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DVD『私の中のあなた』感想

私の中のあなた [DVD]


フィッツジェラルド家は、白血病の姉娘・ケイトを中心に回っていた。
ある日、11歳の妹娘・アナは高名な弁護士キャンベル・アレグザンダーの事務所を訪れる。
「もう姉のために手術を受けるのは嫌。自分の体は自分で守りたい」と語り、両親を相手取って訴訟を起こしたいと言うのだった。
実はアナは白血病の姉・ケイトを救うため、臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作を加えられて生まれた子どもだったのだ。彼女は生まれたときから、姉のために体のあちこちを切り刻まれていた。

父・ブライアンは驚きながらも、アナの気持ちを理解しようと務めるが、母・サラはあまりのことに憤慨する。
ケイトに生きてほしい―その想いは家族みんな同じだと信じて疑わなかったのに。アナは姉が死んでもいいと思っているのか?

アナのその決断の裏には、驚くべき真実が隠されていた。


実は、「もう助からない。だからこれ以上手術は受けない」と言っても聞き入れない母親を諦めさせるために、ケイトがアナに訴えさせたのでした。

そもそも、「ドナー役の子を産んだら?」って提案した主治医も主治医だと思うが。親にそんな提案をしたら飛びつくに決まっているじゃん。

一人の子どもを助けるために、もう一人の子どもを犠牲にすることは許されるのか?

テーマは深刻で複雑で、答えが出るものではありませんが、いろいろ考えさせられました。

映画は、だんだん病状が進行していくケイトを見つめる家族の絆を描いています。それがやさしくて悲しくて。

ケイトのために、自分の人生を捧げた母。「最後まで諦めない母親」に拘っているが、それが娘を苦しめていることに気がついていない。

ボーイフレンドとパーティに出かける娘のドレス姿に涙し、「ビーチに行きたい」というケイトの願いを叶えてやる父。

学習障害があるのに両親に構ってもらえなかった長男ジェシーも、妹を絵に描いている。

そしてアナ。ケイトのためなら、腎臓だって提供したかもしれない。でもそれが姉の望みではないと知って、訴訟に踏み切った。

ケイト自身も、自分の命を冷静に見つめながら、家族を労わる姿が健気です。

アナをやった子、『幸せのレシピ』のヒロインに引き取られる姪っ子ゾーイをやった子だったのね。大人っぽくなったな~。


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