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2011年7月

横浜・三渓園の蓮

早起きして、横浜の三渓園に蓮を見に行きました。

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蓮の花は明け方からゆっくりと開き始め、午前7時くらいに見頃になり、9時には再び閉じ始めるそうです。

三渓園では、蓮が見頃になるこの時期に特別に朝6時から開園し、美しい蓮の花を鑑賞することができます。

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隣の池には、可憐な睡蓮の花が。睡蓮がこぶし大なのに対して、蓮の花って大人の頭より大きいんですよね。大きさが違いすぎる。

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三渓園の入園料 500円

早朝観蓮会
7/16~8/7の土・日曜日、祝日 6:00~

もうひとつ、楽しみにしていたのが、「三渓園茶寮」の朝粥。

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≪朝粥(1,000円)。≫

三渓園はお庭も美しいですね。
やはり御殿を建てたあかつきには、日本庭園を造らなきゃ。(←意味不明)

しかし本牧って桜木町の駅からバスで30分・・・。遠い・・・。

 

ミスタードーナツのエンゼルテディパン(夏バージョン)

夏が来て 心奪いし 夏テディ

思わず一句。(「夏」がくどいか)

エンジェルテディパンの夏バージョンが出ましたよ~。

Natsuteddy


≪ くまホワイトとくま抹茶 ≫

おうちで冷やしていただくと、チョコとクリームのひんやり感がアップしてよりおいしくいただけるそうです。
帰ってすぐにかぶりついちゃったけど、も~おいしかった!

お顔も、アッカンベーしているのとかお口あんぐりとか何種類かありました。
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各147円。


ギュンター・グラス著『蟹の横歩き――ヴィルヘルム・グストロフ号事件』感想

ギュンター・グラスの小説、これでだいたいは網羅したはず。長かったな~。

【送料無料】蟹の横歩き

1945年1月。避難民を満載した「ヴィルヘルム・グストロフ号」が、ソ連の潜水艦によってバルト海で撃沈した。ユダヤ人青年ダヴィト・フランクフルターに射殺されたナチス党幹部の名を冠したこの船は、戦前はナチス・ドイツが誇る豪華客船であった。
タイタニック号を上回る海難事故でありながら、複雑な政治情勢の中でタブーとなったこの事件を、今ごろなぜか取り上げるサイトが出来た。
それを立ち上げたのは、わが息子コンラートではないか?

しがないジャーナリスト、パウル・ポクリーフケは、船がまさに沈没している最中に生まれた。母トゥラから散々グストロフ号のことを聞かされて育ったが、それを書くことはなかった。
離婚した妻との間に一人息子コニー(コンラート)がいる。彼は父親よりも祖母に懐いていた。同じように聞かされたのだろう。

グストロフ号の悲劇と共に、ユダヤ人憎悪を煽るそのサイトには、そのうち「ダヴィト」を名乗る相手も現れた。ヴィルヘルムを気取るコニーと、オンライン上で丁々発止の論議を戦わせる。

ある日二人は現実に会うことにする。グストロフの故郷シュヴェリーンの街を一緒に歩き、かつて記念碑があった場所に行く。
「ダヴィト」がその記念碑の礎石に唾を吐きかけたとき、コニーは相手に銃弾を打ち込んだ。
かつて、ダヴィト・フランクフルターがヴィルヘルム・グストロフにしたのと同じように。

裁判が開かれ、コニーには7年の刑が処せられた。そこで明らかになったことは被害者はユダヤ人ではなく、かつての言葉を借りれば「純アーリア系」だった。

ネオ・ナチに傾倒した少年と、大量虐殺への贖罪の念に取り憑かれユダヤを神聖視するようになった少年。両親とも平凡な市民でそういう思想とは関係がなかった。少年たちは、インターネットでそれらの知識を仕入れていって、親のあずかり知らぬところで「化け物」のようになっていった。
そしてそんな二人を結びつけたのも、インターネット。

歴史的事件を扱いながら、現代の“闇”の部分を取り上げています。グラスは若い頃から小説に時事問題を取り上げていますが、75歳(当時)でこれを着想、というのはビックリです。


『犬の年』の悪魔のような少女トゥラが、たくましいおばあさんになって登場。バレリーナになったイェニーも出てきます。
『ダンツィヒ3部作』の登場人物が出てくるならば、オスカルが出てこないかどうか気になるところ。
でもさすがに出てませんでしたね。

円山動物園の「ララ」の赤ちゃんの愛称募集開始!

