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2013年9月

DVD『トガニ 幼き瞳の告発』感想

恩師の紹介で霧の美しい田舎街=ムジンの、聴覚障害者学校に赴任することになった美術教師のカン・イノ。途中、車の事故をきっかけに知り合った人権センターの幹事ソ・ユジンに成り行きで送ってもらいようやく到着した学校は、どこか異様な雰囲気に包まれていた。
ニコニコと人当たりはいいがどこか不気味な校長、そして教職に就くための不正な金を平然と要求してくる校長と瓜二つの双子の弟の行政室長。何より生徒たちのおびえたような表情に違和感を覚えるイノ。 そんなイノの不審を裏付けるような出来事が、次々に起こる。職員室で平然と生徒を袋叩きにする男性教師、稼動している洗濯機の中に女生徒の顔を押し込むという常軌を逸した暴行を加える女寮長…。

イノはぐったりした女生徒を入院させ、ユジンに連絡を取る。だがユジンが女生徒から聞き出した新たな事実は、複数の生徒たちが校長をはじめとする教師たちから、日常的に性的虐待を受けているというあまりにおぞましいものだった。 怒りに燃えるイノはユジンらと共に、マスコミの力を利用し真実を暴くことを決意する。

やっとのことで逮捕まで漕ぎつけ裁判が開かれたが、街の名士でもある校長たちが金と権力で裁判を有利に進めようとしたため、裁判は難航を極めた。イノにまで、大金をちらつかせながら示談を持ちかけ、さらには「体の弱い娘さんを大切にしないと」と脅迫めいた言葉さえ投げかける。
しかしイノは、失職を知り怒鳴り込んできた母親に「今この手を離したら、ソルにとっていい父親になれる自信がない」と語りかける。

決定的な証拠も見つけこれで断罪できるかと思いきや、弁護士が寝返り、校長たちにはたった懲役6ヶ月という軽い処分が下っただけだった。

あまりの理不尽さに呆然となるイノたち。祖母が示談に応じたため、証言台に立つことすら出来なくなったミンスは、自分と弟を陵辱したパク教師の家に向かい・・・。

原作はコン・ジヨンの小説「トガニ」。誰もがここに描かれている事柄が“実話”であるという事実に驚愕し、戦慄し、そして怒りを爆発させました。
それをスター俳優のコン・ユさんが映画化に乗り出し、そして本作が公開されるや460万人以上を動員しました。ついには政府をも動かし、「トガニ法」という新たな法律を生み、問題を起こした学校を廃校に追い込んだそうです。

さすが韓国映画。子どもへの性的虐待シーンも容赦なく描いている。日本の映画ならここまでやらないよね。
でもそういう内容を描いた映画だという予備知識があったせいか、それほど衝撃は受けませんでした。衝撃的な事件があまりに多すぎて感覚がマヒしているのかしら・・・。(男子生徒への性的虐待というのは、日本でもほとんど取り上げないので、それはやはり衝撃でしたが・・・。)
それよりも、金や権力で事件を揉み消そうとする大人たちの非道さに怒りを覚えました。

日本でも、児童擁護施設で虐待があって県の調査も入ったけど、改善命令が出たくらいで、何も変わらなかったとかいう話だったし、こういう事件はきっといつまでたってもなくならないんでしょうね。

ラスト、ミンスの遺影を抱えて、「この子を忘れないで」と世間に呼びかけるイノの悲痛な叫び声が耳に残る、そういう映画でした。

公式ホームページ:http://dogani.jp/

ネイサン・イングランダー著『アンネ・フランクについて語るときに僕たちが語ること』感想

もしもまたホロコーストが起こったら、誰があなたを匿ってくれるでしょう――。
フロリダの旧友夫妻を訪ねてきたイスラエルのユダヤ教正統派夫妻。うちとけた四人は、酒を飲み、マリファナまで回してすっかりハイに。そして妻たちが高校時代にやっていた「アンネ・フランク・ゲーム」を始める。無邪気なゲームがあらわにする、のぞいてはいけなかった夫婦の深淵。ユダヤ人を描いて人間の普遍を描きだす、傑作短篇集。」(新潮社ホームページより)

著者のネイサン・イングランダーは、ニューヨークの敬虔なユダヤ教徒の家庭に育ち、高校までユダヤ学校に通うが、大学時代にそれらに疑問をもち、ユダヤ教から離れました。そうした著者の経歴が、著作に色濃く反映されているようです。自分と同じ「ユダヤ人」に対して、奇妙な愛憎というか、複雑な葛藤があることをうかがえました。

