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2014年4月

トム・ピーターズ著『エクセレントな仕事人になれ! 』感想

自己啓発本やビジネス指南本の類を読むのが好きですが、最近読んで「これは!」と思ったのがこれ。ドイツの補聴器の会社シーメンスの社長さんが新聞のコラムでおすすめしていたので読んでみました。

どの本を読んでも書いてあることはだいたい同じなので、「これは!」と思う根拠なんて、フィーリングに合うかどうか、あるいは自分の考えていたことが言葉になっているかどうか、にすぎないと思っています。

その点で、サクッとシンプルかつポジティブなメッセージ、著者が提案するヒントを「今すぐ!」やれとけしかけるオラオラ具合(笑)がツボにはまりました。
同じことを書いていても、日本人の著者だと、妙に抹香くさいというか、「諦めて受け入れなさい」という諸行無常感がそこはかとなく漂ってくるんですよね・・・。

本書は、著者トム・ピーターズが自分のブログに書いたことを、41の項目、163のアドバイスに分類したもの。400ページ超の分厚い本ですが、文章も軽快で、通勤時間のスキマとかにチョコチョコ読みやすいです。

原題が"The Little Big Thing"とあるように、「大きな意味を持つ小さなこと」に関する事例が、数多く紹介されています。
多くの人が見過ごしがちな、「当たり前なこと」「小さなこと」が、ビジネスの上で大きな結果を引き起こす・・・「神は細部に宿る」って言うことでしょうか。

例えば、

著者はキング牧師の「もし道路掃除の仕事を与えられたら、ミケランジェロが絵を描くように、ベートーベンが曲を作るように、シェイクスピアが詩を書くように道路を掃除すべきだ。」という言葉を引用し、「つらい時期には、なかなか笑顔になれないかもしれない。だが厳しい時期は、あなたの態度、やる気、明るさを目立たせる絶好のチャンスでもある。」(p・120)
いろいろあって今、私は不本意な業務に従事していますが、こういう言葉に、自分を振り返ってみたりしましたね。

また、

私は、「組織は人に奉仕するためにある」(p.368)や、従業員の目的は「会社の目的達成を助けることではなくて実現可能な最高の自分になることだ」(p.383)に大いに共感してます。その方が絶対従業員も生き生きと働けると思うし、従業員の方も会社のために頑張ろう!という気持ちになると思うし。でも、うちの会社の上の人たちは従業員なんて使い捨てのコマとしか考えていないんだよね・・・。
仕事中に従業員が「どこそこでは時給いくら」なんておしゃべりしている職場に、未来なんかないよ。

とにかく、すぐ実践できそうなことからリーダー論、組織改造系まであらゆるレベルのヒントが提案されています。私には、結構大部分心に刺さる言葉が詰まった1冊でした。

クロックスから「クロックバンド ワールドフラッグシリーズ」発売!

今年はサッカーWM(Weltmeisterschaft ワールドカップ)2014ブラジル大会の年!

ということで、クロックスから「ワールドフラッグシリーズ」が発売されました!

普段、24.5cmの靴を履いているので、サイズはW8というのにしてみましたが、ちょっと大きかった・・・。ワンサイズ下でもいけたかな?まあ、歩いてすっぽ抜けるというほど大きいわけではないので、まあ、いいか。
黒地のところに今までの優勝回数を示す☆3つが付いているところが、また通ですな。

さて、ブラジル大会でのドイツはグループG。気になる対戦相手は、ポルトガル、ガーナ、アメリカです。どこも手強い相手ですね~。

6月16日 ドイツ vs ポルトガル、18時、サルバドー

6月21日 ドイツ vs ガーナ、21時、フォルタレーザ

6月26日 アメリカ vs ドイツ、18時、レシフェ

日時はヨーロッパ時間、ということなので、日本時間だと、18時は夜中の1時、21時は明朝4時ということになるのかしら?

メンバーはまだ発表されていないようです。

今回のユニフォームはこんな感じ。・・・南ア大会よりちょっとダサ目?

<ホーム>

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<アウェイ>

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(画像はDFB(ドイツサッカー協会)のサイトから)
http://dfb-fanshop.de/Trikotbaukasten#Herren_Heimtrikot-WM-2014

最近サッカーを見なくなってたのですが、6月に向けて予習して!ドイツを応援します!

