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映画『冬の贈りもの』感想

EUフィルムデーズ東京会場の最終日、ドイツ映画『冬の贈り物』を見てきました。
東京国立近代美術館フィルムセンターって、開場30分前にチケットを売り出すけど、11時前から並んでいる人がいてビックリしました。(でも12時半過ぎに行って余裕で入れましたけどね。)
いや、私は早めに来て近くでランチを食べようと、友人と待ち合わせしていただけだったんですが。

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監督は、『名もなきアフリカの地で』のカロリーネ・リンク。原題は“Im Winter ein Jahr (A Year Ago in Winter)”


初雪の降る中、音楽を聴きながら少年が踊っている。

リヒター夫人は、画家マックスに息子と娘の肖像画を依頼する。しかし息子は約1年前、自らの命を絶っていた。周囲の誰にもその理由がわからず、事実を受け入れられない母は、息子の部屋に入り浸りだ。

娘のリリーはダンス学校の生徒で、授業の傍らしぶしぶながら画家のアトリエに通う。画家に請われ、突然逝ってしまった弟アレックスのことを話すが、ショックから立ち直っておらず自堕落な生活を送っている。男とひっついては別れ、レッスンにも真面目に参加しないので、主役を降ろされてしまう。

著名な生物学者の父親、インテリアデザイナーの母親、本人もハンサムで全寮制のスキー学校に通う優等生。リリーは弟にコンプレックスを持っていたくらいだった。それがなぜ・・・?

絵が完成するまでの過程で、家族の誰もが心の空白を埋められずに苦しんでいること、画家も精神的に傷を負った人物(ゲイで恋人を薬物依存症で亡くしている)であることが明らかとなる。

マックスがリリーに、絵を見てくれと連絡を寄越す。絵の中のリリーは強く毅然として、しかし傍らの弟を拒んでいるかのよう。「そう、私は強くなれるのよ」でももっと私を気遣って心配して欲しい・・・。リリーは泣き崩れる。

マックスは絵を描き直す。アレックスが壁に掛けられた絵として表現されていることに母親は立腹するが、今度のリリーは穏やかに笑っているので、彼女は気に入る。

雑踏の中、リリーはアレックスとすれ違ったような気がする。その年最初の雪が降り始める。リリーはようやくアレックスの死を受け入れる。


アレックス役の子が女の子みたいにかわいい!北欧系みたいです。

リリー役、ドイツ人にしては華奢な感じですが、ラストのダンスシーンは迫力ありました。強がってはいてもそのヒリヒリするような苦しみが伝わってきました。

暗い、重い映画でしたが、そこがドイツ映画らしいですよね。
今回、ドイツ映画は一本だけでしたが、もっと日本でも公開されればいいのに。


『冬の贈り物』公式ホームページ(独語)

http://www.imwintereinjahr.film.de/

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