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DVD『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳 別れの手紙』感想

チェ・ゲバラっていうと、日本ではその業績よりもTシャツやなんかにプリントされた顔写真が有名。
「チェ・ゲバラ」ことエルネスト・ゲバラというキューバ革命の立役者の半生を描く。

チェ ダブルパック (「28歳の革命」&「39歳別れの手紙」)(期間限定生産)

『チェ 28歳の革命』

1955年7月、アルゼンチン人の医師ゲバラは、メキシコで反体制派のキューバ人フィデル・カストロと出会い、ともにバティスタ独裁政権打倒を目指して戦うことを決意。
反乱軍の中で頭角を現し、カストロに次ぐナンバー2となる。
1958年、キューバ第二の都市サンタ・クララを制圧するとバティスタ大統領は亡命、「キューバ革命」が達成された。

映画は、1964年のニューヨークで、国連の会議に出席したゲバラの回想、という形をとっている。

『チェ 39歳 別れの手紙』

1965年3月、「キューバでの私の役割は終わった」との手紙を残し、ゲバラは消息を絶った。
1966年11月、バリエントス大統領の独裁に苦しむボリビアで、ゲバラは名を変えゲリラ部隊を指揮していた。
しかしボリビア共産党からの協力が得られず、農民たちからも革命を支持されず、アメリカから支援をうけた政府軍を相手に次第に追い詰められていく。
1967年10月、ついに捕らえられ、39歳の若さで処刑される。

ゲバラの愛称「チェ」とは、もともとはアルゼンチン・スペイン語で「やぁ」というくだけた挨拶のこと。ゲバラが初対面の相手に「チェ(やぁ)。エルネスト・ゲバラだ」と挨拶していたことからついたあだ名だそうです。

「チェの最期を描きたい」ということで第2部の方の構想が先に出来ていたそうです。しかし過去の栄光と対比させてこそ、最期の悲惨さが際立つとして、急遽第1部が作られたとのこと。

とはいえこの映画、ちっとも劇的な描き方をしていません。
第1部もサンタ・クララを落とし、「さあ、ハバナへ向かうぞ」というところで終わっているし、第2部もひたすら山中でゲリラの訓練・行軍、のどかなムードで、とっ捕まったらあっさり処刑って感じの終わり方だし。戦闘中も盛り上げるようなBGMも一切なし、ラブもなし(←後に妻になる女性との出会いはあるけど)。

ゲバラは女性と子どもには愛情を持って接し、農民たちに敬意を払った。自分の指揮する部隊には、盗みや略奪を許さず厳しい規律を守らせた。裏切り者には容赦ないが、負傷兵には敵味方問わず救いの手を差し伸べた。

わざとドラマチックに描くことを避け、日常を丹念に綴ることで、ゲバラがどんな人物だったかを示したかったのかな。

それにしても、前半の外国人ながらキューバ人たちに支持され理想にまい進できた輝かしい前半生と、助けに来たはずのボリビア人たちからよそ者扱いされ四面楚歌の後半生。その対比が切ない。

ゲバラの残した言葉にこんなのがあります。

「ばからしいと思うかもしれないが、真の革命家は偉大なる愛によって導かれる。人間への愛、正義への愛、真実への愛。愛のない真の革命家を想像することは不可能だ」

革命に限らず、何事をするにも愛がなくちゃね、ということで今も世界中の若者に影響を与え続けているのでしょう。

余談ですが、ボリビアでは「ブエン ディア(こんにちは)」と挨拶してましたね。スペイン語のブエノス ディアスBuenos diasが訛ったもの?
前にボリビア人の方から教わったとおりでした。

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