「ラ・メゾン アンソレイユターブル」のオレンジショコラティー・ルージュタルト

先日、用事で横浜に出たので、今回はランチセット+今月のタルト(税込1,780円)で豪華にいきました。

ランチのメインディッシュは、菜の花のリゾットミラネーゼ

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トマト風味のスペアリブのついた菜の花入りのリゾット。
カイワレ大根のトッピング、てんこ盛りです。

オレンジショコラティー・ルージュタルトは、母の日限定タルトだそうです。

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「濃厚なショコラフロマージュタルトに甘酸っぱいフランボワーズとオレンジカスタードを重ね、アールグレイが香るショコラティークリームを重ねました。
真っ赤ないちごとフランボワーズ、お花のチョコレートで華やかに仕上げた、季節限定タルトです。」ルミネの紹介ページより

 

オレンジがかすかに香るショコラティークリームが、いいアクセントになっています。

ハナミズキ

通勤途上で見かけたハナミズキ。

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一青窈の「ハナミズキ」に、「薄紅色の~」という歌詞があるから、もっと薄いピンクだと思っていましたが、結構鮮やかな紅色しているんですね。

ティムール・ヴェルメシュ『帰ってきたヒトラー』(上)感想

 2011年8月30日、ヒトラーが突然ベルリンで目覚める。彼は自殺したことを覚えていなかった。
 彼を拾ったキオスクの店主をはじめ、周囲の人間は彼のことをヒトラーそっくりの芸人だと思い込み、彼の発言すべてを強烈なブラックジョークだと解釈する。勘違いが勘違いを呼び、彼はテレビのコメディ番組に出演することに。彼の出演シーンは、Youtubeで70万回再生されるほどの話題を呼ぶ。
 混乱しながらも、現状を把握しメディアを利用することに決めたヒトラーは、政治をテーマにした企画――幼稚園のそばを暴走する車についてどう思うかなど、一般市民の生活に密着したことについて街頭でインタビューする――を立て、それがまた当たり、人気者になっていく…。

というのが上巻までのあらすじ。

ヒトラーの髪型、ちょびひげを模した表紙を見て、「これは!」と思ったら、ドイツで130万部、世界38ヶ国に翻訳され、さらに映画化まで決まっているという。去年か一昨年あたり、ドイツでベストセラーという記事をどこかで読んで、「早く翻訳でないかな~」と心待ちにしていました。

面白いですよ。
制服がガソリン臭い(自殺の後、遺体をガソリンで焼くように部下に命じていた)ため、ジーンズとチェックのシャツを着てクリーニングに出しに行くヒトラー、芸能プロダクション会社と契約して、秘書の女の子に携帯電話の使い方を教えてもらい、メールアドレスを設定してもらうヒトラー・・・。その一方で、現代社会について鋭い批判をしていて、「一理ある」なんて思わせる。
ヒトラーが政権をとれたのは、既存の政党のやり方を批判して、ドイツの明るい未来を信じ込ませ、雄弁に魅力的にふるまい、その言うことにも「一理ある」と思わせたからではないでしょうか。

下巻ではどうなっていくのでしょうか。楽しみですね。

余談ですが、
個人的には、ナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)の機関紙は、「民族の観察者」じゃなくて「フェルキッシャー・ベオバハター」と訳して欲しかった。その方がそれらしいじゃない?

ミスタードーナツのミスタークロワッサンドーナツ食べました。

友人と「クロワッサンドーナツ、もう食べた?」なんて話をしたので、まだだった私はミスタードーナツへGO!

