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ケイト・アトキンソン著『博物館の裏庭で』感想

「曾祖母の冒険、祖母の恋、母の夢。そして二度の世界大戦。四世代にわたる家族の歴史は、さながら無数の物語が詰まった博物館。その陰には、語られざる秘密があった――。一人ひとりの小さな物語を横糸に壮大な歴史を編み上げる、新しい「偉大なる英国小説」。イギリス各紙誌が絶賛した、恐るべき処女長篇。」
(新潮社ホームページの紹介文より)

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1952年、英国の古都ヨークの平凡な家庭に生まれたルビー・レノックス。一家はペットショップを営み、お店の2階に暮らしている。
このルビーの物語をベースにして、その曾祖母アリス、祖母ネル、母バンティの物語が挿入される。それに伴い語られる時代も、1914年から1992年の間を振り子のように行きつ戻りつする。

英国小説で女性が主人公というと、底流に「諦念」が流れている(ような気がする)。
この小説も、4世代の女性たちのはかない恋や、家族とのいざこざ、異国への憧れ・・・しかし「こんなはずじゃなかったのに、でもどうしようもない。」という満たされぬ想いを飲み込んだまま進行していく。
こんな調子で最後まで行くのかと思いきや、ルビーのある秘密が明かされた辺りから、物語は急展開していき(←ここら辺から俄然面白くなる)、「あたしは生きている。」という前向きな言葉で締めくくられる。

英国でブッカー賞と並ぶ権威あるウィットブレッド賞を受賞した、現代の「偉大なる英国小説」。


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