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夏休み文楽特別公演第一部を配信で見ました。

8月の夏休み文楽特別公演が行われました。が、そうしょっちゅう大阪に行っている余裕はないので、今回は配信で楽しみました。

第一部は、夏休みということで、子どもさんでも楽しめる作品が並びました。(掲載した写真は、配信からのスクショです。)

 

「ひょうたん池の大なまず」

ひょうたん池に住む大なまずは、エサだけかっさらい誰も釣り上げたことのない池の主。今日こそは、と意気込む権兵衛さんだが・・・。トムとジェリーよろしく、権兵衛さんと大なまずが大立ち回りを演じるユーモラスな作品。作者はなんと、人形遣いで人間国宝の桐竹勘十郎さん。アニメとのコラボとかやったり、新しいことにも意欲的な方という印象ですが、新作の脚本までお書きになるとは!

舞台の左側が水面の上、右側が水面下。大なまずが本物みたいなゆうゆうとした動きで泳いでました。

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調子に乗って釣り上げられるも、暴れて逃げようとする大なまず。

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まんまと逃げおおせる大なまず。

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「文楽ってなあに?」

人形遣いの吉田蓑太郎さんを司会に文楽の人形について解説。文楽の人形は3人がかりで操作するのですが、「かしら(頭部)」と右手を担当する面遣い(おもづかい)の合図に合わせて、「左遣い(左手担当)」と「足遣い(足担当)」が動きます。もし合図を出さなかったら・・・左手が動かないのを「なんで?」とばかりに振り返る人形の動きが面白かったです。

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女の人形の場合、足がないので「足遣い」が着物の裾の部分をつかんでそれらしく動かすのですが、前が見えないなかそれらしく動かすのも大変だろうな。最近、足の動きにも注目しています。

 

「西遊記(さいゆうき)」


 三蔵法師と悟空が出会う「五行山の段」と山奥の一軒家で妖怪に襲われる「一つ家の段」を上演。

岩に閉じ込められた悟空の封印を三蔵法師が解く。二人は天竺を目指す。

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旅の途中、三蔵法師は山奥の一軒家に泊めてもらうが、そこの老婆に毒を盛られてしまう。老婆はそうやって旅人を殺し金品を奪っていたのだ。

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苦しむ三蔵、しかしそれは悟空が変身したものだったのだ。あっという間に老婆を成敗する悟空。Photo_20240817224704

そこへ老婆の甥の猪悟八がやってきて悟空に襲いかかるが、あっという間に返り討ちにする。

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この家の娘・芙蓉は三蔵にここに留まるようにいうが、三蔵がそれを断ると、怒りで本性を現す。

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彼女の正体は、紅い髪で身体は銀のうろこの蛇の妖怪・銀角だった。

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悟空は、毛を抜いてつくった分身を使って応戦する。

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最後は宙づりになって「土蜘蛛」みたいに糸を出す、ど派手で楽しい演出でした。

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8/20から2回目の配信が始まります。ご興味のある方はぜひぜひご覧ください。(3回目は8/27」から)

 

 

 

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