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2014年3月

オルガ・トカルチュク『昼の家、夜の家』感想


「歴史上、ポーランドは国境線が不安定に揺れ動いてきた国である。現在はロシア、ドイツ、チェコなどと接しているが、国境近くの町や村は、過去のある時点ではまったく別の名前で呼ばれていたのだ。
 本作の舞台は、ポーランドとチェコの国境地帯にある小さな町ノヴァ・ルダ。かつてはドイツ領でノイロードと呼ばれたこの土地に夫と移り住んだ語り手は、隣人たちとの交際を通じてその地方の来歴に触れる。しばしば形而上的な空想にふけりながら、日々の覚書、回想、夢、会話、占い、聖人伝、宇宙天体論、料理のレシピなどの数々が綴られていく。
「フラムリナ、あるいは野生のエノキタケ」ご近所の一人は、キノコの季節になるときまって家を訪ねてくる。アウシュヴィッツ(オシフェンチム)で買った食用油の話と、エノキタケのコロッケの作り方が披露される。
「ペーター・ディーター」ドイツ人ペーターは、生まれ育った家を見るため、妻と国境を越える。登山の途中、心臓発作を起こして息絶えた彼の片足はチェコ側に、もう片方の足はポーランド側にあった。
 ……これら111もの挿話によって、ある土地をめぐる一つの幻想的な物語世界が立ち上がる。現代ポーランド文学の旗手による傑作長編。」(白水社ホームページより)

ポーランドとチェコとの国境地帯にある小さな町ノヴァ・ルダ。そこに移り住んだ「私」とマルタや何某氏などの隣人たちの話、「私」が大いに興味を持っている「夢」についての話、キノコ(料理のレシピ込み)の話、髭の生えた聖女クマーニスとその伝記を書いたパスハリス修道士の話、以前この土地に暮らし、夏になると様子を見に来るドイツ人たちの話……これらのエピソードが小出しに、交互に挟み込まれ、“長編”とは言いつつ、エッセイ集のような趣です。聖人伝のエピソードがあるせいでしょうか、説話集って感じもします。

聖女クマーニス、って聞いたことがなかったのですが、作者の創作ではなく、かつてはグリム童話にも編纂されていた伝説のようです。画像をネットで検索したら、顔が主キリストで身体はドレスを着た胸のある女性で描かれた絵画や聖人像がいくつもヒットしました。(女装したおっさん、みたいな感じで戸惑いますがね。)
彼女の伝記を書いたとされるパスハリス修道士は、女性のように美しい青年だが、自分の体に違和感を持ち女性のような乳房がほしいと願っているという設定。

女性になりたい男性と、男性の顔をした女性。この対比がエピソードをより興味深いものにしているような気がしますね。

話変わって、ノヴァ・ルダがどこあるか調べていたら、興味深いことがわかりました。
明治時代の日本で活動したドイツの作曲家で、「君が代」に伴奏、和声を付けたり、日本の洋楽教育機関のほとんどすべてにかかわったりした、フランツ・エッケルトさんの出身地だそうです。

当時はこの地はプロイセン領だったから、ドイツ人もいっぱい住んでいたんですね。

ちなみにこの地は、ズデーテン地方といって、ナチス・ドイツがチェコに割譲を迫った地域でもあると言えば、「ああなるほど」と場所が思い浮かぶ人もいるんじゃないでしょうか。

WIMBLEDON L031 ASAHI レディース スニーカー ウォーキングシューズ 使用感想

今までペタンコのバレーシューズを職場で上履き代わりに履いていたのですが、立ち仕事が多い今の仕事になったら、腰が痛くてしょうがない。軽くて着脱が楽で、長時間立ってても疲れなさそうな靴を探して、この靴にたどり着きました。

普段の靴のサイズ24.5、この靴も24.5を購入。色は、明るい色がいいな~、と思って、ベリーにしました。

もともと膝があまりよくなく、合わないと膝痛&腰痛を起こすので、試着しないで買うのは冒険でしたが、結果は大当たりでした。

この靴に変えてから仕事後の腰の痛みや、ふくらはぎのだるさ&むくみも軽減されました。仕事が終わると疲れてぐったりしていましたが、余力が残るというか、疲れ方が違います。

当たり前だけど、靴って歩き回ることを前提にしますが、歩きやすいようにインソールや履き心地に工夫がある靴って、「立つ」という動作にもいい、ってことなんじゃないかな~、と思います。靴は高い方がいい、と思っていましたが、そうとは限らないんですね。

デザインは・・・おしゃれとは言えませんが、私には合っていたみたいです。

クリスピークリームドーナツのサクラクリーム&黒ミツきなこ

花粉症もちには悩ましい季節となりました。薬を飲んだら効きすぎて意識がモーローとしちゃうし、飲まなきゃ鼻水くしゃみ、目のかゆみで死ぬ思いをするし。このまえなんか立ったまま寝てしまって、同僚に注意されましたよ。

