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ジョエル・ディケール著『ハリー・クバート事件』感想

アメリカの田舎町が舞台となっていますが、書いたのはスイス人作家のジョエル・ディケール。アメリカに親戚がいて、夏休みにはいつもそこで過ごしていた、というから、作者には旧知の世界なんでしょうが、それでも「いかにもヨーロッパ人が描きそうな『アメリカ』だ」と批評されたとか。
2012年に発売以来、全ヨーロッパで200万部以上のメガセラーとなった話題作だから、そういうのもあるでしょ。

2008年。デビュー作が大ヒットして一躍ベストセラー作家となった新人マーカスは、スランプに陥り第2作の執筆に行き詰まっていた。そんなとき、大学の恩師で、かつて「悪の起源」のいう恋愛小説で国民的作家となったハリー・クバートが、少女殺害事件の容疑者となる。33年前に失踪した美少女ノラの白骨死体が彼の家の庭から発見されたのだ。
マーカスは、師の無実を証明すべく事件について調べはじめる。

当時――1975年――アメリカの海沿いの田舎町・オーロラに家を借りた34歳のハリーは、15歳の少女ノラと恋に堕ちた。未成年の少女との恋愛は犯罪。その関係は隠し通さねばならぬものだった。しかしスランプだったハリーは、ノラというミューズを得て『悪の起源』を書き上げる。
とうとう二人で駆け落ちを企てたが、その日ノラは待ち合わせの場所に現れず、そのまま行方不明となった・・・。

次から次へと新事実が出てきて、それがまた謎を呼び、「いったいどうなってるんだ!?」という怒涛の展開。上下巻合わせて約800ページありますが、ページを繰る手が止まらなかったですね。

ノラがハリー以外にも複数の男性と交際していた形跡があって、でも調べてみたらもっとすごい事実があったとか、「え、この人が事件に絡んでくるの?」とか、これでもかこれでもかとネタを仕込んでくる。

そのため、詰め込みすぎな感はあるけれど、最後で一気に伏線は回収されてはいるけど、結構ラストは強引な印象。

でも面白かった~。

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