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デール・カーネギー著『こうすれば必ず人は動く―人生成功への必勝ノウハウ―』感想

全世界1500万部超の“How to win friends & influence people”(人を動かす)の著者、デール・カーネギーが企画・出演した伝説のラジオ講座の書籍版。

私は『人を動かす』の方はまだ読んでませんが、本書の方がより事例がリアルで、「再現ドラマ」によって成功のためのノウハウがより具体的に書かれているとのこと。
各章で展開される『現場再現シーン』は、実際の番組ではリスナーをスタジオに呼んで、自分の成功体験を語ってもらったものです。だからリアルで臨場感にあふれているんでしょうね。

そして各章の最後に、成功のためのノウハウがまとめられています。

(1) どのような状況であれ、間違いを犯したときには、それを素早く、十分に、心から認めるということが一番賢明である。
(2) どんなに人が間違っていると思えても、人を悪しざまに非難してはならない。人を非難する前に、まず自分自身を正すこと。

など、当たり前のことなんだけど、それでも凡人にはハードル高すぎてなかなかできない・・・。
だって、自分が世界で一番かわいいから「自分の非を認める」ってできることならしたくないし、「相手を喜ばすこと」が常に「自分も喜ばすこと」であるとは限らないし、それどころか「自分を殺すこと」でしかない場合もあるからね・・・。

自己啓発本を何冊か読んで思ったことですが、欧米人の著者が提唱する「相手のために」「相手の喜ぶことを考える」っていう考え方って、キリスト教の奉仕の精神とか価値観に基づいているのではないでしょうか。
仏教にもそういう教えはあるけど、自分から積極的に仕掛けていくイメージではないですよね。

あと、どの本にも共通するのが「笑顔」。笑顔があれば全て上手くいく、と言わんばかりのプッシュです。
自慢じゃないけど「笑顔がステキ」と言われ続けてきたこの私が今苦境に陥っているのでそれは疑問符が付くのですが・・・。

ノウハウを抜き出してまとめてみましたが、この本のメッセージがより明確に浮かび上がってきますね。
相手のことを思いやること、そしてスマイル。それってコミュニケーションの基本ともいえます。

少しでも身に付けばと思います。

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