最近のトラックバック

« 2012年3月 | トップページ | 2012年5月 »

2012年4月

m-soeur のアクセサリー・4個目、5個目

m-soeurのお花のヘアクリップをしていたら、「オバサンが花なんか付けてみっともない」と母に言われました。それを聞いていた父が助け舟を出してくれたのはいいんだけど。

「スー・チーさんも付けている」

・・・・・・・。

なぜスー・チーさん・・・・。


さてさて。新宿に行ったので、また連れ帰ってきましたよ♪

ほんとはカチューシャみたいな大振りなものが欲しかったけど、実際に着けてみたらちょっとオバサンにはキツイものが・・・。なのでヘアクリップを2つほど。

Biwa_004


Biwa_006

これを重ねづけすると、ヘッドドレスみたいに見えます。

DVD『ヒトラーの審判 アイヒマン、最後の告白』感想

トーマス・クレッチマンがアイヒマン役を演じたこの映画、やっと見ることが出来ました。


アドルフ・アイヒマン(最終階級は親衛隊中佐)は、ナチス政権による「ユダヤ人問題の最終的解決」(ホロコースト)に関与し、数百万の人々を強制収容所へ移送するにあたって指揮的役割を担った人物。
戦後はアルゼンチンで逃亡生活を送っていましたが、1960年にイスラエル諜報特務庁(モサド)によってイスラエルに連行されました。
1961年4月より人道に対する罪や戦争犯罪の責任などを問われて裁判にかけられ、同年12月に有罪・死刑判決が下されます。翌年5月に絞首刑に処されました。
この映画は、尋問を任されたアブナー・レス警部と、「命令に従っただけ」と罪を認めないアイヒマンとの息詰まる攻防を描いています。


「私は巨大な装置の歯車の一つに過ぎない」
「移送についての責任を負っていただけで虐殺には関与していない」
「私自身は反ユダヤ主義者ではない」と、アイヒマンはのらりくらりと尋問をかわし、なかなか自供しない。
さらにレス警部は、「裁判なんかせずにすぐに処刑しろ」と憤り彼を「裏切り者」と罵る民衆や、彼の秘密(父がガス室で殺された)をタネにスクープを狙う女性記者に悩まされる。
そんな中、妻は心労の余り倒れてしまう。

ついにレス警部は、アイヒマンがヒムラーの中止命令を無視してユダヤ人移送を行ったという証拠を入手し、アイヒマンに突きつける。
観念したアイヒマンは、子どもたちへの手紙を必ず届けて欲しいとレス警部に懇願する。

「子どもたちの将来が心配だ。末っ子はまだ6歳なのです。」
「もっと幼い子どもも殺したくせに。なぜ殺した?」
「ユダヤ人だから。」
最後にポロッとこぼした本音が怖ろしかったです。

トーマス・クレッチマン、ほんとナチスの軍服が似合うな~。
尋問を受けているときは、特殊メイク(?)で禿げ上がったオジさん姿ですが、回想シーンでは「有能な小役人」というより「エレガントな将校」で、違和感を覚えるほど。愛人が何人もいたことになっていますが、これも史実なのかな~?

アイヒマンは神経質な人物であったみたいで、この映画でも眼鏡をとっかひっかえする姿が印象的でした。

以前、ニュルンベルク裁判についての本を読みましたが、上は下の者へ、下は上の者へ責任をなすりつけていました。映画でも「総統の命令には絶対服従」みたいなことを言っていましたが、そうしなければ生きていけない雰囲気が行間から漂っていましたね。
私も前にいた部署のトップが、陰湿で高圧的な人物で、自由にものも言えない状態だったので、「ナチス」という組織の実態が想像できたような気がしました。
極端なことを言えば、みなそれぞれ職務に忠実だっただけ。それを思うと、歪んだ思想の持ち主が、それを忠実に実行し、ときにはその意図を汲み取って命令してないことまでも実行できる組織を持っていたことが、ドイツの悲劇だったのかもしれません。

余談ですが、このDVDのパッケージもサギだな~。
使われている画像は回想シーンのものですが、大半は刑務所での尋問シーンです。

ケント・ナガノ・コンダクツ・ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」、「エグモント」&「ザ・ジェネラル(司令官)」感想

まだ、「運命」しか聴いていませんが。


いや、ちょっとびっくり。印象を一言で言うならば

クールで戦闘的な「運命」

まずテンポが速くて、「ぶつ切り」ってわけじゃないけどサクサクと進んでいく感じ。
すごく現代的な感じがする音だけど、解説によると、オケは当時の配置(ヴァイオリンが向かい合う配置)なのだそうです。(←あ、そういうのは関係ないのか?)

