文楽公演「妹背山婦女庭訓」鑑賞
初めて大阪の国立文楽劇場に行ってきました。やっぱり本場で見てみたいじゃないですか!
久しぶりに新幹線に乗ったのですが、今はネット予約して券売機で受け取りができるのね。
でもパスワード入力のところで失敗して、窓口に並びなおすことになったのですが・・・。
文楽劇場は、地下鉄・近鉄の日本橋駅から徒歩一分。
ほんとに「下町」の中にあります。
お客さんも、近所のおっちゃんおばちゃんが見に来ている風で、東京よりもカジュアルな感じがしました。
(個人的感想ですが)
今でこそ伝統芸能という感じでハードル高い文楽ですが、もとは庶民の娯楽なので、こういう距離感が本来なんでしょうね。
劇場前で。
母の形見の着物と帯、春先にぴったりの色合いでした。
ロビーには、こんな「くいだおれ太郎」の人形も。
これが出てくる作品あったら面白いでしょうね。ビリケンさんも登場してたりして。
今回のヒロイン「雛鳥」の人形と。
スタッフさんが気軽に「一緒に撮りますか」なんて声をかけてくれましたが、
こういうのをハッシュタグとともにインスタにあげると記念品をもらえるキャンペーンやってたりして
情報発信に力入れているんだな、と思いましたね。
開幕前の緞帳。
観たのは、第一部の「妹背山婦女庭訓」
初 段 大序 大内の段
小松原の段
蝦夷子館の段
二段目 猿沢池の段
鹿殺しの段
掛乞の段
万歳の段
芝六忠義の段
時代は天智天皇の御世、対立する家同士に生まれた久我之介と雛鳥という二人のまるでロミオとジュリエットのような恋物語が描かれます。初心な主君の姫を応援する侍女がいい仕事するんですよ(笑)
そんな中、帝位簒奪を企てる蘇我入鹿の陰謀が・・・。ってな話です。
昔どこかで、「大阪の文楽劇場は大きすぎる、東京の国立劇場くらいがコンパクトでよい」といった意見を
読んだことがあってどうなんだろう、と思っていましたが、
逆に私は、人形の立ち位置とかにゆとりがあって迫力あるように見えたので
こちらの方が好きかな~、と。
席もゆったりしていてよかったです。
時間の関係で第一部しか観ませんでしたが、
大阪って新幹線で2時間程度で行けるし、思ったより気軽に行けることに気が付いたので、また秋にでも行こうかななんて思っています。
最近ではネット配信もやっていることが分かったので、
もっといろんな作品を見てみたいと思います。
とりあえず
公演の案内ページ:
https://www.ntj.jac.go.jp/sp/schedule/bunraku/2023/5411.html
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