ララベビーの名前の公募が始まりましたよ!

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(写真は円山動物園のHPより)

【愛称候補と主な命名理由】

1.キララ:黒眼が「キラッ」と光るかわいいララの子だから。

2.ニコール:クリスマス生まれにちなみ、サンタクロースのモデル、子供の守護神でもあるセントニコラウス聖人の女性形がニコール。

また、ニコールの語源は、NiKiという勝利の女神。

3.アイラ:ララやみんなの愛(アイ)情をいっぱい受けてすくすくと育ってほしい。

愛(アイ)情いっぱい注いで、かわいい子供たちをたくさん育ててほしい。

その(アイ)にララから一文字(ラ)をとって、アイラ。

【投票期間】
平成23年7月16日(土曜日)~8月7日(日曜日)の23日間

【投票方法】
第一レストハウス及び動物園センター内の備え付けの投票用紙に必要事項を記載後、投票箱に投函。(おひとり様1回)
札幌トヨペット(41店舗)、コープさっぽろ(26店舗)でも投票可能です。

【愛称決定】一般投票終了後、最も得票数の多かった愛称に決定。

後日命名式を開催します(8月下旬予定)。

円山動物園の記事:

http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/topics2-471.html

私はもともと「キラ」って感じかな~、と思っていたので、1番の「キララ」に1票。
でも現地に行かないと投票できないのよね・・・。

2番、クリスマス生まれだから聖ニコラウスから取って「二コール」だなんて、ひねりすぎじゃありませんか?せめて「ニコラ」なら兄さんや姉さんたちと並べても違和感ないけど・・・。

3番はなんか嫌。言いにくいし、イマイチかわいくない。

でもどの名前になるんでしょうね~。楽しみです。(男の子だったら、日ハムの選手の名前で決まりだったかも・・・?)

DVD『悲しみよりももっと悲しい物語』感想

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販売元:エスピーオー
発売日:2010/08/04
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スタジオで歌手スンチョルがレコーディングをしている。幼稚な歌詞に気乗りがしない、とマネージャーに愚痴をこぼす。それを聞いていた運転手が「聞いてみますか?」とある曲を勧めてくれた。それを気に入ったスンチョルだったが、作詞家は行方不明ということだった。それにはスンチョルたちも知っている、あるラジオ・プロデューサーの死が関係していた。

親に捨てられたラジオ・プロデューサーのケイと、交通事故で家族を失った作詞家のクリームは高校時代に出会い、そのときから時に家族、友人、恋人のようにお互いの空白を埋めながら奇妙な同居生活をしていた。
ケイはクリームを愛していたが、告白することができないでいた。病魔に侵されたケイに残された時間は少なかった。

ある日クリームが「恋をした」と報告する。
ジュファンという誠実そうな歯科医で、ケイは彼にクリームを託そうと考える。彼について調べ婚約者がいると知るや、弱みを握り破談を迫った。その婚約者は写真家で、ケイの境遇に興味を持ち、「あなたを撮らせてくれるなら」と条件を出し、ジュンファンと別れる。

クリームとジュファンの交際は順調に進み、やがて二人は結婚することになる。
ウェディングドレスの試着にケイをつき合わせるクリーム。ケイにもタキシードを着させ、一緒に写真を撮ってもらう。
やがて迎えた結婚式・・・。

