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ドイツ映画祭2009『ソウル・キッチン』感想

10月14日(水)にハンブルクで行われた、サッカーワールドカップ2010年大会予選、ドイツ対フィンランド戦。結果は1:1で引き分けでした。ちなみにゴールを決めたのは、ポドルスキ。

さて、新宿バルト9で開催中の「ドイツ映画祭2009」、そのうちのファティ・アキンFatih Akin監督作品『ソウル・キッチンSoul Kitchen』を見てきました。

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≪会場に貼られていたポスター。レコードジャケット風≫

ハンブルクの下町で流行らないレストランを営むギリシャ系のジノス。腕は良いが変人のコックを雇い、バンドに生演奏をさせたところ、若者に大人気。
上海にいる恋人ナディーンのもとに行こうと店の経営を弟に任せたが、店は弟の借金のカタに取られてしまう。そのうえ、祖母の葬儀のため急遽帰国したナディーンの隣には中国人の男がいた。
ぎっくり腰を患い、店は取られ、恋人に心変わりされる。八方塞のジノスはどうなるのか・・・!?

『愛より速く』『そして、私たちは愛に帰る』など、深刻なテーマを扱った作品からうって変わって、文句なしに楽しいコメディを撮ったファティ・アキン監督。

ぎっくり腰のために、いつでもどこでも(ディスコでも)腰痛体操を始めるジノス、仮出所中なのに賭けに目のない弟イリアス、包丁をナイフのように投げつけるさすらいの料理人シェイン、ジノスの店に居候している老人など、一癖も二癖もある人物ばかり。でも最後は、ハッピーエンド。

タイトルの『ソウル・キッチン』は、ジノスの店の名前ですが、「ソウル・フード」という言葉があるように、魂に訴えるような、思い出と結びつくような料理、その料理をつくる場所=キッチンを意味しているとのこと(←うろ覚えですが・・・)です。
この映画は、アキン監督の中では「郷土映画」という位置づけであり、生まれ育ったハンブルクへの「愛」がこもっています。倉庫街から見る港の風景、すごく好き。
私はハンブルクは、乗換えで1泊したことがあるだけなので、今度行って見てみたいな~、と思いました。

上映終了後は、来日ゲストによるQ&A。主人公ジノス役のアダム・ボウスドウコスさんと、プロデューサーのクラウス・メックさんです。
『ソウル・キッチン』は本国ドイツではクリスマスの頃に公開予定だそうで、日本の我々が一足先に見たというわけ。

撮影裏話をひとつ。
ナディーンの祖母を演じたのは、モニカ・ブライプトロイ。『4分間のピアニスト』の老ピアノ教師などを演じたドイツの国民的女優にして、ジノスの弟イリアス役のモーリッツ・ブライプトロイの母。彼女は以前から病気を患っており、撮影後に亡くなったそうです。「(祖母の)埋葬のシーンについて、関係者は、そして息子のモーリッツはどう考えているのか。」という質問が出ました。
祖母の葬儀については、ナディーンが仕事をおいて帰ってくる理由として必要不可欠なエピソードだったこと。このシーンを残すかどうかは、モーリッツも交えて話し合ったが、彼女なら残せというだろうという結論に達した、ということでした。

インタヴュー終了後、お二人はロビーでサインをしたりご挨拶したりしていました。

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≪左:プロデューサーのメックさん、右:ボウスドウコスさん≫

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コメント

この映画、とっても興味がありますsign01happy01

みほ様、コメントありがとうございます!

『ソウル・キッチン』、1月22日から渋谷のシネマライズ他で上映されるようですよ。

公式ホームページ:
http://www.bitters.co.jp/soulkitchen/

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