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2014年9月

彼岸花

藤沢市の彼岸花の名所、小出川に行ってきました。

が、盛りは過ぎていたようです。残念!

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DVD『アンナと過ごした4日間』感想

ポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキ監督が17年ぶりに手がけた異色のラブ・ストーリー。独身中年男の不器用な愛の暴走を、絵画的な映像美で綴る。

ポーランドのさびれた地方都市。レオンは病院の火葬場で働き、年老いた祖母と2人で暮らしている。
数年前、レオンは川へ釣りに行った。しかし猛烈な雨が降り出し、レオンは雨を避けようと、近くの廃工場に行く。すると女性がレイプされている現場に出くわす。レオンはその場を逃げ出し、警察に通報するが、レオンが容疑者として逮捕されてしまう。
レオンは釈放されると、その女性・アンナの部屋を双眼鏡でのぞくのが日課になる。自宅の窓からは、アンナの住む看護婦の寮がよく見えるのだ。
アンナへの恋心は日増しに募っていった。

祖母が亡くなり、勤め先の病院もリストラされる。すると彼はとんでもない行動に出る。
アンナが寝る前に飲むお茶の砂糖に睡眠薬を混ぜる。そして彼女が熟睡しているうちに、部屋に忍び込むのだ。
1日目は彼女の服のボタンのほつれを直す。
2日目はアンナの足の指にペディキュアを塗る。
3日目はアンナの誕生日で、正装して花束と指輪を届け、部屋の片づけをした。
4日目は、壊れた鳩時計を持ち出したが、しかし、直した時計を戻しに来たところを警察に見つかってしまう。

いや、「気持ち悪い」のひと言。

私生児として生まれ、病弱な祖母に育てられたレオン。それだけでなく、知的レベルもあまり高くないようだ。だから、女性の部屋に忍び込んでも、その寝顔を眺めているだけのことしかできない。その姿は滑稽ですらある。

それにしても、ラストシーンには衝撃を受けました。
釈放されたレオンが家に帰ると、ある異変に気づく。アンナの部屋がある寮の、建物自体がないのだ。

あれ?今までのって・・・レオンの妄想だったの?え?
まさか建物を急きょ解体したわけじゃないよね?

そこでいきなり映画が終わって、観客は不可解な世界に放り出されます。

それ以外にも不気味な描写満載。川を流れる牛の死体、病院の焼却場の切断された手、斧を買うレオンの姿・・・。

その気持ち悪さを補って余りあるのが、フェルメールとかの絵画を想い起させる、静謐な色調の映像美、そして低く静かに流れる<音>。

ロケ地はどこかしら。ハンザ都市に多いバックシュタインゴシック(レンガ造りゴシック)様式の教会があったから、海に近い街だと思うけど。

「邪悪なハンコ屋 しにものぐるい」でイラスト入りの認印を作りました。

ネットで見つけたんですけどね、犬とか猫とか魚類とか小動物とかのゆる~いイラストの入った認印を作ってくれるハンコ屋さん「邪悪なハンコ屋 しにものぐるい」で浸透印(いわゆるシャチハタ印)を作りました。

注文方法は、

① 好きなデザイン(イラスト)を選ぶ

いろんな種類がありますが、イカとかアンモナイトとかも捨てがたかったけど、「鴨ネギ」で。

② 書体を6種類から選ぶ

職場で使うつもりなので、ここは普通に明朝体で。

③ インク色とケースの色を選ぶ

インク色は標準の朱と、ケースも標準の黒で。

苗字にするか、下の名前にするかも選べます。

名前だけでなく、写真を送れば似顔絵にして入れることもできるようですよ。

で、注文すること1週間。

じゃ~ん!

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世界で一つのハンコができました!

所内の回覧文書とか、自分用の資料に目印で押すとか、正式な書類じゃなければOK(たぶん)!

