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映画「永遠のジャンゴ」感想


 

1943年、ドイツ軍占領下のフランス。ミュージシャンとして絶大な人気を誇るジャンゴは、パリの有名なミュージック・ホールでナチスに抑圧された市民たちを熱狂させていた。その人気に目をつけたナチスは、ジャンゴのドイツでの公演を計画していた。

しかしユダヤ人狩りやロマへの迫害など、街に不穏な空気が流れ始め、身の危険を感じたジャンゴは、愛人ルイーズの手引きで、スイスへの逃亡を決意。年老いた母親や身重の妻とともにレマン湖の畔の町トノン=レ=バンに移り住む。

とはいえスイスへの亡命を手助けしてくれるはずのレジスタンス組織からのGOサインが出ずに、トノンの街で足踏み状態。ジャンゴは、仲間と街のレストランで演奏する傍ら、教会のパイプオルガンで作曲する日々を送っていた。

しかしレストランで騒ぎを起こし、地元に駐留するナチス幹部に見つかる。目をつぶる代わりにパーティで演奏することを言い渡される。しかもそれに乗じてある負傷したイギリス兵を逃がすから目を惹きつけておいてほしいと、レジスタンスから頼まれる。2か月も待たされた挙句のその言草に絶望しながらも、「次は自分たち」と約束させる。

パーティはしめやかに進んだが、ジャンゴらの音楽に陶酔して、次第に乱痴気騒ぎの様相に。怒ったナチス幹部は、ジャンゴらを叩きだし、ジプシーたちのキャンプを焼き討ちにする。

ジャンゴは、母と身重の妻と別れ、山を越える。

場面変わって、1945年。教会でジャンゴが作曲したレクイエムが演奏される___。


ロマ音楽とスウィング・ジャズを融合させたジプシー・スウィングの創始者として知られる、ジャンゴ・ラインハルトの第二次世界大戦中の数年間を描いた作品。

私この時代の音楽好きでね~、演奏シーンは楽しかった。

でも映画としては、面白いかと言われたら微妙な感じ。

まず愛人ルイーズが何者かよくわからなくてスッキリしない。

「モンパルナスの夜の女王」と紹介されたかと思えば、ナチス幹部とお近づきになっているし、レジスタンスともつながっているようだし・・・。昔ジャンゴたちをひどい目にあわせたらしいし・・・。

まだパリにいるときに、ジャンゴは警察に呼び出され、写真を撮られ、顔の長さを計測されます。昔の火事がもとで手に残った障害を、「近親交配による先天性のものだろう」と決めつけるナチスの医者。うわぁ、っていうか、ほんとにこんな滑稽なこと言っていたんですね。

 

最後に流れる「レクイエム」、楽譜の大半が失われていて、残った一部分をもとに再現したものだそうですが、印象に残る楽曲でした。

ジャンゴを題材に映画をつくるのに、なぜ華々しい、その演奏を前面に出した映画にしなくて、この悲惨な時期を取り上げたのだろうと思ったのですが、

そうか、このジャンゴのレクイエムを世に出すため、と考えたら、なんとなく腑に落ちました。

 

 

 

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