さて、クリスピークリームドーナツで、この春限定のサクラクリームと黒ミツきなこをいただきました。

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サクラクリームは、ホワイトチョコの上にピンクのゼリー状のものがかかったものがトッピングされていて、中には桜色のクリーム。でも特に桜の味はしなかったなぁ。

黒ミツきなこは、アレだ、給食に出てきたきなこまぶした揚げパンの味。

両方とも おいしかったですよ。

「ラ メゾン アンソレイユ ターブル」の大粒いちごと生チョコレートのタルト

こんなの食べました~!なんて他人には「それで?」なんでしょうけど、こうやってブログにあげとくと、「去年何食べたっけ・・・?」と備忘録になるということに、今日気づきました。
「今月のタルト」はきよみオレンジを使ったものですが、「去年食べたよな・・・?」と検索してみるとやっぱり食べていた(組み合わせてあるのは別の食材でしたが)ので、今日はイチゴとチョコのケーキを。

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「甘くてジューシーな国産大粒いちごととろける口溶けの生チョコレートをのせた季節限定タルト。チョコブラウニーのタルトにチョコカスタード、濃厚なガナッシュクリームを重ねました。カリッとしたキャラメルナッツの食感がアクセントのスペシャルタルトです。」(公式ホームページより)

やっぱりチョコがガッツリ入っていると満足感(?)ありますね。

今月のお茶は「さくらドロップティー」
ハイビスカスにさくらの香りと様々なフルーツを加えた華やかなフルーツハーブティー。ピンク色でかわいい。桜の塩漬けが入っていて香りもよく、蜂蜜を混ぜてもおいしかったです。

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ミハエル・ネグリン(ブラックピーチのレースバレッタ、リング、イヤリング)

入荷待ちだったブラックビーチ、お迎えに行ってきました~。

30、31、32個目のネグリンです。

レースバレッタ。今顎の線くらいの黒髪おかっぱですが、思ったより似合ってます。(←自分で言うな。)黒だから浮かないし、ピーチの色味が黒髪に映えるのよ。

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リング。定番の形ですね。

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ついでに、小ぶりのイヤリングもゲット。大人っぽいし、小さなお花が揺れていい感じ。おかっぱとのバランスもよく。イヤリングはめったにしないんですが、これくらいなら普段使いできそうかな?

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これ以上は破産する(笑)ので買いませんでしたが、かわいいのがいっぱい入荷していて目の保養になりました。

さあ、また頑張って働いて!給料つぎ込むぞ~!(コレクターだから。)

ASUSのパソコン買いました。

モバイルできる小さいPCほしいな~、と前から思っていて、消費税が上がる前に、と物色しておりましたが、とうとう買いました。

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ネットとメールチェック、出先で仕事の書類の修正とかができるようにMicrosoft Officeが入っていること、というのが最低条件。

それで見つけたのがこれ。というより、実はSurfaceなども候補に挙げていたのですが、今、XPのサポート切れ目前&消費税増税前の駆け込み需要で、いつの間にか「いつ入荷するかわからないけど予約受け付け中!」なのばかりでこれしかなかった・・・。

ASUS F102BAシリーズ [Office付き] F102BA-DF056HS (2013年モデル・ブラック)

CPU         AMD A4-1200 APU
モニターサイズ  10.1型ワイド
メモリー       4GB
HDD容量     500GB
重さ         1.1kg

http://www.biccamera.com/bicbic/jsp/w/catalog/detail.jsp?JAN_CODE=0886227593576


USBを指すところが3か所あって、メモリーカードスロットもあるので、私にはこれで十分。

でもネットの速度は遅いですね。
niftyのココログの「インターポット」という庭づくりのゲームで遊んでいるんですが、キャラクターの出現やビンゴゲームなど、ワンテンポか2テンポ遅れるので、ちょっとイラっとしますね。ビッグカメラの店員さんも、「動画をよく見るんじゃなきゃ、これでも十分」って言っていましたけどね・・・。

JCOMのを無線ルーターで飛ばしているから遅いのかな?まだちゃんとしたモバイル通信(EーMOBILEとかWimaxとか・・・)で試してないので、それについては後日報告するとして。

持ち歩き時には、オリジンズのクリスマスコフレのトラベルポーチがちょうどピッタリの大きさだったので、それに入れています。アダプターも小さめなので余裕ですよ。
ASUS、これどう読むか諸説あったけど、「エイスース」で決まりだそうですね。

カフェでブログ更新とか、やってみたいな~。
写真のケーキは相模大野の駅ビルのカフェです。

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トーマス・デ・パドヴァ著・藤川芳朗訳『ケプラーとガリレイ 書簡があかす天才たちの素顔』感想

原題は、“DAS WELTGEHEIMNIS―Kepler, Galilei und die Vermessung der Himmels”。
「世界の秘密――ケプラー、ガリレイと宇宙の測量』とでも訳せましょうか。

2人の偉大な科学者の交流の軌跡が今明かされる!・・・というと、ガウスとフンボルトを主人公としたケールマン著『世界の測量』を思い出しますが、あれはフィクションだけど、これは実話。