ここから時計が巻き戻り、クリーム目線の物語が始まります。
ここから、悲しみよりももっと悲しい物語が始まるのです。


偶然、ケイの飲んでいる薬を見つけて、ケイが余命幾ばくもないことを知る。しかし泣いたり取り乱したりすることは出来なかった。
それはケイを悲しませることだから。

ケイに彼の夢を尋ね、それが自分が誰かと幸せな結婚することだと知って、それを叶えようと心に決めます。それでジュファンに声をかけ・・・。

早く結婚式を挙げようとしたのもそう。ケイが「結婚式をしなきゃ、結婚したことにはならない」と言ったから・・・。


クォン・サンウ、なんて泣き顔が美しい男なの~。
自分がいなくなったときのために、愛する女を他の男に嫁がせる。こんな奇妙な設定も納得してしまいそうな繊細さ。
はっきり言って、ケイ目線の前半はあまりテンポがよくなくて、クォン・サンウの潤んだ目を見て、それでこちらももらい泣き、という感じ。

しかしそれは後半のためのウォーミングアップに過ぎなかったのです。(ちょっと長すぎだが・・・。)

二人に利用(?)されたジュファンも、いい面の皮?に見えるかもしれません。
でも実は彼はクリームの想いを知っていて(ケイの事情を知っていたかどうかはともかく)、それでも彼女と結婚することを選んだのでした。このエピソードもせつな過ぎでした。

歌手スンチョルのマネージャー役で、「アイリス」のチン・サウ(チョン・ジュノだっけ?)が出ていました。「こんなところに~」とちょっと笑ってしまいましたよ。

東京交響楽団第591回定期演奏会『浄夜』

どうしてもナマで聴きたい曲がいくつかあり、その一つがマーラーの第5番だったり、シェーンベルクの『浄夜(浄められた夜)』だったりなのでした。
『浄夜』はすごく美しい曲なんですが、マイナーなのであまり演奏されることはなく、今回東京交響楽団が演奏することを2,3日前に知り、当日券買って聴いてきました。

2週間に1回コンサートに行くだなんて、どこのお嬢様かって感じ・・・。でも続くときは続くのよね。

7月16日(土)サントリーホールにて。

モーツァルト
交響曲第25番 ト短調 K.183

モーツァルト
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲
変ホ短調 K.364

ヴァイオリンは、ウィーンフィルでコンサートマスターを務めるライナー・キュッヒルさん。楽器はストラディヴァリですって。

ヴィオラは、東京交響楽団首席ヴィオラ奏者の西村眞紀さん。淡いオレンジのドレスで登場。

ヴァイオリンとヴィオラ、同じ旋律を弾いても
ヴァイオリンは華やかなのに対して、ヴィオラはどうしても地味に聞こえるな~。それにあまりよく聴こえませんでした。


で、ここで休憩。
隣の母娘がプログラムの『浄夜』の解説を読んでいました。この曲は、「他の男の子を身籠った女を男は赦し、その子を自分の子として受け入れる」というデーメルの詩に基づいて書かれた作品ですが、それを聞いて年配の母親が「他人の子を?変な曲ね」みたいなことを言ってましたね。
終わったあと「きれいな曲だったね・・・」としみじみ言ってましたが。

シェーンベルク
『浄夜』作品4(弦楽合奏版)

キュッヒルさん、今度はコンマスとして登場。
ソロパートを、ウィーンの退廃ムードというか妖しさを漂わせながら演奏してました。やっぱり一際華やかです。
背筋をピシって伸ばして演奏している姿が印象的でした。

1階の後ろの方の席しか残ってなかったのであまりよく聴こえなかった。もっと早くに知っていればなぁ。

原題は“Verklärte Nacht”ですが、
動詞 Verklärenの名詞化Verklärungには、キリスト教用語で「キリストの変容」という意味があります。
ああ、そういえばマリアの子イエスも夫ヨハネの子ではなかった・・・。

クナイプのボディウォッシュ

バスソルトでお馴染み、ドイツの「クナイプ」のボディウォッシュ(1,365円)を使ってみました。

Kneip


ジェルタイプでほのかなラベンダーの香り。泡立ちもよく、さっぱりとした洗いあがりです。あまりヌルヌルした感じは残りません。だから、乾燥が気になるかな?と思ったのですが、気になりませんでしたね。

サンプルのボディローションも、香りは「ラヴェーラ」のよりマイルドでさらっとしたつけ心地です。

マッサージオイルはまだ試していないけど、きっと使い易いに違いない!

