『エリザベート』生配信を見ました。そして同時視聴してみたら
ミュージカル『エリザベート』が博多座で千秋楽を迎えました。
それを記念して、1/31の千秋楽、の前日の1/30の公演が生配信されました。
1/30の配信を見て、いきおい余って1/31の配信も購入してしまいましたよ。
両方見て思ったのは、やはり演者によって同じ作品でも違った雰囲気になるな~、ということ。
1/30は、愛希れいかさんのエリザベート、井上芳雄さんのトート
1/31は、花總まりさんのエリザベート、古川雄大さんのトート
花總さんのエリザベートは、たおやかで妖精のようだけど、芯の強い女性
それに対して愛希さんは、もっと現代的な女性像で、意志の強い感じ
エリザベート像よりもっと印象が違ったのが、トート。
井上芳雄さん演じるトートは、たっぷり溜める歌い方、距離近めボディタッチ多めの演技で、「クセつよ」なトート
対する古川雄大さんのトートは、あらすじと「生きた人間の美少女に恋をした死神」(←こう書くと漫画の『悪魔の花嫁』みたいだが・・・)と言われて頭に思い浮かぶそのままのキャラで、「神秘的」なトート
エリザベートに拒まれて、古川トートが「なぜ俺を愛さない!?悔しい!ぐぬぬ」ってな感じなのに対して、井上トートは「面白い…いつまで俺の誘惑に抗えるかな?」と冷めた視線で見ている感じ。
サラッと歌っている分古川トートの方が歌詞が聞き取りやすいのですが、個性的で面白いと言ったら井上トートかな~。
アーカイブで1週間程度観ることができたので、せっかくなので画面を半分ずつにして同時視聴してみました。
「扉を開けておくれ」
夫の皇帝フランツ・ヨーゼフがエリザベートのもとを訪れるが、「姑の皇太后ゾフィーにとられた息子のルドルフを返して!私かお義母さまか選んで!」と最後通牒を突き付けられる。そのあと、トートがエリザベートのもとを訪れるシーン
第一幕最後の場面
フランツ・ヨーゼフがエリザベートの要求を飲むと伝えに来たシーン
「キッチュ!」
ルキーニが物売りに扮して、「仲睦まじい皇帝夫妻なんて大嘘、まがい物さ」とエリザベートの真の姿を面白おかしく歌い上げるシーン。
「踊るときは」
ハンガリーの女王として戴冠したエリザベートが
トートに「私はもう人形じゃない。踊るときは、躍る相手は自分で選ぶ!」と言い切るシーン
母にもかまってもらえず寂しい少年時代を過ごした皇太子ルドルフ。猫を殺したと言う子ルドルフに
井上「やるじゃん」って顔
古川「え、まさか」とぎょっとしている
ルドルフに銃口を向ける井上トートの顔、まあワルい。
「闇が広がる」
皇帝である父と政治的に対立してしまった皇太子ルドルフ。このままではハプスブルクが滅亡するのは目に見えているのに何もできない、と嘆くルドルフに、トートは「立ち上がれ、未来の皇帝陛下!」と奮起を促すが、それは破滅へと導く第一歩だった。
見てるとけっこう激しくルドルフを突き飛ばしている井上トート
最後にがっしり握手してる。(古川トートはなし)
ルドルフの死の場面
ラストシーン
とうとうエリザベートはトートの腕に抱かれる
あたりまえだけど、歌い始めとか調整してあわせても、歌い方や場面転換でどんどんずれてくるんですよ。
「贅沢な遊びだね~」と言われたけど、こういうのもわかって面白かったので、同時視聴やってよかったです。
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