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岡野雄一著『ペコロスの母に会いに行く』感想

昨日は、男鹿水族館GAOのホッキョクグマ「ミルク」の1歳の誕生日でしたが、今日は今は亡きクヌートが産まれた日。「死んだ子の歳を数える」じゃないけど、生きていれば7歳になるんですよね・・・。

さて。

著者は、長崎の月間タウン誌の編集長で、本作はタウン誌の片隅に描いていた自分の体験をもとにした漫画をまとめたもの。
ペンネームは、ツルツル頭が由来の「ペコロス(小玉ねぎ)」。
認知症で「少しずつ忘れていく母」との日常を、ユーモアを交えて淡々と描いています。

「現在」を描いた前半もいいけれど、みつえさんの「過去」、家族の歴史に踏み込んだ後半が本領発揮。この人詩人ですね。

8月9日に原爆で亡くなり、今またやっと母の背に帰ってきた、作者には姉にあたる娘に「もうどこにも行かんとぞ・・・」と呼びかける母。
亡くなった父と旅をする母。
認知症の母の眼に何が見えているのか、どんな会話をしているのか、それは息子である作者の想像にすぎないけれど、限りなく慈しみにあふれ、やさしい。

日本の昔からの死生観からいえば、あの世とこの世の境目って割とあいまいだから、亡くなった人がそばにいても、何の違和感もないのかもしれないなぁ、なんてことを思ったり。

この母みつえさんの絵柄が、うちの母と似ていて、それに長崎弁というのも、母が九州出身なので、しゃべり方も似ているので、つい重ねてしまう。
父や母がボケたら・・・こんなふうに穏やかに接することができるだろうか。ついそんなことを考えてしまいます。

映画『ペコロスの母に会いに行く』予告編

http://youtu.be/XTORdG1AaOE

一青窈の主題歌、聴くだけで目頭が熱くなります。
しかし時間が合わなくて観に行けない・・・。DVDを待とうか。

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