ダン・ブラウン著『ロスト・シンボル』

『ダ・ヴィンチ・コード』でお馴染みダン・ブラウンによるラングドン・シリーズ第3作『ロスト・シンボル』。
図書館で予約入れてから1年2ヶ月たって順番が回ってきましたよ~。しかし読むのはあっという間。

【送料無料】ロスト・シンボル 上・下 2冊セット 【送料無料】ロスト・シンボル 上・下 2冊セット

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≪上下巻を横に並べると、アメリカの連邦議会議事堂が現れる。≫

『ダ・ヴィンチ・コード』事件から数年たったある日、ラングドン教授は恩師にしてフリーメイソンの最高位階にあるピーター・ソロモンから講演依頼を受け、ワシントンに赴く。しかしその依頼は罠で、ラングドンを待ち受けていたのは、ソロモンの切断した手首と「古の神秘」に至る門を見つけろ、という謎の男からの脅迫だった。
男が言うには、アメリカ建国の祖でフリーメイソンのメンバーであるジョージ・ワシントンやベンジャミン・フランクリンらは、あらゆる象徴を首都ワシントンに散りばめた。彼らがこの街に「古の神秘」という人類最大の知恵を隠し、そしてソロモン家がこの謎を解く鍵を代々守り伝えてきたのだ。
どこで知ったのかCIAの保安局の女局長サトウが突然現れ、「国家の安全保障のためにその謎を解け」と言う。
暗号を解き、CIAに伴われて連邦議会議事堂の地下室へ赴いたところ、ラングドンは伝説のピラミッドの存在を目の当たりにする。

一方、ソロモンの妹で純粋知性科学者キャサリンのもとにも魔の手が迫っていた。

「謎の男」マラークは、全身の刺青を鬘と化粧で隠し、ピーターがセラピーを受けているという精神科医アバドンと名乗ってキャサリンに近づく。兄の安否がわからず不安なキャサリンは、研究所に彼を招待する。しかしマラークの目的は研究所の消滅にあった。

辛くも逃げ出したキャサリンはラングドンのもとに走る。
ラングドンはCIAに拘束される寸前のところを、連邦議会議事堂建築監ベラミーに助けられる。ベラミーもフリーメイソンでピーターの親友だったのだ。

ベラミーらの協力を得て、ラングドンとキャサリンはCIAの追跡をかいくぐり、ピラミッドの指し示す場所へと急ぐ。しかし「ピーターは生きていて、アバドン邸にいる」という電話におびき出され、マラークの手に陥る。
ラングドンを箱に閉じ込め、そこに水を注ぎ脅してピラミッドに記された暗号の解読方法を説明させると、キャサリンの目の前で溺死させ、ピーターを連れどこかに消えた。

CIAが駆けつけたときには、キャサリンは失血死寸前だったが、ラングドンもまた生きていた!箱の中に注がれたのはただの水ではなく、呼吸可能な特殊な液体だった。感覚遮断を促すその装置によって、ラングドンはさらに謎に近づく。

その頃、ピーターはマラークの正体を知り・・・。

いや~、まさかのどんでん返し。マラークの正体がそうだったとはね・・・。
今回も暗号解読、名画に隠された謎、「あの名所が実はこんな意味を持っていた!」という薀蓄がてんこ盛り。息もつかせぬスピード感溢れる展開。いやはやいやはや。
フリーメイソンという馴染みのない題材でしたが、いろいろな儀式のことやら面白く読みました。