一番印象に残ったのは『キャンプ・サンダウン』で、高齢者向けのサマーキャンプに集うユダヤ人の老人たちを描いたものですが、ホロコーストの生き残りである彼らは、収容所の衛兵に似ているという理由で、ある老人を溺死させるのです。(その老人自身、ウクライナ出身のユダヤ人で、ナチには酷い目に遭っていたことがわかる。)

上記短編のほかにも、ユダヤ人のヨルダン川西岸への入植した二人の母親の物語(『姉妹の丘』)や、歳若い息子に父が語る、収容所を生き延びた男の非情な選択(『若い寡婦には果物をただで』)など、全8編。

みなとみらい AUDIカフェ

ベンツに対抗して(?)アウディでもショールームにカフェを併設したという記事を以前見たことがあって、桜木町にいったついでに偵察に行ってきました。

場所はワールドポーターズの裏で、カップヌードルミュージアムの隣。

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ベンツのカフェは、1階のセルフと2階のレストランに別れていますが、、こちらはワンフロアのみ。
Audi Cafe by blanc noir (blanc 白とnoir 黒)という店名どおり、黒い天井と真っ白いインテリアの店内、白シャツに黒いエプロンのギャルソン風の店員さん。


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メニューはタブレットで写真を見ながら選びました。オシャレ~。

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≪ イベリコ産生ハムベジョータとパルジャミーノレッジャーノチーズサラダ仕立て オリーブとドライトマトと共に (ドリンクとセットで1,500円)≫

野菜たっぷりでおいしそ~。
手前の黄色いのがパンペルデュ。
パンペルデュとは、フランス語で「だめになったパン」という意味だそうですが、要は食パンの代わりにフランスパンをフレンチトーストにしたもの。コーヒーはマイルドでおいしかった。

満足したので、ついでにデザートにティラミス(600円)を追加。

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新しくてまだ認知度低いからか、客がいなくて(笑)落ち着けるし、ショールームとは入口も別なので、カフェの利用だけでも入りにくいことはないですね。

ちょっと駅から遠いのが難点ですが、おいしそうなのがデザート系のパンペルデュであったので、また来てみようと思います。

ショールームは、そこそこ人が来てたかなぁ。

≪ 2階フロアから バウハウスデザインのスタイリッシュなインテリア ≫

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アウディもかっこいいけど、でもやっぱりベンツの方がデザイン好きなんですよね・・・。

ミハエル・ネグリン ブラックピーチのクロスネックレスとブラックピーチのシンプルなネックレス

時間があったのでチョロっと売り場に寄ったところ、ブラックピーチのクロスネックレスを発見。
ちょっと珍しい~、私は初めて見ました。ということで、25、26個目のネグリンです。

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黒が多めでゴシックな雰囲気ですね。トロンとした白のブラウスに合わせたらよさそう。ピンクのワンピース・・・は、ちょっと私の歳ではイタイ人になってしまうか。
シンプルな方は、仕事でも使えそうかな、と思って。
あまりゴージャスすぎてもかえって出番がないしね~。好きなんですが。


それにしても増えたわ~。だいたい欲しいアイテムは揃ったので、手当たり次第に買わないで厳選しているつもりなんですが、年内に30個目いきそうな勢いです(笑)。

日本・ベトナム外交関係樹立40周年記念 横浜能楽堂特別企画公演「再びの出会い 二つの国の雅楽 」

中国を源流とする宮廷音楽「雅楽」は、同じ「雅楽(ベトナム語ではニャーニャック)」とは言っても、伝わった時期が違うということもあり、日本とベトナムでそれぞれの発展を遂げました。

そして今回、日本・ベトナム外交関係樹立40周年を記念して、共にユネスコの「世界無形遺産」にも登録されている日本とベトナムの雅楽が、初めて本格的に競演することになった、というので、「ベトナムの雅楽?面白そう!」ということで見に行きました。

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日本は、約1300年前、東大寺の大仏の開眼供養会のために来日したベトナム出身の僧「仏哲」から伝わり、その後日本で独自の発展を遂げた雅楽の曲2曲を披露。
ベトナムは、宮中儀礼の際に演奏される大楽合奏・小楽合奏の演奏に加え宮廷舞踊の数々を上演。
最後に、雅楽の作曲家・芝祐靖による日本・ベトナムの雅楽器を使った合奏曲も初演しました。

