グルメ・クッキング

桜山ホテルカフェのオータムハーベストアフタヌーンティー

横浜三渓園産の近くにある、桜山ホテルカフェでアフタヌーンティーをいただいてきました。

店名に「ホテル」と入っていますが、ホテルがあるわけではなく、
明治時代、山手の居留地にあった「桜山ホテル」をイギリス人のオーナーから受け継いだマサさんという女性がいて、
関東大震災でホテルが消失してしまったあとに住んでいた家を改装してカフェにしたのがこのお店。
横浜の歴史を今に伝える、というのがコンセプトにあるようです。

それはそうと。

住宅街にある一軒家。外装は真っ黒です。テラスではワンちゃんもOKだそうです。

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店内のインテリアは、くすんだ桜色に黒で描かれた花やフルーツの壁紙とか、提灯のような照明とか、ドライフラワーとか、レトロかわいく、乙女心をくすぐります。トイレに置いてあったハンドソープなどもすごくいい匂いがするもので、やはりここまで作りこまないと生活感のない空間ってできないものだと感心しました。

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アフタヌーンティーセット。黒いスタンドや和テイストなティーセットがお洒落。

ドリンクはコーヒー、紅茶、フレーバーティーなど、何種類の中から選べます。私は紅茶にしました。

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一番下のお皿にミニバーガー(生ハム/サーモンの2種類)が載っていて

真ん中のお皿には、手前から

ミニポテトキッシュ  
サーモンとオレンジのカルパッチョ
ライブレットのツナサンド

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りんごのコンポート
生ハムとクリームチーズのタルト

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一番上の皿には、
マカロン
抹茶ブラウニー 
かぼちゃのチーズケーキ

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抹茶のパンナコッタ 
ごまと栗のモンブラン
チーズのスコーン

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このほかに、ミニパルフェがありました。


横浜や管内からバスで30分、というちょっと行きにくいところにはあるけれど、アフタヌーンティーのお値段もリーズナブルだし、また行ってみたいな~。

公式ホームページ:https://sakurayama-hotel-cafe.com/

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「花より、カフェ」に行ってきました。

横浜NEWoManの隣にできた商業施設「ザ ヨコハマ フロント」内にある、「花より、カフェ」に行ってきました。

真っ白な店内には水路が敷かれ、オーダーした品がお盆に乗ってどんぶらこと流れてくるという斬新さ。

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メニューはパフェとワッフルのみです。

席の前に番号札があって、注文した品ができると番号が光ります。ほどなくして番号札がついたトレーに乗って水路を流れてくるので、時分の前に来たらすばやくキャッチします。

私は抹茶トピアパフェ、一緒に行った友人はスターエッグパフェを頼みました。

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ソフトクリームはミルキーのように濃厚で、中の方には、抹茶ケーキ、白玉、あんこ、黒蜜、フレークの代わりにつぶつぶしたグラノーラが入っていました。もうちょっと甘くない方が好きなんだけど、かわいいしおいしかったです。

 

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スターエッグパフェは、ちょこっと乗ったイースターエッグみたいな卵が可愛いですね。


ときどき流れてくる薔薇でできたテディベア。赤、青、白

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うかうかしているとすぐ流されて行ってしまう(笑)


予約はインスタのDMから、16時以降ならできるみたいです。

公式インスタグラム:https://www.instagram.com/hanacafe_yokohama/

 

 

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チョコレート菓子専門店「THE TAILOR」

4月に大阪に行ったとき、阪急の食料品売り場をフラフラしていたら、おいしそうなチョコレートの試食をやっていて、とてもおいしかったのでお買い上げ。
そのとき、「今度3号店が横浜にできるんですよ」という話をきいていたので、先日横浜に行った折に立ち寄ってみました。

ヘーゼルクリームとストロベリー、2種類のソースをまろやかなチョコレートで包み、それをココアクッキーでサンドした看板商品の「ショコラクチュール」。季節によって限定のフレーバーの商品が発売されます。4月のときはラズベリーソースをピスタチオクッキーで挟んだもので、今の限定は瀬戸内産レモンをヘーゼルナッツのクッキーでサンドしたものです。定番のものよりも、すっきりした甘さです。


レモン&ヘーゼルナッツの入った詰め合わせ。包み紙もレモン色でさわやか。

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横浜店限定のものもありまして、それが「ザ・ショコラフィユタージュ」。オレンジ風味のチョコレートをフィユタージュ(パイ生地)でサンド。これも目先が変わっておいしそう。(画像は公式ホームページより拝借しました)

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チョコレートが嫌いな人は少ないし、ちょっとした手土産にもいい感じの量と価格だと思いました。単純においしいってのもあるし。11月に大阪に行ったときはまた寄らせてもらおうかな~。

公式ホームページ:

https://thetailor.jp/

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「ブラウアーエンゲル」でシュパーゲル三昧!

日本で5月の旬のものといえば初鰹。ドイツで5月の味覚と言えば、シュパーゲルSpaegel(ホワイトアスパラ)です。日本で売られているホワイトアスパラは、細くて小さくて柔らかいものですが、ドイツのシュパーゲルは、それは太くて、皿からはみ出すほど大きくて、食べ応えがあります。日本でこの旬のシュパーゲルが食べられるなんて!