フリーメイソンの守ってきた「古の神秘」が「失われたことば」をさし、それが実は聖書のことだ、というオチですが、なるほどねえ。
言われてみればあれほど謎に満ちた書物もないからね~。
そんな古の謎を追う一方で、CIAの異色の女局長がブラックベリーとか最新情報機器を駆使しているのもまた面白い。


ギュンター・グラス著『はてしなき荒野』

ギュンター・グラス全作読破プロジェクト(?)。ここまでたどり着きました。翻訳で924ページの超大作。読み終わるのに1ヶ月かかって、途中で放り出そうとしたこともしばしば。

1990年代のドイツ統一を題材にした作品で、ドイツで「文壇の法王」と言われるマルセル・ライヒ・ラニツキが本作を真っ二つに引き裂く写真が雑誌の表紙を飾ったそうです。1999年度ノーベル文学賞受賞。

【送料無料】はてしなき荒野

さて。

テオ・ヴトケは同郷で誕生日も同じ小説家の「不滅の人」(作中では名は出されていないがテオドール・フォンターネのこと)に入れ込んでいて、周りから「フォンティ」と呼ばれている。
そんな彼には、若い頃当局をあてこするような発言をしたことや息子たちが西側にいることから、秘密警察官ホーフタラーが「つきまとう影」のように寄り添っている。

その年、「ベルリンの壁」が崩壊した。
娘マルタは西側から来た不動産会社社長と結婚し、シュヴェリーンに住む。しかし地上げ屋同然に公社の仕事をし、家庭を顧みない夫にいつしか離婚を口にするようになる。

ホーフタラーは、フォンティが戦時中フランスにいたときの恋人が産んだ娘の子・マドレーヌを連れてくる。まだ見ぬ祖父を思ってかフォンターネの研究をしていた。

そしてあれよあれよと言う間に東西ドイツが一つになった。
ウンター・デン・リンデンの大通りのあたりは、東西ドイツ統一の悲願達成を祝う群集で溢れかえり、夜空には花火がはじけ、この世紀の大事業をなしとげた喜びは「歓喜の歌」の大合唱となってベルリンの空を震わせていた。

ホーフタラーはフォンティに、信託公社での書類運びの仕事を見つけてくる。信託公社とは旧東ドイツの国営企業の民営化及び「解体」をする組織で、まるで資本主義が旧東ドイツを食い物にしているかのような事態を、フォンティは憂慮していた。
公社(かつての帝国空軍省)のパタノスタ(旧式のエレベータ)の中で、フォンティは信託公社の総裁と知り合う。二人は文学談義に花を咲かせるが、総裁は暗殺される。

新しい女性の総裁が来て、フォンティもお払い箱にされる。追い討ちをかけるように親友フロイントリヒ教授が自殺。フォンティは失踪を企てるが、ホーフタラーに阻止される。
そのことと妻エミーの自殺未遂のダブルショックで寝付いてしまう。実家に駆けつけたマルタも鬱病を発し、ホーフタラーが一家の面倒を見るはめになってしまった。

夫の事故死の知らせを聞いて、マルタは突然正気に戻り、入れ違いに来たマドレーヌにフォンティの世話を任せ、母を連れてシュヴェリーンに帰る。

孫娘の顔を見たとたんみるみる回復したフォンティは、ホーフタラーがお膳立てした講演会で熱弁をふるう。信託公社についての話で会場が最高潮に達したときに、ホーフタラーが叫ぶ。「信託公社が火事だ!」

それ以後、フォンティは孫娘ともに行方不明になる。懇意にしていたフォンターネ資料館あてに絵葉書が届いた。「とにかく、荒野には終わりがあるってことが、このわしには分かるんですよ・・・。」

原題Ein weites Feld(読み:アイン ヴァイテス フェルト)は、フォンターネの小説『エフィ・ブリースト』に出てくる父親の口癖、「あまりにも厄介な問題Ein zu weites Feldだな」から。


フォンティがフォンターネになりすまし(?)、100年まえのことを現在のこととして話すからときどきわけが分からなくなりますね。
もちろんこれは100年前のビスマルクの「ドイツ統一」と、現代のコール首相によるそれを重ね合わせる仕掛けでもあるのですよ。