前に見た東京楽所さんは奏者も華やかな衣装を着ていましたが、南都楽所さんは、奏者は平安時代の狩衣みたいな衣装で、色も薄墨色でした。

第1部

南都楽所
舞楽「陪臚(ばいろ)」

  楯と鉾を手にした武人姿の軽快華麗な四人舞。

舞楽「胡飲酒(こんじゅ)」

  胡の国の人が酔い乱れる様を描いた舞。

今度はベトナム側のフエ宮廷伝統芸術劇場付属雅楽団、赤地に黄色の丸い文様を描いた華やかなアオザイで登場。

大楽合奏「三輪九轉(タム・ルアン・キュウ・チュエン)」

  大楽合奏は、朝廷の重要な祭祀・儀礼において演奏される管弦楽。太鼓や笛などでにぎにぎしく演奏されます。

宮廷舞踊「呈祥集慶(チン・トゥオン・タップ・カイン)」

  上帝(天帝)の長寿を慶ぶ祝辞入りの巻物を、四天神が広げながら舞う。
  四天神、それぞれ赤、黄、黒、緑の衣装を着て、京劇の武生(立ち回りを得意とする二枚目)みたいに、背中に小旗を四つ背負っています。決めポーズのところでは、思わず「好(ハオ)!」と掛け声をかけたくなるほど。カラフルで華やかで、目を奪われます。

小楽合奏「十首連環(タップ・トゥ・リエン・ホアン)」

 小楽は、宮中儀礼の際に催される管弦楽。

宮廷舞踊「麒麟の舞(麟母出麟児)(ラン・マウ・スアッ・ラン・ニー)」

中華街の獅子舞の獅子みたいな麒麟が2頭(黄色・緑)登場。
最初2匹で戯れていたと思ったら、緑色の方がうずくまる。何事かと思ったら、赤ちゃんを出産!
ビックリ!私の後ろの席からも、「どこに隠れていたのかしら」とつぶやく声が・・・。

チョン・チエン・とケン・バウの二重奏(ソン・タウ・チョン・ケン)

 チョン・チエンは太鼓、ケン・バウは笛。

宮廷舞踊「花燈の御供(ルック・クング・ホア・ダング)」

 手に蓮の造花を持った舞人が11人。次々とフォーメイションが変わり、組体操みたいに肩車や何かで形を作る。すると会場が薄暗くなり、造花に仕込んだ電球が光る。幻想的で、まさしく花の燈・・・。

第2部
横浜能楽堂委嘱作品
日本・ベトナム合奏「仏哲に捧げる」(作曲/芝祐靖)
第一曲「香河の木霊」
第二曲「祈り」
第三曲「順化(フエ)の煌めき」

厳かな曲。合奏というより、それぞれの楽器のソロパートが多かったですね。

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ベトナムの雅楽は、中華街の春節のときに演奏されるような、にぎにぎしい音楽でしたね。
他の国の民族舞踊などほとんど見る機会がないので、こういうコラボ企画はいいですね。

さいかや藤沢店に、くまモン出没~

さいかや藤沢店に、くまモン出没~。

って、ボクはヘンなヤツじゃないモン!

とくまモンに怒られそうですが。

私も、握手会開始の30分前に会場に行ってスタンバイしてましたが、すでに立錐の余地もないほどの人出。

早く出てこないかなあ。

キターーー!!!!

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ああ~、やっぱりかわいかモンlovely

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元気いっぱいにはしゃぎ過ぎて、お立ち台から落っこちそうになって、くまモン隊のお姉さんを心配させる一幕も。

それはそうとお姉さんとくまモン、一生懸命熊本県の特産のPRをしてくれてたんですが、BGMの音が大きくてほとんど聞こえず。ああもったいない。

私は朝から整理券のために並ぶ根性がなかったので、握手会には参加しませんでしたが、撮影タイムもたっぷりあったし、ポーズもいっぱい取ってくれたので、至福(←おおげさ)の一時を過ごしました。

≪瞬殺!ぶりっ子ポーズのくまモン≫

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≪熊本県の「く」のポーズ≫

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後姿だけど、このポーズは「あとぜき」・・・?