1609年、ガリレオ・ガリレイがヴェネツィアで高性能の望遠鏡を発表し、翌年、それを使って発見した木星の衛星についての書『星界の報告』は、一大センセーションを巻き起こした。プラハでハプスブルク帝国皇帝ルドルフ2世に仕えていた、皇帝付数学者ヨハネス・ケプラーもその一人。ガリレイとともに近代天文学の祖とも言える人物である。
ケプラーはガリレイに宛てて熱烈な賛辞を送り、一緒に研究しようと誘ったが、ガリレイの方はかえってドン引き(?)して、なかなか返事を出すようなことはなかった。返事を出すのは、皇帝付き数学者としてのケプラーを利用したいときだけであった。

科学のことはチンプンカンプンですが、同じ科学者でも、権力志向のガリレイと、研究者としての野心はあれど世渡り下手で熱情家のケプラーとの対比や、同時代の科学者たちの足の引っ張り合いが面白かった。ガリレイの異端審判についても言及があり、あれは科学対宗教という構図で語られることが多いですが、実際はガリレイがローマ教皇やイエスズ会と対立したために異端審判にかけられただけっていうことも書かれています。
ガリレイって「偉大な天才」ってイメージがあったのですが、自分の研究も立身出世のために使うような、結構俗っぽい人だったんですね。

世紀の発見、エポックメイキングな出来事など、時代を変えてしまうような瞬間を、ドイツ語でSternzeit(シュテルンツァイト)というそうです。
時代は三十年戦争前夜、ケプラーの母も魔女裁判にかけられてしまうような不穏な時代でしたが、この17世紀初頭は新しい技術や宇宙の法則の発見など、科学研究が大躍進を遂げた時代でした。(このころ日本では、徳川家康が江戸幕府を開いたところですね。)
ガリレイは観測によって、ケプラーは計算によって宇宙の法則を導き出しました。これはまさに、Sternzeitというよりほかありません。

フェルディナント・フォン・シーラッハ著『コリーニ事件』感想

2001年、イタリア人の元自動車組立工コリーニが、ドイツ人で経済界の重鎮ハンス・マイヤーを殺害した。新米弁護士ライネンは事情もよくよく調べずに国選弁護人を買って出たが、被害者は親友の祖父で、ライネンにとって身内同様の男だったことが判明する。被害者の孫にして親友の姉、ライネンにとっては初恋の相手ヨハナにも責められるが、苦悩の上コリーニの弁護を引き受けることにする。
しかしコリーニは殺害動機について何も語らない。それでもコリーニの周辺を調べると、驚くべきことが明らかになった。

作者のフェルディナント・フォン・シーラッハは、ナチスの幹部だったバルドゥール・フォン・シーラッハの孫。
ナチス・ドイツが支配したあの時代、人々は何をしていたか、というテーマ。それにナチスの幹部の孫が取り組むという、問題作です。

親衛隊としてイタリアに赴いたハンス・マイヤーは、パルチザンだったコリーニの父を処刑した。
戦後コリーニはこれを告発したが、1968年10月1日、ある法律が施行されたことにより時効が成立し、コリーニはマイヤーを裁くことが出来なくなった。
今になって凶行に及んだのは、父親の死後引き取ってくれた叔父と叔母を悲しませないために、叔母が死ぬまで待っていたからだ。

問題の法律は、エドゥアルト・ドレーアー博士が起草した、秩序違反法に関する施行法。これによって、法の規定するところによって、謀殺犯はヒトラー、ヒムラー、ハイドリヒなどナチの最高指導部の人間だけに限られ、その他はただの協力者、幇助者ということになってしまいました。そして幇助者は故殺犯としてしか裁けなくなりましたが、故殺の場合時効は15年なので、時効が成立し、幇助者とみなされた犯罪者たちは無罪放免、ということになったわけです。

あの時代、無関係でいられた人はいなかったでしょう。大なり小なりナチスの体制に甘んじるしかなかったと思います。さもなくば自分の命が危なかったから。

しかし被害者にとっては、あまりにやりきれない話です。
自分の家族を殺した男が、時効が成立したといって、裁きも受けずにのうのうと生きていたら?
法律は人を守ってくれるはずのものなのに、何の助けにもならない。法が盾になって相手を守っているとしたら。
虚しさしか感じませんよね・・・。

ドイツでは、ナチ犯罪の時効の問題は長い間棚上げ状態になっていましたが、本書がきっかけで、2012年ナチの過去再検討委員会というのが立ち上がったそうです。
韓国映画『トガニ』もそうだったけど、世論が政治を動かしたといえますね。

物語の最後の方でヨハナはライネンに問います。「わたし、すべてを背負っていかないといけないのかしら。」
その答えは一概には言えないけれど・・・。
戦争責任と向き合うこと。それはあの当時のドイツ人だけじゃなくて、現在に生きる我々にも課せられた課題ともいえます。

河津桜

最近、忙しくて小ネタばかり・・・。

通勤途中で見つけた、河津桜です。

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もうすぐ春ですね。花見に行きたいな~。

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