「西」が「東」を吸収する形で行われた、あまりにも性急過ぎる「東西ドイツ統一」に、グラスは疑問をさしはさんでいます。

ああ、もうあれから20年もたってしまったのですね・・・。

広上淳一指揮・日本フィル横浜定期「惑星」

7月2日、広上淳一指揮・日本フィル第269回横浜定期演奏会に行ってきました。
席は前から3列目。音は頭の上を飛び越えるようだし、金管とか後ろの様子など見えないのだが、その代わり弦楽器さんとか指揮者さんの様子がよく観察できました。
「あ、この音はコントラバスが出してたんだ~」とかね。


ドビュッシー「小組曲」

マーラーみたいなヒステリックなところが微塵もない、明るくきらめくような曲。
指揮者の広上純一氏も「幸せオーラ・フルスロットル」な感じで、微笑みながら指揮をされていましたね。
先日のハーディングさんはそれほど姿勢を崩さず指揮をしていましたが、広上さんは指揮台の上で軽やかにワルツを踊っているかのように、身振り手振りがすごかった。ときおり親指を立てていたのは、「Good!」の意味なのか。

カントルーヴ「オーベルニュの歌」より

ソプラノの谷村由美子さん、目の覚めるようなターコイズのドレスで登場。
フランスのオーベルニュ地方の民謡をもとに作られた歌曲で、現地の方言で歌われるため上演機会が少ないそう。美しいソプラノでしっとりと、かつ朗らかに歌われていました。

ホルストの組曲「惑星」

有名な「木星」しか知らなかったけど、第1曲目「火星」がかっこいい!

ダダダ・ダン・ダダダン・・・というリズムを執拗に繰り返す。弦楽器ではコル・レーニョ奏法(弓の弦ではなくて背の方で叩くようにして弾く方法)で弾いていて、ものものしくてシビレます。
昔は戦争映画のBGMにも使われたそうです。

第2曲「金星」は打って変わって優雅な曲。

終曲の第7曲「海王星」は女声合唱が入ります。いつの間にかパイプオルガン脇の通路に並んでました。歌詞はなくて「アー・・・」という声だけ。楽器の代わりに人の声を使って演奏しているというか。
少しずつ声が小さくなったな、と思ったら指揮者がこちらを向いたので、「え、終わったんだ」と思ったくらい尻切れトンボな終わり方でした。

この曲、パイプオルガンは入るし女声合唱もあるしで、全曲やるのは珍しいんじゃないかしら。今回、すごくマニアックなプログラムだったと思います。

アンコールはシベリウスの「アンダンテ・フェスティーボ」でした。

終演後、今日は2010シーズンの最後の公演ということでロビーでビールやドリンクが振舞われ、ちょっとしたパーティをやってました。
それにもちょこっと参加しました。

指揮者の広上さんを間近で拝見しましたが、164cmの私よりもずっと小柄でびっくり。ソプラノの谷村さんも同様。
ステージではそんな風に見えなかったのに。やっぱりステージではオーラが違うんですかね。

ラ・メゾン アンソレイユターブルの佐藤錦のレアチーズタルト

思わず目がハートlovelyになってしまいそうなほどおいしそうなタルトがケースの中で輝いて見える「ラ・メゾン アンソレイユターブル」。

今日は佐藤錦のレアチーズタルトをいただきました。ドリンクとセットで1,120円です。(←おお、太っ腹)

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真っ赤な宝石のような佐藤錦が満載のレアチーズタルト。中はブラウニー生地にチェリーのジュレが挟まっていて、ちょっとシュヴァルツヴァルダートルテ(「黒い森ケーキ」)みたいな感じ。

佐藤錦が瑞々しくておいしい~

ドリンクは、今月のティーの「ミックスベリー・ピーチスカッシュ」。ピーチの香りの赤い炭酸にミックスベリーが入っています。シロップ入れなくても十分おいしいです。

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