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帰り道にグッズを売っているショップがあったので、策略(?)にまんまと引っかかり、くまモンのポーチを買いましたよ。
クッション性があるもので、ハードディスクを入れて持ち歩いてます。

オオグソクムシにタッチ!オガちゃんも元気。

ダイオウグソクムシがネットで密かなブームだとか。

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今日は新江ノ島水族館で、オオグソクムシに触ってきました。
いや~、年間パスポート持っててよかったわ~。

水深200mくらいのところに棲んでいて、目の前の相模湾で漁の網に引っかかっていたコたちだそうです。(ダイオウのほうは、海外にいるそうですが。)
体長10cmくらいで、硬い甲羅に覆われています。脱皮するときには、前後に割れるとか。
ダンゴムシの仲間なので、危険を察知すると丸まります。暗いところが好きらしく、すぐに隅っこに行こうとします。

フラッシュ撮影禁止だったので、ピンぼけ写真しか撮れませんでした。
でかいですね~、エビとかカニを掴んでいる感じ。

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タッチプールには、他の種類の魚もいましたね。ミズクラゲも触れましたよ。あの傘は思ったより弾力がありましたね。

≪ネコザメ≫

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≪ネコザメのタマゴ≫

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≪タコ≫
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さて、前回行ったときに寝ていたオガちゃんは、今日はご飯の最中でした。
スイスイ気持ちよさそうに泳いでいましたね。

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新江ノ島水族館は、クラゲの展示に力を入れていて、いろんな種類のクラゲがいます。
9月は9(ク)ということで、クラゲまつり実施中~。

≪ タコクラゲ ≫

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名前は失念したけど、紫の斑点がパンジーのブーケのよう。

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今日の記念に(?)ショップで、ダイオウグソクムシの小さなぬいぐるみを買いました。

手前がおなかにビーズの入ったお手玉仕様(263円)で、奥はストラップです。
特大サイズも3,000円台であったけど、それはさすがに。

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DVD『東ベルリンから来た女』感想

東ベルリンから西側に来た女性の話だと思っていたら違った。

1980年、東ドイツの田舎町に、首都ベルリンから若い女医が赴任してきた。
彼女の名はバーバラ・ヴォルフ、西ドイツへの出国申請をしたための左遷だった。そして何か怪しい素振りを見せればすぐにシュタージ(秘密警察)が来て家宅捜索をしていく――それが彼女の日常だった。

同僚の医師アンドレが何かと彼女のことを気遣うが、彼自身、医療事故の揉み消しと引き換えに、彼女のことを役人に報告する立場だった。
それでも、誠実で医師としても優秀なアンドレを、バーバラは次第に信頼していく。

病院に作業所から逃げ出したという若い娘のステラが搬送された。肋膜炎を発症している上に妊娠していた。「この国を出たい」というステラだったが、入院の引き延ばし工作もむなしく、作業所に送り返される。

バーバラは監視の目を盗んで、西側に住んでいる恋人とのつかの間の逢瀬を楽しむ。彼は、バーバラが東ドイツを脱出できるように準備を進めていた。

バーバラたちの病院に、今度は高所から転落して自殺未遂を起こしたマリオが担ぎ込まれた。
動機は失恋だったが、恋人が見舞いに来ても反応がおかしいため、開頭手術をすることになる。その日は、バーバラの恋人が手配した脱出決行の日だった。

迷いながらも脱出する準備を勧めるバーバラのもとに、ステラが転がり込む。またもや作業所から逃げ出したのだ。
バーバラはステラを連れて、約束の海岸まで行くが・・・。

ヒロイン演ずるニーナ・ホスの、張りつめた表情とか雰囲気がすばらしい。
それでいて、患者の前では温かく安心させるような風格がある。
日々監視下にあれば、身も心も疲弊してくるでしょうね。医師の仕事に誇りを持っていることがうかがえます。

それにしても、

ドイツで海辺のある地方といえば、バルト海に面した北部。だけどステラのいたトルガウ作業所というのは南部にあるんですよね。わざわざそこまで連れて来たのかしら?

作業所で妊娠となれば、相手は作業所の職員で、ほぼ性的虐待が行われたんでしょうね。だから遠くの病院に連れてきた?

監視の理由が西側への移住申請だというのに、外国人専用のホテルがあったり、逃げ出しやすい海辺があったりする街に赴任させるとは、泳がせてシッポを掴むつもりだったのか?

その辺がちょっとよくわからなかったけど。

「壁崩壊」から来年で25周年。DDR時代のことを描いた作品はまだ少ないのですが、あの時代に何があったかをどんどん映画化して検証していってほしいですね。

公式ホームページ:http://www.barbara.jp/

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