上から時計回りに、メープル&エンゼルホイップ、ホワイトチョコ&キャラメルホイップ、チョコ&カスタードホイップです。サクサクのドーナツを輪切りにして、中にクリームを挟み込んでいます。

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これはおいしい!サクサク~と歯ごたえがあって、病みつきになる美味しさです。

でも3個まとめて食べたら、さすがに気持ち悪くなりました(笑)。
それに1個あたり420kcal・・・。3個で1日分の必要摂取カロリー量・・・。

これからフィットネス行って消費してきます。

脱皮できない蛇は滅びる。

Die Schlange, welche sich nicht häuten kann, geht zugrunde.
「脱皮できない蛇は滅びる。」(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ『曙光』より)

2014年4月11日(金)付読売新聞の2ページ目「言葉のアルバム」というコラムの中で、勝栄次郎氏(インターネットイニシアティブ社長)が「なるほどなと思う言葉」として紹介されていました。
財務省出身の勝社長は、「危機対応の時、もしくは(政策が)中長期的な過程に入ったときに自己変革を行わなければならない」と解釈されています。

私は今、仕事上で困難な状況に直面しており、私を変えようとする暴力的なまでの圧力と闘っています。でも、それでも変わっていかないと先に進めない、脱皮していかないとさらに辛い目に遭うのかな、と思ったり。

これは、

「意見を脱皮していくことを妨げられた精神も同じことである。それは精神であることをやめる。

Ebenso die Geister, welche man verhindert, ihre Meinungen zu wechseln; sie hören auf, Geist zu sein.

」と続きます。

そうは言っても、相手の言うなりになり自分を殺しても、それはそれで辛いんですけどね。

映画『エレニの帰郷』感想

テオ・アンゲロプーロス監督の『エレニの帰郷』を見ました。
激動の20世紀を主題にした3部作の第2作目なのですが、監督が撮影中の事故で亡くなったため、これが遺作となりました。

映画監督“A”は、歴史的事件と絡めて自分の両親に起こった出来事を描こうとしていた。その映画は現在中断していたのだが、再開しようとしているところだ。
しかし、妻との離婚を機に鬱になってしまった娘が行方不明になる事件が起こる。そんなとき、両親が彼を訪ねてベルリンにやってくる・・・。

『エレニの旅』の続編ではなかったのですね。
政治犯として投獄されたとか、恋人が音楽をやっているというのは一緒ですが、「スピロス」は『旅』では、ヒロインに後妻になれと迫る養父でしたし、ヒロインの子どもは兄弟で内戦の敵味方に分かれて殺し合い・・・。

Aの母エレニはギリシャの内戦時代、投獄されその後脱獄。
恋人のスピロスは、ギリシャ難民が多く住むカザフスタンの街テミルタウで彼女をようやく見つけるが、逢瀬を楽しんだのもつかの間、二人は逮捕される。
1953年、その日はレーニンが死んだ日だった。
エレニはシベリアに送られる。彼女と親しいヤコブも、後を追うようにシベリアへ。
エレニとスピロスの間に生まれた息子は、ヤコブの姉のもとで育つ。

1974年、ヤコブとともにオーストリア経由でアメリカに渡ったエレニは、先にアメリカに来ているスピロスを探すが、彼はすでに別の女と暮らしていた。失意のエレニは、息子が暮らすカナダへ向かい、そこで3歳のときに別れた息子と再会する。

1999年12月31日。現在ライプツィヒに住むヤコブもやってきて、エレニ、スピロス、ヤコブはベルリンで再会を喜ぶ。
そこへ孫のエレニが見つかったという知らせが入る。孫を連れもどしたエレニは、具合が悪くなり、ベッドに横になるが・・・。

エレニを演じたのはイレーヌ・ジャコブなんだけど、イマイチこの作品のヒロインとしては薄っぺらいというか、迫力不足でしたね。
ヤコブを演じたブルーノ・ガンツやスピロス役のミシェル・ピッコリが重みがあってすごくよかっただけに・・・。
ドイツ系ユダヤ人であるヤコブは、オーストリアからイスラエルに行くことを長年の夢としてきたのですが、エレニと離れがたく、一緒にアメリカに向かう。
彼がこんなにも想い続けたエレニは、しかしスピロスのことしか心にない。
ベルリンでエレニに別れを告げたヤコブの最後のシーンは圧巻でしたね。


ベルリンが舞台、というのも私的にポイント高い映画でした。Aの家はクーダムのあの辺とか、遊覧船乗り場はあそこだとか、ポツダム広場の映画館やオイローパツェンターじゃないかと思われる場面もあり、ウルウルきちゃいました。

