最近のトラックバック

« 映画「エリザベート1878」 感想 | トップページ | 国立劇場雅楽公演「安摩・二ノ舞」「新鳥蘇」観ました »

国立劇場文楽公演『菅原伝授手習鑑』鑑賞しました

今の国立劇場で行われる最後の文楽公演かつ千秋楽の日に、急遽チケットを取って見にいってきました。

Img_20230924_102845806_hdr

 

Img_20230924_102811192_hdr

Img_20230924_142121158

 

千秋楽ということで、記念品が配られていました。ご祝儀袋みたいだから、5円玉でも入っているのかしら?と思ったら、袋自体が記念品らしい。何も入っていませんでしたね。

Img_20230924_175241624

Img_20230924_103223870

 

9月の頭にも行ったのですが、結構空席が目立っていたのに、今日はさすが千秋楽だったからか、そこそこの入りでした。
歌舞伎みたいに「待ってました!」などと掛け声が聞こえましたが、多分、いつもは来ていない人なんでしょうね。
あと、人物(人形)が登場するたびに拍手が・・・。いつもと違う雰囲気でした。

 

第1部公演
三段目
 車曳の段
 茶筅酒の段
 喧嘩の段
 訴訟の段
 桜丸切腹の段
四段目
 天拝山の段

三段目は、喧嘩や切腹など、派手なエピソードもあるけれど、主な舞台は田舎の百姓家なので全体的に地味なんですよ。
しかし、四段目、
政敵、藤原時平の家来が菅丞相(かんしょうじょう)を暗殺に来て、それを丞相の部下・梅王丸が取り押さえます。そして時平の家来から、時平が国家転覆を企んでいると聞くと、たちまち怒りの形相に。梅の花を口に含むとそれが火花となり、手にした梅の枝で家来の首を打ち落とします。ここ、本当にドラマチックで。

雷神と化した丞相は、髪を振り乱し太宰府を望む天拝山(てんぱいざん)に駆け登り、鳴り響く雷をバックにここから京の都へと飛び去る――
という劇的な幕切れでした。


今回、第1部は見る予定じゃなかったので、ラストの部分(第二部)を先に見るという変則的なことをやらかしたのですが、これはこれでよかったです。


聞いたところによると、第三部終演後、ほんとのほんとの最後の公演のあと、太夫さんたちが勢ぞろいするカーテンコール(?)があったそうです。
観たかったな~。

 

終演後、半蔵門駅前のタイ料理店「SHAWADEE」でパッタイとグリーンカレーのセットでランチ。

前から気になっていたけど、もう半蔵門も来ることないんだよな・・・、ということで。

Img_20230924_143415249

« 映画「エリザベート1878」 感想 | トップページ | 国立劇場雅楽公演「安摩・二ノ舞」「新鳥蘇」観ました »

文楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 映画「エリザベート1878」 感想 | トップページ | 国立劇場雅楽公演「安摩・二ノ舞」「新鳥蘇」観ました »

2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