使うの楽しみだな~。

オンラインショップ:http://www.ito51.com/

大腸内視鏡検査を受けました。

職場の人間ドックを受けたら、「便潜血陽性、大腸の検査を受けて下さい」と結果が来ました。若いつもりでいても、もう40半ば。小心者の私は、さっそく内視鏡検査の予約を入れるべく、近所の病院に行きました。

(1)予約を取る

内視鏡の検査は、その日に病院に行っても受けられません。
消化器内科の医師から説明を受けます。検査時にポリープが見つかったらその場で切除することに同意する旨の同意書を書いて、当日持っていくことになりました。
採血と検査前の食事の説明を看護師さんから、下剤の服用方法について薬剤師さんから説明を受けました。

(2)検査前の食事の制限について

3日前から「特に控えてください」と言われたのは、野菜の中でもトマト、イチゴ、キウイ。これはつぶつぶがおなかに残るから。
海藻、キノコ、豆類もだめ。おなかに繊維が残っていると、検査に支障があるんですね。

普段の食生活で引っかかりそうなのは、納豆ぐらいだな~、と思っていたら、ラーメンやソバもだめ。インスタートスープ類も、意外にコーンや野菜の欠片がたいてい入っているのでアウト。パンもだめ。コーヒーは禁止リストに載ってなかったけど、なんとなく飲まないようにしました。

3日前 朝 ビーフシチュー(昨日の残り)、コーヒー
    昼 食パン コーヒー
    夜 ご飯、麻婆豆腐(豆腐だけ)、ヨーグルト

2日前 朝 食パン メロンパン コーヒー
   昼 ご飯、清し汁(汁だけ)サバの味噌煮(職場の給食)
   夜 ご飯 ゆで卵 焼き鳥1本

前日 朝 白がゆ(レトルト) お茶
   昼 カップうどん(うどんだけ)、笹かまぼこ
   夜 白がゆ、ゆで卵

前日は、「おかゆ、うどん、卵、白身魚、豆腐のみ食べてください」と指示がありました。職場の人が笹かまぼこをくれたんですが、白身魚だからセーフかな、と思って食べました。

夜9時:シンラック(内用液)を服用。甘い。
ニフラックは冷やしておくと飲みやすいと書いてあったので、寝る前に作っておく。

午後11時:最初の便意を催す。大量の便が出る。
当日午前5時:便意あり。

(3)検査当日

午前6時 ニフレック2L服用開始

コップ1杯ずつ、15分おきに飲む。「10~15分かけて少しずつ」と説明されたが、ほぼ一気飲み。味は、あまり甘くないスポーツドリンク、OS-1とかみたい。
「飲みにくい場合はハチミツを入れてもよい」と書いてあったので入れてみる。不味さは変わらず。

午前7時15分くらい。 トイレに行ったら、おしっこは出ずに、おしりから水が噴出。もうすでに便はほとんどない状態。もともと便通はよい方なので、昨日飲んだ下剤でほぼ出尽くしたようだ。
最後は水を出す作業、って感じ。

午後1時30分 歩いて病院へ。

当日の格好:脱ぎ着が楽で、万が一汚しても大丈夫なもの、と考えてジャージのズボン、長袖Tシャツ

別室で酸素濃度、血圧の測定、採血、点滴用の注射を指す。

それが終わったら検査室へ。検査着、後ろに穴が開いた紙パンツに着替えます。腕に注射針を装着したままの着替えだったので、袖を脱ぐところで引っかかりましたね。袖口の広い服を着てくればよかったです。

医師は手術着みたいなのを着ていました。
体の左側面を下にしてベッドに横になります。「ボーっとするお薬、点滴しますよ」、と言われ、同時におしりの穴に指を突っ込まれてヌルヌルするものを塗られました。

気がついたらもう終わっていました。「ほんとに検査したの?」というくらい、おしりのところにもおなかの中にも違和感がありません。
医師が「ポリープもありませんでしたよ。何かの具合で血が混じっちゃったんですかね~」
ネットで見かけた体験談では、モニターで腸の内部を見られるという話があったから楽しみに(?)していたのに、それも見られませんでした。

