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DVD『灼熱の魂』感想

最近近所のレンタルショップで、「準新作」扱いのDVDがレンタル80円というキャンペーンをやっているので、週末はDVD漬けです。

さて、予告を見て興味を持ち何の気なしに見た映画でしたが、予想以上に衝撃的な映画でした。

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価格:3,591円(税込、送料別)

中近東からの移民だった母ナワルが死に、双子の姉弟・ジャンヌとシモンに遺言が残された。ジャンヌは父を、シモンは兄を探し出し手紙を渡して欲しい、と。
母に愛された記憶のないシモンはそれを拒み、ジャンヌ一人が、手がかりを探しに母の故郷に旅立つ。

1970年5月、異教徒の難民の青年と恋に落ちたナワルは男の子を出産する。恋人は目の前で射殺され、生まれた子はすぐに孤児院に預けられた。ナワルは村から追放され、街に出て大学でフランス語を学ぶ。

内戦が始まり、ナワルは自分の子が収容されているはずの孤児院が襲撃にあったと知る。そして目の前で虐殺が行われ、自暴自棄になったナワルは、テロリストを志願し、襲撃したキリスト教系武装勢力の指導者を暗殺する。

投獄された監獄で拷問人からレイプされ、ナワルは双子を出産する。15年の収監ののち釈放されたナワルは、密かに保護されていた子供たちとともにカナダへ亡命する。

ジャンヌは嫌がるシモンを呼び寄せ、さらに兄の消息を探させるが――。

あまりの衝撃の展開に、思わず固まってしまった。こんなことがあっていいのか。ギリシャ悲劇のようだ。
冒頭、母はプールサイドでショック状態に陥りその後息を引き取るのだが、そこで何があったのか。
それが明かされたとき、そしてやっと探し当てた父と兄との対面、その手紙を読む場面――観る者は言葉を失うしかない。

母の故郷の国については、はっきり国名は出てこないけどレバノンあたり。平和な日本では想像もできないほどの宗教対立、民族対立のなかで翻弄された一人の女性の悲劇が描かれます。
(テロに身を投じた動機がちょっと唐突な感じがしないでもないですが・・・。)

レバノン生まれでカナダ・ケベック州に移住した劇作家ワジディ・ムアワッドの戯曲『焼け焦げるたましい(原題:Incendies、火事)』 を映画化したものだそうです。戯曲ということは、もとは舞台劇?そうとは思えないほどの壮大なスケールの映画でした。

公式ホームページ:http://shakunetsu-movie.com/pc/

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