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映画『アイガー北壁』感想

 ベルリン五輪を間近に控えた1936年のドイツ。スイスの名峰アイガー北壁に初登攀した者には金メダルを与える、とヒトラーは宣言した。
この「特ダネ」を大々的に報道しようと、ベルリンの新聞社でも会議が開かれる。そこで名が挙がった登山家に、トニー・クルツとアンディ・ヒンターシュトイサーがいた。
 彼らの幼馴染で、新聞社の見習い社員のルイーゼは、カメラマンとして取材で上司アーラウとともにスイスを訪れる。そして麓でテントを張る登山家たちの中に、トニーとアンディを見つけて驚く。以前(取材するために)挑戦を勧めたが、慎重派のトニーは躊躇したのだった。だがアンディは初登攀と言う快挙を成し遂げ、名声を得たいと思っていた。
 アーラウはトニーたちとオーストリアの登山隊を招いて祝宴を催す。トニーは浮かれた騒ぎを苦々しく重い、早々に席を立つ。しかしその夜、今までの登攀記録をルイーゼに託す。
 天候が回復したと判断したトニーとアンディは登攀を開始する。その後をオーストリア登山隊のヴィリーとエディが追う。しかし落石事故に遭い、ヴィリーが負傷する。
 登攀は順調に進み、明日には初登攀かと思われた。麓のホテルからはその様子が手に取るように分かる。それを見ながら、ルイーゼは彼らの無事を祈っていた。
 しかしその頃にはもう、ヴィリーの容態はだいぶ悪化していた。4人は登攀を中止し下山を始めた。ところが天候が急激に悪化し降りるのも至難の業だった。雪崩に巻き込まれ、トニー一人が生き残る。

ルイーゼの必死の頼みで、山岳ガイドたちが救助に向かうが、ますます天候はひどくなり撤退してしまう。翌日天気になり、救助作業を再開するが・・・。

やはり大画面で見てよかった。
臨場感溢れるというか、一瞬のミスや焦りが命取りになる、山の怖ろしさを見せつけられる映画です。
アンディがトニーを守るためにした決断に度肝を抜かれ、途中からハラハラして手を揉みしだきながら見てました。
「山岳映画」という渋い題材のせいか、観客は年配の男性が多かったかな。新宿のバルト9で見ましたが、ロビーには当時のザイルやハーケンが展示されていました。

この映画のために主役を演じる二人の役者さんは登山の訓練を受けたそうですが、アンディ役のフロリアン・ルーカスの腕はプロ級だそうです。映画でやったトラバース(岩壁横断)は、スタントではなく本人が演じたとか。

苛酷な雪山に挑戦する登山家と、それを高みの見物と洒落込む富裕層のホテルの客たち。この対比がきわだってました。
初登攀を「国威高揚」に利用しようとするナチス政権。遭難という悲劇すら特ダネとして利用しようとするアーラウのようなマスコミ関係者も、ドイツ人の優位性を主張してはばからない。アーリア人云々の話がでてオーストリアの富豪が口ごもってしまうシーンがありましたが、彼はもしかしたらユダヤ人だったのかと思いました。

ちょっとモヤモヤしたところが一つ。
いてもたってもいられないのはわかるが、トニーたちと登山した経験があるのはわかるが、ベテランの山岳ガイドたちすら躊躇した嵐の雪山に、ろくな装備もないまま飛び出していくルイーゼっていうのはさ・・・。

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