ベートーヴェンって、情熱的というかエモーショナルなイメージがあったんですが、指揮者によってイメージが変わりますね。

ダニエル・アラルコン著『ロスト・シティ・レディオ』感想

年度始めで忙しく、始発の電車に乗って朝7時から夜8時まで働いて、そのうえ土日も出る今日この頃。でも明日でひと段落つくと思うのでもうひとがんばりだわ・・・(ゼィゼィ)。

舞台は中南米と思しき架空の国。その国の首都にあるラジオ局の人気番組『ロスト・シティ・レディオ』は、長きに渡る内戦や戦後の混沌の中で行方不明になった人をリスナーからの電話で探す番組だ。ある日、女性パーソナリティ、ノーマのところに、ジャングルからビクトルという少年が行方不明者のリストを持って訪ねて来る。そのリストの中には、彼女の夫レイの名も含まれていた。

植物学者だったレイは年に何度かジャングルに行くことがあり、現在は「1797村」と呼ばれるビクトルの住む村の付近で起こった激しい戦闘に巻き込まれ消息を絶っていた。
彼はそこで何をしていたのであろうか。
実はレイは、IL(不法集団)と呼ばれる反政府勢力の一員ではないかと疑われるところがあった。ノーマと出会った夜も、彼女の目の前で連行された。「月」と呼ばれる収容所にも行ったことがあると漏らしていた。

ビクトルは、母親が河で溺死し身寄りがなかったため、(首都出身の)担任の教師が首都に連れてきたのだった。ノーマが教師の家を訪ねると、彼はビクトルの母親から託されたビクトルの父親の絵を見せた。それはレイだった。
そこからレイの過去が次々と明らかにされる。

政府が統制のために昔からある地名を消し数字名に置き換えたという設定は、「ありそうでない」の反対で「ありえなくもない」ところが妙にリアル。政府が密告を奨励し、レイもザイールという男に告発されている。ラジオ局に勤めるノーマも、政府の用意したニュースを読み上げることしか出来ず、ILの協力者という理由で禁じられているレイの名を口にすることはない。
恐怖と息も出来ないような閉塞感がこの国を支配している。

物語は、少年がレイの名を番組で読み上げるところで終わります。子どものビクトルは不問に付されるだろうが、ノーマは「月」に送られるだろうと匂わせて。

著者のアラルコンは、この架空の国を舞台にした2作目を執筆中というが、その後のノーマのことも語られるのかな・・・。

DVD『息もできない』感想

女子高校生とチンピラ。この奇妙な取り合わせ。

容赦のない取立てで恐れられている借金取立て屋のサンフン。ストライキの妨害や屋台の強制撤去などでも容赦のない男だったが、甥のヒョンインをかわいがる一面も持っていた。

ある日サンフンは、ふとしたことから女子高生のヨニと知り合う。チンピラにも物怖じせずに話しかけてくるヨニに、サンフンは興味を抱く。
2人はそれぞれ、家族のことで心に傷を負っていた。幼い頃、家庭内暴力が原因で父に母と妹を殺された過去を持つサンフン。刑務所から出所してきた父を見るたびに、どうにも出来ない怒りから殴りつけてしまうのだった。
一方のヨニは、ベトナム戦争の後遺症で精神を病んだ父の世話に明け暮れていた。父の代わりに働いていた母は屋台の営業妨害に遭い、ヤクザと揉みあっている最中に死亡。弟のヨンジェは高校にも行かず、荒れた生活を送っていた。

 しばらくして、ヨンジェがサンフンのもとで仕事をすることになる。だがヨニの弟だと知らないサンフンは、おどおどしたヨンジェを “腰抜け”と罵倒する。やがてサンフンは、姉がヒョンインと父を何度も会わせていた事実を知り、苛立ちを募らせる。

ある日自殺を図った父を発見したサンフンは、あんなに憎んでいたにも関わらず父を病院に担ぎ込み、輸血に協力する。一方ヨニも、錯乱した父親に包丁を向けられ、家を飛び出し夜の街を彷徨っていた。そんなとき、サンフンから呼び出される。
2人は川岸で、言葉もなく一緒に涙を流す。

ヒョンインに自分が父親を殴っているところを見られたサンフンは、自分を変えようと取り立て屋から足を洗うことを決意する。そして最後の仕事にはヨンジェが同行。これを最後に、サンフンは新しい人生を歩むはずだったが……。


息も出来ないほどの心の痛みを、暴力でしか現せないサンフン。
サンフンの前では強がって、何の問題もない普通の家庭の子のように振舞っているけど、息も出来ないほどの絶望に囚われているヨニ。


サンフンが生き方を変えようと思ったのは、父を殴る自分の姿が、かつての父と一緒だということに気がついたからかもしれない。
また、ヨニという痛みを分け合う相手に出会えたこともあるかもしれない。

ヨニも、サンフンのお姉さんの前で彼女気取りでおしゃべりしていたけど、そういうたわいもないことにどれだけ癒されたことか。

この映画はDV(家庭内暴力)を取り上げていますが、手を上げる男たちも、怒りのやり場がなくて苦しんでいるように見えます。(もちろん暴力は悪いことだけど・・・。)
サンフンの父親は、息子に殴られても反撃しませんが、息子をこんなにしたのは自分だという後悔があるのでしょう。

2人、事情を何も言わずに、ただ川べりで寄り添って泣くシーン。よかった。

« 2012年3月 | トップページ | 2012年5月 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