「ボーっとなる薬」のせいでボーっとしていたので、別室の歯医者の椅子みたいなベッドで30分ほど横になって、それから会計を済ませて歩いて帰りました。

お会計は、全部で6,630円でした。

食事制限や下剤を飲むのが面倒くさかったけど、検査も知らぬ間に終わっていたし、
体験談では、「もう二度とやりたくないほど痛かった、大変だった」というコメントが多かったので、「ポリープ見つかったらどうしよう」とか「腸に穴が開いたらどうしよう」とかビビッていましたが、何もないことが分かったし、案ずるより産むが易しでした。

DVD『ある愛へと続く旅』感想

よくよく考えれば、ひどい男だ。

ローマで暮らすジェンマは、サラエボに住む友人ゴイコから電話を受ける。写真家だった夫ディエゴの写真を展示するから来ないかと・・・。ジェンマは16歳になった息子ピエトロと一緒にサラエボへ向かう。

1984年。卒論のテーマに選んだ詩人のことを調べるために、ジェンマはサラエボにいた。ガイドのゴイコの紹介で、アメリカ人の写真家ディエゴと運命的な出会いを果たし、夫婦となる。しかしジェンマは子どもの産めない体だということがわかる。

民族が入り混じるサラエボでは、それぞれの民族が独立を主張し、一触即発の状況にあった。サラエボの友人たちを気遣った二人はサラエボに向かう。子どもを切望する彼らに、ゴイコは代理母候補としてアスカを紹介する。
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が勃発する最中、アスカは男の子を出産。ジェンマはその子を連れてイタリアへ帰国する。しばらくして、ディエゴは死んだという知らせが届いた。

ゴイコは二人を海辺の別荘に招待する。そこには友人たちが集まっていた。そして妻だと言って紹介された女性は――アスカだった。
「息子は渡さない!」と半狂乱になるジェンマに、アスカは事実を告白する。

郊外のペンションでディエゴとアスカが逢っていた日、ディエゴが席をはずしたときに武装グループの兵士が乱入。アスカをレイプして連れ去ってしまう。
ディエゴは武装グループのアジトに乗り込み、大金を払って取り戻したのだった。
妊娠したアスカに、「この子は僕の子とジェンマには言うから」。そしてジェンマに子どもを託したディエゴは、ひとりサラエボに残り、命を絶ったのだった。

1990年代のバルカン半島の民族紛争は、毎日のように新聞やTVで報道されていました。バルカン半島に関する事柄を扱った映画も数多く見ました。こういう、女性が犠牲になるニュースも聞いたことがあります。「民族浄化」の手段としても、レイプは行われていたようです。
あれからもう20年近くたち、すっかり平和になりました。一昨年クロアチアのドゥブロニエスクに行ったけど、そんな戦争があったことなど微塵も感じさせない美しい街でした。

ディエゴは子供がいなくてもいいと思っていたのに、子どもで夫を繋ぎ止めたいと願ったジェンマ。
お金欲しさに「代理母になる」って言ったのはアスカの方だけど、こんなことに巻き込んだせいで・・・って思いがディエゴにはあったんでしょうね。
とはいえ、自分ともジェンマとも血の繋がりのない子を、何も言わずにジェンマに託すっていうのはどうなの?
そして自ら命を絶つというのは、あまりにも身勝手すぎるのではないか。

二人の母は、全てを胸に秘めることにした。何があっても生きていこうという強さを感じました。

ジェーン・バーキンが精神科医役でチョコっと出ています。ひどく歳を取ってて、別人のようだった・・・。

リュドミラ・ウリツカヤ 『クコツキイの症例 ある医師の家族の物語』感想

今や現代ロシア文学を代表する作家となった、リュミドラ・ウリツカヤ。ロシア・ブッカー賞受賞の話題の長編。

古くからの医師の家系に生まれ産婦人科医となったパーヴェル・クコツキイが結婚したのは、疎開先の病院で手術をした患者のエレーナだった。エレーナを娘のターニャと共に家族としてむかえたパーヴェルは、堕胎が違法だったソ連で女性を救う中絶手術に賛成で、いつ逮捕されるか分からなかった。
モグリの堕胎手術で命を落とした女を巡り、パーヴェルは子どもの産めない体のエレーナに向かって「女じゃないくせに」と言ってしまい、そのときから夫婦の関係は少しずつゆがんでいく。