作中、空港のセキュリティチェックでNacked Scanner(裸スキャナー)の前に立つ場面があったのですが、2、3年前話題になっていたヤツってこれか~。スクリーンに映る姿はまるで全裸。性器の形まで映し出されて、これは物議を醸しだすのも当然ですね。

くり返し出てくるモチーフに「第3の翼」というのがあるんですが、あれは何のメタファーなんだろう・・・。

公式ホームページ:http://www.eleni.jp/index.html

サントラはアマゾンのページで視聴できます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001OBML1K/cinematicroom-22

チューリップ

通勤途上で見つけたチューリップ。

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激しくピンボケ。


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マクロで撮影。

エレン・ウルマン著『血の探求』感想

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  1974年の晩夏。大学教授の“私”は、元続き部屋で内部に隣室につながるドアがあるオフィスを借りた。
 ある日、そのドアの向こう側から精神分析医が行うセッションが聞こえてきた。“患者”は若い女性で、養子のため自分の出自がわからず、アイデンティティの欠落に苦しんでいた。“私”は息を殺して、産みの母親を捜す“患者”の話に耳を傾け続ける。

精神科医のドクター・シュスラーは患者に自分のルーツを探るように提案する。患者が養母を問い詰めた結果、彼女の母親はユダヤ人で、戦後直後、難民収容所にいたときに娘をカトリック系の養子あっせん団体に彼女を託したのだった。しかしそれ以上の手掛かりがなかった。

実はドクター・シュスラーは、父親がナチス親衛隊員であり、患者の話を聞いてに患者に対して罪悪感を持ち始め、その結果患者を混乱させてしまった。

いつしか彼女とその境遇にすっかりのめりこみ、ドクター・シュスラーに憤りを感じ始めていた“私”は、大学教授という立場を利用して、患者の母親らしき女性の名を突き止める。そして養子あっせんセンターの職員という触れ込みで、偶然手に入れた患者の女性の住所にあててそのことを伝えたのだった。
患者は、それを頼りにイスラエルに住む「母親」らしき女性を訪ね・・・。
患者はなぜ養子に出されたのか? “血の探求”の驚くべき結果とは――。

「ルーツ探し」がテーマですが、それが本人ではなく、盗み聞きした赤の他人が勝手に調べて…という点が異色。
しかも情報提供者である“私”と患者は一度も顔も合わせたこともなければ、名前も知らない。(挙句に調べたことが理由で“私”は散々な目に合うのですが。)
「盗み聞き」という、あまり褒められた行為ではないことをしているということが、精神を病んで休職中の“私”の心をさらに刺激して、病的な衝動に駆り立てるのでしょう。

“私”は精神病患者を多く出している家系の出であり、彼自身、若いころから精神不安定に苦しんでいました。“私”が患者に興味を持った理由は、養子であるということで、「家族」というしがらみや「血」から自由であると思えたから。
それとともに、患者がレズビアンであることも関係しているようです。
作中では、“私”もゲイであることが仄めかされており、同じマイノリティとして親近感を持ったのではないでしょうか。

しかし、患者がベルゲン-ベルゼン収容所で生まれた、というだけでもショッキングな出自なのに、それ以上の秘密が隠されていたとは。

ユダヤ人富豪の一族に生まれた母親は、ナチスが定めた「アーリア化」に対抗するために、工場の従業員のドイツ人の青年と結婚しますが、夫は早死に、夫の一族から裏切られ、ある場所に送られます。(その場所について、母親は決して口を割らない。)

その後移ったベルゲン-ベルゼン収容所では、当初国籍別に収容されていましたが、その中でもユダヤ人差別が起こったため、ユダヤ人のシオニストグループが中心となり、ユダヤ人はユダヤ人でコミュニティをつくるようになった。しかしシオニストたちの権力争いに嫌気がさし、娘はユダヤ人としてではなく生きてほしい、と思い、生まれたばかりの娘を手放すことにした、と彼女の母親は説明し、二度ともう関わらないで、と言います。
患者は失意のまま去るのですが、数か月してもう一度母親のもとを訪ね・・・。

本筋とは関係ないけど、パレスティナ移住を推進したシオニストのリーダーたちが、一人をのぞいてイスラエルには住まなかった、という話が印象に残った。

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