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DVD『ゲーテの恋』感想

ドイツを代表する文豪、ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテの『若きウェルテルの悩み』誕生秘話!といった趣向の映画。
私にとっては、『ファウスト』の作者なんですけどね、ゲーテは。

1772年、法律を学ぶ青年ゲーテは、博士号取得の試験に不合格になり、父親の意向でヴェツラーという田舎町で裁判所の書生として働くことになる。
作家になりたいというゲーテの夢を、父親はゆるさなかった。

ある日、街の舞踏会で若い娘に上着を汚される。それがロッテとの出会いだった。
友人・イェルーザレムと遠乗りの途中、ロッテの家を訪れる。1年前に母を亡くしたロッテの家では、彼女が大勢いる弟妹の母親がわりだった。一緒にパンを焼き、歌を歌い、楽しい時間を過ごす。

「最初の恋文は、相手に出させる」――そんな意地の張り合いもすぐに限界。愛を確かめあった二人だったが、裁判所でのゲーテの上司、ケストナー参事官がロッテに求婚する。ケストナーに嫁げば一家は安泰、弟たちも学校にやれる――。ロッテは承諾し、ゲーテに「もう来ないでほしい」という手紙を出す。しかしその手紙は行き違いになり、婚約パーティの席上にゲーテは乗り込んでしまい、しかも二人の関係がケストナーに知られてしまう。

失意のなか裁判所の宿舎に戻ってきたゲーテだったが、イェルーザレムも人妻との駆け落ちに失敗して、絶望のあまり拳銃自殺する。
それを悲しんでいるところをケストナーに咎められたゲーテは、思わず彼を殴ってしまう。ケストナーはゲーテに決闘を申し込む。

違法な決闘をした罪で投獄されたゲーテは、牢屋でこの恋をもとに『若きウェルテルの悩み』と題した小説を書き、ロッテに送る。自殺をほのめかすラストに驚いたロッテは、獄舎のゲーテを訪ね、「ウェルテルは天才、二人は小説でいつも一緒だ」とゲーテを諭す。

6ヵ月後、父親に伴われゲーテは故郷フランクフルトに戻る。大きな騒ぎが起こっているのに驚くと、なんと『若きウェルテルの悩み』が出版され、大ベストセラーになっているではないか。ロッテが出版社に持ち込んだのだ。
成功に気をよくした父は、ゲーテが作家になることを許す。

いくらゲーテの才能を認めていたにせよ、自分たちの愛の証を、というか嫁入り前の醜聞を自ら出版社に持ち込む女、というのはなんだかな~。
ケストナーが、複雑な想いを乗り越えてこれを埋もれさせるのは惜しい、というのなら分かるんだが。

決闘を申し込んだのはケストナーの方なのに、ゲーテの方がしょっぴかれたのはなぜなんだろうな。

詩人というだけでなく、劇作家、自然科学者、ワイマール公国の大臣でもあったゲーテ。
惚れっぽい人で、70歳すぎて10代の少女に求婚したというエピソードもあるほど。この映画の若きゲーテも、自由奔放で何故か憎めないヤツ、って感じでしたが、実際のゲーテも興味深い人だったんでしょうね。

公式ホームページ:http://goethe.gaga.ne.jp/

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