美しく成長したターニャは生物学を志すが、何の疑問も持たずにラットを切り刻む――命を奪う自分に気づき、大学も仕事も辞めて家を出ていく…。

社会主義国家ソ連のアングラ社会に足を踏み入れたターニャは、自堕落な生活を送りはじめる。ある日、長らく疎遠だった幼馴染のゴールドベルグ兄弟のヴィターリイが暴漢に襲われたことを知り、看病に駆けつける。弟のゲンナージイとも関係を持ち、妊娠する。
保養に出かけたオデッサでサックス吹きのセルゲイと出会い、彼についていくと誓う。
ターニャの産んだ娘はエヴゲーニヤと名付けられた。モスクワに里帰りしたターニャは、実家の改装を実行し、セルゲイのいるレニングラードに旅立つ。

孤独なエレーナは徐々に精神に異常をきたしていき、酒浸りになったパーヴェルも、もはや家族とのつながりを取り戻すことができそうにない。
エレーナや、長年家政婦をやってくれているワシリーサが老いて弱っていくのを見かねたターニャは、世話をするために実家に戻ることにする。

しかし第2子を身ごもったターニャは、急変し搬送された病院で感染症にかかって命を落とす。

エヴゲーニヤの出産とエレーナの死をもって物語は終わりますが、帝政時代からソ連時代、そして現代のロシアへと続く、女3代のドラマ。
TVドラマ化もしたことからも、人気のほどがうかがえます。

第2章が、エレーナの夢(?)を描いていてちょっとSFチック。砂漠のようなところを目的もわからないまま歩き続ける集団。どうやらそこは死後の世界で、生まれ変わるときが来るまでそうしているらしい。
「新しい人」=エレーナ、「頭をそった男」=パーヴェル、など何人かは対応する人物がわかった。

DVD『命をつなぐバイオリン』感想

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ヴァイオリニストのハンナ・ライヒがコンサートのリサイタルをしているとき、一人の老人が訪ねてきた。その老人から預かった手紙の宛名は「魚の主」。中には古い楽譜が入っていた。「呼び戻して!」

1941年春、ウクライナのポルタヴァ。当時、ウクライナはソ連の支配下にあった。2人のユダヤ人の子供、アブラーシャという少年はバイオリンで、ラリッサという少女はピアノで、人々を魅了していた。彼らは神童(Wunderkinder)と呼ばれ称賛されていた。ウクライナ人の共産党の幹部は、2人が完璧な演奏をすることが出来るのは、自分たちの党の体制が素晴らしいからだと豪語していた。また子供たち2人と、彼らの音楽の教師であるイリーナをモスクワとレニングラードのツアーに送り出すことを決定し、さらにアメリカのカーネギー・ホールへのツアーも予定していた。

当時、ポルタヴァに住んでいたドイツ人の少女ハンナもコンサートで2人の演奏を聴いて感激し、2人と友だちになりたいと願う。ハンナの母は、ユダヤ人であるアブラーシャとラリッサと付き合うことをよく思っていなかったが、父親はアブラーシャの父に謝礼を渡して、3人一緒にイリーナのレッスンを受けられるよう話をつける。
2人はそんなハンナに対して最初は反感を持っていたが、ハンナが純粋に「友達になりたい」と願っているのがわかり、徐々に心を開いていく。
ラリッサには作曲の才能もあり、彼女が作っている「友情の曲」の譜面を「友だちにしか見せないんだからね」とハンナに見せる。ハンナが川辺でそっと両足を水に浸すと、どこからともなくハンナの足元に魚が寄ってくる。「ハンナは魚の主だね」と3人は笑いあう。

