「バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン」展感想
1919年にドイツ、ヴァイマールに誕生した造形芸術学校、バウハウス。ヴァイマール、デッサウ、ベルリンと拠点を変え活動し、1933年、ナチスの台頭とともに閉校を余儀なくされました。
しかしその機能的でスタイリッシュなデザインは、今なお世界中のデザインや建築に大きな影響を与え続けています。
本展では、バウハウスのキッチン関連の作品を紹介し、新しいデザインとは、新しい女性像とは、新しい生活様式とは、ということを問い直そうとするものです。
造形大学の多くが女性に門戸を開いていなかった1919年当時、バウハウスでは多くの女学生を採用し、彼女たちはテキスタイルを扱う織物工房で学びました。
ということで、「新しい女性像」のテーマについては女学生たちのテキスタイル作品の展示がありました。水色とグレーの縞の光沢のある布地で作ったワンピースがありましたが、今見ても全然古くない。
食器類、現代では当たり前の同一規格の資材を使った実験住宅「アム・ホルン・ハウス」のパネル展示がありました。
(これを見にヴァイマールまで行ったなあ・・・)
でもね、感想を一言で言えば、ちょっと物足りなかったですね。施設自体小さいから、展示数が限られるのはしょうがないけど・・・。
目玉と言えば、バウハウスの教師たちの住宅≪マイスターハウス≫のキッチンを再現した実物大模型がありましたね。公式サイトにも紹介ありませんが・・・。
≪バウハウス展で買ったクリアファイル。赤字に黒で格好いい!≫
公式ホームページ:http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/10/100918/
ついでに同じ敷地内にある旧新橋停車場
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- シアターコクーン『罪と罰』感想(2019.01.19)
- 「呼応する木々 in GINZA SIX GARDEN」(2018.09.05)
- 音楽堂ニューイヤー・コンサート「日本の音でお正月!」2016 感想(2016.01.17)
- 『始皇帝と大兵馬俑』展 感想(2016.01.15)
- 「河鍋暁斎」展感想(2015.06.28)
コメント