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映画『独裁者と小さな孫』感想


 

 

独裁政権に支配される国。ある日、クーデターが起こるが、老いた独裁者は家族を海外に避難させるために空港へ向かう。
しかし幼い孫息子は、ガールフレンドと離れたくないとダダをこね祖父とともに残る。
しかしすでに指名手配され、腹心と思っていた元帥にも裏切られた独裁者は逃亡を余儀なくされる。

旅芸人に身をやつし、孫にも女の子の格好をさせて素性を隠しながら、独裁者と孫は海を目指す。

途中、警察の検問に遭遇するが、検問とは名ばかりで警官たちは難民たちに金品をたかっているばかりか、婚礼を挙げたばかりの花嫁にも暴行を加えていた。見殺しにされ絶望した花嫁は自らを銃で撃たせ命を絶つ。

独裁者は、若いころ懇ろだった娼婦のもとに向かい金を貸してもらう。

解放された政治犯の集団に紛れ込む。中には独裁者を殺すと息巻く者もいれば、「いや、負の連鎖を生むだけだ」と諭すものもいた。
そして独裁者の息子をテロで暗殺した犯人もいた。

政治犯の一人が住む村に着くが、あんなに再会を待ち焦がれた妻は
すでに別の男と所帯を持っていた。絶望した政治犯はその場で自殺する。

ようやく海にたどり着いた独裁者と孫だったが、民衆に見つかり取り囲まれる。
彼は、多くの罪なき国民を政権維持のために処刑してきた冷酷な男だった。
「絞首刑にしろ」「バラバラにして一人ずつ懸賞金をもらえばいい」
口々に叫ぶ民衆を前に独裁者は----


映画を見る前、題名だけ見て「独裁者」というからなんとなく南米の話かと思っていましたが、カーキ色の軍服に勲章ジャラジャラ、ロケ地はジョージアということで、旧ソ連の周辺諸国を思わせる架空の国が舞台の話でした。

監督は、ありそうな話、とフィクションでこの映画を構想したそうですが、この映画が発表されて2年後くらいに実際にウクライナでクーデターが起きたとき、「僕の映画の真似をしたんだ」と言ってたとか。


きらびやかな宮殿に住み、街中の電気を自分の言うままにつけたり消したりしてこの世の栄華を誇っていたのに、
一転追われる身となり、貧困に苦しむ国民や腐敗した公権力(軍や警察)を目の当たりにする。

実際は目を覆いたくなるような場面の連続ですが、
どこか現実離れして、「おそろしいメルヘン」といった印象。
孫息子の視点で見ているからでしょうか。

芸人のふりをできるほどのギターの腕前を持ち、30歳にして14歳の娼婦と恋をした男。
どうやって大統領まで成り上がったんだろう。
彼の半生が気になります。

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