しかし、まもなく試練が訪れる。ドイツ軍がソ連に戦争を仕掛け、ポルタヴァ在住のドイツ人は一夜にして敵となる。ハンナとその家族は一刻も早く身を隠さないと命がない。彼らを救ったのは、アブラーシャとラリッサのユダヤ人家族だった。やがて、ドイツ軍がポルタヴァを制圧。今度は、ドイツ人が支配者となり、ハンナの家族はビール醸造工場の経営者としてナチスに重用されるようになる。
すぐにナチスのユダヤ人への迫害が始まり、今度はハンナの家族がユダヤ人の友である2人の家族を匿う。闇にまぎれて逃げようとするが、ナチスに見つかりイリーナは射殺されてしまう。大人たちは連行され、子どもは収穫作業に駆り出されることとなった。
目の前でイリーナ先生を射殺されたハンナは、ショックのため話せなくなってしまった。

ナチスのシュヴァルトウ大佐は、2人の神童の才能を利用しようとし、アブラーシャとラリッサがヒムラーの誕生祝賀会でミスのない完璧な演奏を行えば、特別待遇として家族も含めて強制収容所送りを免除してやると、ラリッサに約束するが――。

一夜にして友が敵となり、追われる者が追う者となる。
当時のウクライナはソ連に組み込まれていたけれど、ドイツとの間に不可侵条約が結ばれていたため、ハンナの父もそれを信じてウクライナまで来てたわけですが。
この戦いには、当然ながらウクライナ人も巻き込まれます。ソ連軍の軍人だったタピリンも、ドイツ侵攻後は、軍服を脱ぎ棄て隠れるようにしていたし、ユダヤ人家族の逃亡を助けようとしたビール工場の従業員・アレクシーは、ナチスに殺されます。

作中に、「ガストラックのことを聞いたか?」なんて会話がありましたが、アウシュヴィッツでガス室を作る以前、トラックに排ガスを引き込み窒息させる方法なども行われていました。射殺は、殺す方も大変な精神的負担があるから、そうやって試行錯誤していたわけなんですね。

アブラーシャを演じるのは、12歳のときカーネギーホールでデビューを飾った、本物の少年ヴァイオリニスト!作中の演奏も本人が演奏しているそうです。1996年生まれだから、今年18歳ですね。

冒頭のコンサートホール、すごくきれいな建物でした。どこだったんだろう。カーネギーホールではないみたいだったけど。

ラリッサの「友情の曲」、とてもきれいな曲です。

公式ホームページ:http://inochi-violin.com/

(ドイツ)
http://www.wunderkinder-derfilm.de/

ローラン・ビネ著『HHhH プラハ、1942年』感想

HHhH = Himmlers Hirn heist Heydrich

ヒムラーの頭脳はハイドリヒと呼ばれる。

「ナチによるユダヤ人大量虐殺の首謀者で責任者であった、ラインハルト・ハイドリヒ。ヒムラーの右腕だった彼は<第三帝国で最も危険な男><金髪の野獣>等と怖れられた。<類人猿(エンスラポイド)作戦>と呼ばれたハイドリヒ暗殺計画は、ロンドンに亡命したチェコ政府が送り込んだ二人の青年パラシュート部隊員によってプラハで決行された。そしてそれに続くナチの報復、青年たちの運命…。ハイドリヒとはいかなる怪物だったのか?ナチとはいったい何だったのか?」
(東京創元社ホームページより)
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488016555

少年のころ、歴史教師だった父からハイドリヒ暗殺の話を聞いた語り手である<僕>は、フランス語を教えるためにスロヴァキアを赴き、そして数々の偶然が重なったこともあり、この事件に改めて興味を持つ。

ハイドリヒについては、私はナチスの高官の一人という認識しかなかったので、このような事件があったとは初めて知りました。

ハイドリヒはヒムラーの右腕として名を馳せていたけれども、暗殺が失敗していれば、ヒムラーよりも上にいっていたでしょう。ヒトラーが相当買っていたことは、ユダヤ人を絶滅収容所送りにして大量虐殺する作戦を、彼を偲んで「ラインハルト作戦」と命名したことからもわかります。
ナチスの理想を体現したかのような風貌、プラハの総督として見せた実務能力、そして何より、ユダヤ人問題の最終解決を考え出したのは彼なのだから。

