トゥールーズ・ロートレック展感想
朝日新聞のイベント・モニターに当選し、招待券をもらって行ってきました。
本展は、三菱一号館美術館所蔵のポスター及びリトグラフのコレクションに加え、生地アルビ(西フランスの古都)にある、画家の名を冠した美術館所蔵の、家族と過ごしたアルビ周辺での日々や、親友にして画商のモーリス・ジョワイヤンとの友情を示す油彩、素描等を紹介してます。
ロートレックといえば、「ムーラン・ルージュ ラ・グーリュ」のような、19世紀末パリを大胆かつ華やかに描いたポスターを思い起こす人も多いでしょうが、誰でも知っているような有名な絵が極大サイズでたくさんあって見応えがあります。
≪写真は三菱一号館美術館のHPより≫
また、晩年に取り組んだジュール・ルナールの『博物誌』につけた挿絵からは、ロートレックの鋭い観察眼、そして動物たちに注ぐあたたかな眼差しが感じ取れます。晩年はアルコールに溺れていたそうですが、こんな仕事もしてたんだ~。画家の印象が変わりますね。
それから、美術館の建物も見所の一つと言えるかも。
三菱一号館美術館は、もとは1894(明治27)年、英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計された、三菱が東京・丸の内に建設した初めての洋風事務所建築でした。老朽化が原因でいったん解体されましたが、オリジナルに忠実に再建したそうです。中はバリアフリーになっていて、車椅子の見学者も大勢いらっしゃいました。
併設のカフェやお庭も素敵でしたよ。
ロートレック展・公式サイト : http://mimt.jp/lautrec2011/
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