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岡野雄一著『ペコロスの母の玉手箱』感想

『ペコロスの母に会いに行く』の第2弾『ペコロスの母の玉手箱』が本日発売になりました。「週刊朝日」で連載された56話+未収録作品+新規描き下ろし20話を加えたものです。

母みつえさんは、連載中の平成26年8月に91歳でお亡くなりになりました。
そのためか、1冊目は癒しとユーモアを感じさせる内容でしたが、本書は「死」の雰囲気が濃いものとなっています。

作品もますます詩情にあふれ、童女に帰った母のそばで息子は豊潤な時を過ごし、過去を回想し、空想の中では父さとるさんとみつえさんが仲良く現在と過去を行ったり来たりし――。

ラスト、さとるさんがみつえさんを迎えに来るシーン、さとるさんが小さくなったみつえさんを抱いてパラシュートで空に降りていく場面で、思わず涙がこぼれました。
なんという美しさ・・・!

「亡くなるということは、いなくなるということ」
「一日でも長く生きていてほしい」との思いから、悩みぬいてみつえさんに「胃ろう」を増設してもらった岡野さん。
去年父が大病をして「死ぬんじゃないか」と動揺し大泣きした私には、その苦悩が実感をもって迫りました。

抒情的なシーンだけでなく、もちろんユーモアも健在です。グループホームの同じ棟に住むゆりさんやシゲタさん、いい味だしてます(笑)。

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