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DVD『セラフィーヌの庭』感想

セラフィーヌ・ルイ(1864~1942)という、実在の女性画家の生涯を描いた映画。


セラフィーヌは家政婦として働きながら、ひそかに絵を描いていた。
ある日、彼女が働く家に、間借り人としてドイツ人の画商ヴィルヘルム・ウーデがやってきた。
セラフィーヌが絵を描くことを聞きつけた女主人は、彼女に絵を持ってこさせるが、その良さが分からず部屋の隅に放置する。
しかしウーデはその絵を見て衝撃を受ける。セラフィーヌに援助を申し出、描き続けるよう強く勧める。
しかし第一次世界大戦が激化し敵国の人となったウーデは、セラフィーヌにも別れを告げる暇もなくスイスに逃げ出す。

1927年、フランスに戻ったウーデはセラフィーヌと再会する。ウーデは再び彼女を援助し始め個展の準備を進めるが、セラフィーヌは贅沢な家財道具を買ったりウェディングドレスを仕立てたりと浪費を始めた。
1929年の世界大恐慌の影響でウーデの商売もあがったりになり、「そんなに援助は出来ない。個展も延期する」とセラフィーヌに告げざるを得なくなる。
衝撃を受けた彼女の精神の均衡は次第に崩れ始め、ある日ウェディングドレス姿で徘徊しているところを警察に保護され、精神病院に入れられ--。

ウーデは素朴派の画家アンリ・ルソーを発見し、ピカソをいち早く評価した画商。セラフィーヌの絵は、鮮やかかつ幻想的な(そしてちょっと毒々しい?)色彩で描かれた果実や花々で、ルソーやピカソに通じる激しさ、ナイーブさを持っています。ウーデはそこに魅かれたんでしょうね。

信心深いセラフィーヌは、「絵を描くようにとのお告げがあった」と言うような、純粋で、通常の人とは違う世界を見ている人。だからこそあんな絵が描けたのでしょう。精神のバランスを崩す前から、どこか危うい雰囲気がありました。

食べるものにも事欠くような貧しい生活。それでも絵を描くことだけが生きる支え。
私も昔は絵を描くことが好きだったけど、そんな情熱とうに失った私には、セラフィーヌが羨ましくもありました。


公式ホームページ:
http://www.alcine-terran.com/seraphine/index.html

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