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長谷川嘉哉著『介護にいくらかかるのか?―いざという時知っておきたい介護保険の知恵―』感想

先日、お医者様でファイナンシャルプランナーでもある方の講演を聴く機会がありました。それで大変感銘を受けたので、さっそく著書を購入しましたよ。

「医者がお金の話?」と怪訝に思う人もいるかもしれませんが、せっかくの公的制度があるのに知らないで損をしている人を救う、という話です。

長谷川嘉哉医師は、認知症を専門に診るお医者さんで、在宅医療にも精力的に取り組んでいらっしゃいます。

本書を書こうとしたきっかけは、ある患者さんとの出会いから。

「若年性アルツハイマー病」と診断された患者がある大病院から長谷川医師のクリニックに転院してきたのですが、「精神障害者手帳」を持っていなかった。
認知症なら申請すれば手帳を受け取ることができ、そうすれば医療費はタダになったはずなのです。「誰もおしえてくれなかった」がために、その方は医療費を3割負担してきたわけです。

日本って「申請主義」だから、制度があってもこちらから言わなきゃ恩恵に預かれないじゃないですか。

介護は、介護される人はもちろんですが、介護する方にも大きな負担、ストレスを強います。
公的制度をうまく利用して、お金に関する負担を少しでも軽減できれば、介護もずっと楽になるんじゃないでしょうか。気分的に。

だから、公的制度に何があるかを知ること、じゃなかったら制度を知っている人を知っていることが大事、と本書では説いています。

また、民間の保険を活用することについても書かれています。

死んだらときのために、生命保険で備えることができる。
入院したときのために、医療保険で備えることができる。

で、死なないで障害が残ったり常時介護が必要な体になってしまったときは?

その辺ってイメージしづらいというか、自分には関係ないと思っちゃうくらいですが、実はそうではないんですよね。

これだけ医療が発達して、寿命も延びると、昔なら死んでいた人が生き残るわけです。

今回初めて知ったのですが、高度障害になると生命保険が受け取れるんですが、いわゆる「片麻痺」って、高度障害にならないんですね。

脳血管障害が起こると、片方に麻痺が残るケースが多いですが、「高度障害」の定義では対象にならない。
対象にならないということは、住宅ローンも免除されない。

働けないのに、保険もおりないし、住宅ローンも残る。「いっそ死んでくれてたら・・・」と物騒なことを考える家族もいるかもしれませんね。

そこで本書では、終身の介護保険がおすすめされています。ただ、保険料は掛け捨て、保険金が下りる基準が会社によって違うので、よく比較する必要がありますが、検討する余地はありますね。

これからの時代、お金の知識を持っておくことは自衛のためにもいいことですよね。とくに私みたいな「お一人さま」は。とても為になりました。

長谷川医師のホームページ:http://yoshiya-hasegawa.com/

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