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映画『ナチス、偽りの楽園』感想

先日紹介しましたが、『ナチス、偽りの楽園』を新百合ヶ丘まで見に行きました。

ナチスは強制収容所に対する国際社会からの批難の目を逸らすために、健康で文化的な生活をしているように見せかけた記録映画を撮らせる。
それを命じられた1920~30年代に活躍したユダヤ人俳優兼監督のクルト・ゲロンについてのドキュメンタリー。

クルト・ゲロンは当時もっとも売れっ子の俳優で、マレーネ・ディートリッヒの『嘆きの天使』にも、カバレットの座長役で出ています。
ナチスの国策により、ユダヤ人だったゲロンはベルリンを去り、各地を転々としますが、最終的にプラハ近郊のテレージエンシュタットに送られます。

国際赤十字などから視察を迫られたとき、元要塞で見栄えのいいテレージエンシュタットが選ばれました。塀は取り払われ、公園には野外音楽堂やプールまで作られました。
しかし過密状態を解消するため、7500人余りの人々がアウシュヴィッツに送られました。
国際赤十字から来た視察官はコロっと騙され、これに気をよくしたナチスはプロパガンダ映画を作ることを思いついたのでした。

『アウステルリッツ』では、主人公がテレージエンシュタットに関するある記録映画のなかに母らしき人を見たというエピソードがありますが、この映画のことを言っているようです。

撮影後ゲロンはアウシュヴィッツに送られてそこで死亡し、その映画も結局戦局の悪化によって日の目を見ることはなかったそうですが、

表現者が、表現の機会を与えられればそれが悪魔との取引だとしても飛びつくだろうな、と思います。
どっちにしろ、映画を作るかその場で殺されるかアウシュヴィッツか、という3択だしね。

前に見た『帝国オーケストラ』でも、ナチスのお抱えオーケストラと成り果てたベルリン・フィルの団員が「我々はただ、音楽がやりたかったのだ」と言っていましたが、同じだな~、と思いました。

こんなマイナーな映画、DVDにもならないだろうし、ということで見に行きましたが、案の定観客は20人足らずでした。

もうアウシュヴィッツは見たし収容所めぐりはいいかな、と思ったけど、テレージエンシュタットも行こうかな・・・。


帰り、新百合ヶ丘の駅ビルで、「ラスクシューアイス」を食べました。
ラスクのようにサクサクしたシューにソフトクリームを挟んだ一品です。

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