさ中、アイゼンハイムは「降霊術」のイリュージョンを発表。そしてある日、ソフィの幻影が現れ…。
CGを駆使したイリュージョンはまあまあで、ソフィとの恋、皇太子のとった行動など、話の展開はある程度読めて、淡々と見てましたが、最後の最後でヤラレた!
騙されたことに気づいたウール警部とともに、観客も「そうだったのか!」と稀代のイリュージョンに喝采を送ることでしょう。映画はこうでなくちゃ。
皇太子への服従とアイゼンハイムへの好意との板ばさみに悩むウール警部、この俳優さんの表情が実にいいですね。
多少薄っぺらい感じもないわけではないのですが、100年前のウィーンの街並、衣装、重厚なインテリアが素晴らしいです。ロケはプラハで行われたそうですが、最初の方でアイゼンハイムのショーをやる劇場は、国立オペラ劇場ですね(たぶん)。プラハは空襲にあわなかったので、100年前の街並が今も残っている美しい街です。また行きたくなったなあ。
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