作者は、「史実をもとにした小説」ではなくて、暗殺されるまでのハイドリヒの生涯、工作員を匿ったと濡れ衣を着せられたリディツェ村がどうなったのか、暗殺犯およびレジスタンスの最期がどうだったかを描く「再現ドラマ」を書きたかったようです。

憶測で書きたくない、誇張した表現は使いたくないと言いつつ、歴史オタクが蘊蓄を語るような語り口で、それは後半になるほど、空想たくましい、というか、自分はこう思う、こう書いたけどこう直した、などという「自分語り」というか、作者の介入が多くなってます。
あと、『慈しみの女神たち』を書いたジョナサン・リテルをそこはかとなくライバル視している気配があり、ちょっとにやりとしてしまう。

奇妙な題名は
HHhH = Himmlers Hirn heist Heydrich(ヒムラーの頭脳はハイドリヒと呼ばれる。)

という意味で、ハイドリヒの異名の一つだそうです。

各国でもそのまま採用されてますね。ちなみにオリジナル(フランス語版)。フランス語でも「小説」はRomanと言うのですね。

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ドイツ語版はこれ。顔がモザイクかけられているのが不気味。

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日本語版の装丁も、Hで埋め尽くされた構成が斬新。かなりイカしている。

久良岐能舞台

横浜市磯子区にある久良岐(くらき)能舞台は、能楽会専務理事の池内信嘉氏が囃子方育成のため、大正6(1917)年東京・日比谷に建てたものです。
その後、東京音楽学校(現在の東京芸術大学)邦楽科に寄贈されましたが、昭和39(1964)年、新たに能舞台が作られたため、この舞台は解体されました。
昭和40(1965)年に、能楽愛好家であった宮越賢治氏が譲り受け、この地に移築・復元。昭和59(1984)年に宮越氏から横浜市に寄贈されました。

その久良岐能舞台の所蔵の能装束を、虫干しを兼ねて(?)年に1度公開展示をするそうなんですが、このたび装束付け実演があるというのを新聞記事で読んで行ってきました。

< 山門、庭園 >

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能装束についての講演もあり、今回のテーマは、小袖を中心とした能装束(主に文化財について)の修復についてでした。講演をして下さったのは、共立女子大学准教授の田中淑江先生。

会場に行くと、能舞台を中心に、所蔵の能装束がところ狭しと展示されていました。

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能というのは、時の権力者や上流社会に属する人たちに庇護されてきた芸術であり、それゆえ能を舞うことは、彼らの嗜みの一つでありました。大名たちは競って豪華な能装束を拵えてきたわけです。
実際に使用されていた、または経年劣化、後世において美術館・博物館での展示されたことなどの理由により、肩や裾がほつれてきて、ものによっては修復が必要となります。それを修復するのが、田中先生の仕事です。

先生が修復を手掛けたものの中から、修復の過程で、切り付け(アップリケに似た技法)されていた模様を、後世になって別の生地の上に張り直したというのが判明した事例についてお話がありました。

後半は、着付けの実演。宝生流のシテ方の能楽師の和久荘太郎さんと辰巳大二郎さんが、女性のモデルに着つけていかれました。

昔はシテ方(主役を演じる役者)専門の着付け師がいたそうですが、今は全部自分たちで着つけるとのこと。2,3人で行います。今回は二人で。

役柄によって、装束や着方が違うんだ、とか昔は糸で縫い付けていたけれど、それでは傷むのでひもを使って固定する方法が編み出されたんだ、とか、
袴の種類で「大口」というのがあるのですが、後ろの部分がえらく張り出しているな~、と前から思っていたのですが、その部分にはゴザが入っていて、さらに小さな三つ又みたいなものを使って形を作っていたなんてことがわかりました。

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<『羽衣』の天人はこんな感じで着付けるという>

最近、文化的な催しとは無縁でしたが、やっぱり伝統文化に触れるといいですね。
久しぶりに能や文楽を見に行きたいなぁ・・・。

神奈川県内のゆるキャラ

久しぶりに横浜に出てショッピング。
高島屋の入口前を通りかかったら、神奈川県内のゆるキャラが3体集結!

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<左から、おちむん・かにゃお・三浦ツナ之助>

三浦のマグロをモチーフにした「三浦ツナ之助」(所属:三浦商工会議所)

神奈川県内の「いいこと」を見つけるのが仕事の「かにゃお」(所属:神奈川県 県民局 NPO協働推進課)

鎌倉市の落ち武者「おちむん」(非公認)
倒幕で逃げ出してきた落ち武者がタイムスリップしてきたという設定らしい・・・。

高島屋では、神奈川県の物産展をやっていたんで、来てたんですね。

でもまだ知名度のないキャラなので、あまり人垣もできていなくて、記念写真もバッチリとってもらいました(笑)
「三浦ツナ之助」、平面のイラストはギョッとするテイストだったけど、着ぐるみは意外とかわいいじゃないのhappy01

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< 後ろから >

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「ゆるキャラグランプリに出ています。ぜひ投票してください。」と、「かにゃお」の名刺をいただきました。・・・「かにゃお」って県の非常勤相談役だったのね。

せっかくだから、投票しようかな。
ぜひツナ之助orかにゃおorおちむんを全国区のゆるキャラに!


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<横から見たツナ之助・・・本体に2本の足がついているってことだよな。>

ミハエル・ネグリン(グリーン×ヴィトレイユカラーネックレス)

35個目のネグリンです。

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お花がグリーン系のグラデーション、しずくが見る角度によって色が変わるビーズの組み合わせです。

ちょうど襟元のあいたグリーンのワンピースを着ていて、合わせたら、自分で言うのもなんですが、よく似合うのよ~。
それにちょっとエキゾチックなところも、大人っぽくてお気に入りです。
先日入手した、オリーブグリーンの螺旋リングとも相性よさそうです。

アレクサンドライトや万華鏡のように、見る角度によって色が変わるようなガラスを「ヴィトレイユ」というらしいですね。
以前買った、勝手に「スミレクリスタル」と名づけたのも、青系のヴィトレイユになるのかな。

2万円オーバーという値段にひるんだんですが、この美麗さに(ほぼ)即決しました。この分頑張って働こう!

クロワッサンたいやき

クロワッサンドーナツに続いて(?)、なんとたいやき登場!
素通りすることができなかったわ。

「特製生地で自家製餡を包み、銀のあん専用のたい焼器で香ばしく焼き上げたオリジナルたい焼です。24 層に仕上げたクロワッサン生地を、鉄板の両面から高温で一気に焼き上げることで、独特の“サクッ”とした食感が生まれます。」

公式ホームページより)

四角い生地を鯛の形に切り抜いて・・・でも端っこがくっついていたままなのが謎ですが。
味は・・・まあアンコの入ったクロワッサンですよ。でも形がユニーク!片面についたグラニュー糖がカリカリしておいしいです。その分固いけど。
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売り子さんがたいやきをね、「何匹ですか~?」って言ったんですが、たいやきを「匹」で数えるのがすごくツボでした。

ハツユキソウ

あっという間に9月ですね。今年ももうあと4か月・・・。

さて、通勤途上の花シリーズ。

ハツユキソウ。

名前は、初雪が降りたように見えることから。
白い大きな花に見えますが、実は葉っぱ。中心の粒粒のようなのが花です。

ポインセチアと同じ仲間で、高さは80~100センチになります。切り口から乳白色の汁が出ますが、かぶれることもあるそうです。私はかぶれなかったけど。

< 普通モードで撮影 >

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< トイモードで撮影 >

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< ソフトモードで撮影 >

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※ ピンボケではありません。

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