ということで行ってきました。市ヶ谷のドイツ・オーストリア料理店「ブラウアーエンゲル」へ。(「青い天使」だなんて、マレーネ・ディートリッヒのファンなのかしら・・・?)ビルの地下階にあるこじんまりしたお店です。

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シュパーゲルのコース料理を予約しました。

ドリンク(←コースに含まれていない)は、私はお酒が飲めないので、赤ぶどうジュースをチョイス。隣の席に座った方はワインを注文していましたが、メインのお皿のオランディーズソースが濃厚だから、とすっきりしたワインを勧められてましたね。

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最初はパンの盛り合わせ。ゼンメル、そば粉を使ったブレッツェル、ライムギパン。シュパーゲルのディップも添えられています。

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お次は、シュパーゲルのクリームスープ。散っている赤いのはイチゴ。おおオシャレ。

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ここで前菜。手前がマリネ、奥がお浸しにしたものです。おいしいんだけど、お浸しはジャンルが違うからちょっとな(私的に)・・・。
付け合わせは、ニシンとサーモン。ポテトサラダは、ドイツ風でちょっと甘くしてあると言ってましたが、いうほど甘くなかったです。

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そしてお待たせしました!メインのシュパーゲル~オランディーズソース~牛肉のステーキを添えて

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ソースがお皿から溢れそう。パンが出たときに、「パンにソースをつけてもおいしいですよ」とアドバイスがあったので、取っておいたのですが、確かにおいしい!付け合わせのお芋もほんのり甘くておいしかったです。ベビーコーンはヒゲまで食べられるとのことでしたが、それ以前にちょっと固かったですね。

 

最後のデザートはシュパーゲルのババロア。しっかりシュパーゲルの味がする!
付け合わせ(?)のクグロフ、あまりしっとり感はなくてかたかった。食後はコーヒーを頼みました(紅茶と選べる)が、グリューヴァインのカップが出てきました。かわいい!

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てなかんじに、シュパーゲル三昧してきました。また来年食べに行きたいな~。

公式ホームページ:
https://www.blauerengel-restaurant.com/

 

 

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J.S.pancakecafeのストロベリーモンブランパンケーキ 苺いっぱいスペシャルver.食べました

最近毎月のように文楽を見に行っていて、それについて書きたいが、書く時間がないので、ついこんなスイーツネタに逃避する私・・・。

春になったので、限定のイチゴのパンケーキを食べてきました。

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最近すっかりおなじみ(?)のモンブラン仕様のパンケーキ、欲張って苺いっぱいスペシャルバージョンをチョイス。ソースは、苺かエルダーフラワーティーから選べたので、エディブルフラワーティーソースを。まわりにこれでもかと苺を敷き詰めれば、はいもう最高!って感じ。


話は変わりますが、今PCで画像のサイズ変更しようと思っていろいろいじっていたら、背景を替えられる機能があるのを発見しました。特にフォトショップとかの特別な編集ソフトではなく、PCにあらかじめインストールされている様なやつなんですけど・・・。

背景をイチゴ色に変えてみました。なかなか楽しいかも。

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メズム東京のアフタヌーンティー『アフロディーテ(APHRODITE)』

メズム東京の今度のアフタヌーンティー第10弾は、古代ギリシャの彫刻「ミロのヴィーナス」をモチーフにした『アフロディーテ(APHRODITE)』。

「ミロのヴィーナス」がどんなスイーツになるの・・・?って想像もつかなかったけど、運ばれたそれを見て度肝を抜かれましたよ。

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『ミロのヴィーナス』の頭部をかたどったケーキ。

ギリシャヨーグルトを使ったアイスクリームにピーチコンポートを詰め、ホワイトチョコを吹き付けているとのこと。(でもあんまりチョコの味はしなかった気が)
髪の毛の流れまで再現しているのがすごい!

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周りの緑色のソースはキウィのソースで、牧草地をイメージしたとか。
このほかにオレンジ色のアプリコットとレッドカラーのラズベリーの鮮やかな2種類のソースが用意され、好きなようにお皿の上に絵を描くこともできるという遊び心満載の一皿です。

そして梅とローズシロップ入りの炭酸にバラやミントを散らしたペアリングモクテル、これがまたお洒落なのよ~。

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アイスクリームと言ってもすごく硬いので、スプーンを刺すと首がもげたように。
そこにラズベリーのソースをかけると、あら大変。ちょっとスプラッタ風味になってしまいましたね。

 

 

紹介する順番が逆になってしまいましたが、先に出てくるスイーツ&セイボリーは、「ミロのヴィーナス」の故郷、地中海沿岸のお菓子をヒントに作られたものだそうです。
ナッツやスパイスがメインな感じで、チョコやクリームといった華やかな要素がないので、見た目は地味ですがおいしかったですよ。ただ、似たような味が続くので、順番は変えた方がよかったかも。

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こちらのペアリングモクテルは、レモンバームをベースにフレッシュのローズマリーとレモングラスを加えた温かいハーブティー。すっきりさわやかなお味でした。

 

・ クラビエデス
ギリシャのクリスマス定番スイーツのアーモンドクッキー。レミーマルタンとローズで香りづけしています

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・ テガナイト
小麦粉、はちみつ、オリーブオイルでできたパンケーキの起源になった生地に蒸し鶏をプラスしたクレープ

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・ バクラヴァ
フィロというギリシャ語で葉を意味する薄いパイ生地にピスタチオ、クルミ、ヘーゼルナッツなどのナッツをいれたトルコ伝統菓子

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・ ハルヴァ
アマレットで香りづけしたセモリナ粉とアーモンド、レーズンを使ったしっとりとした食感の中東発祥のお菓子

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・ ムサカ
ひき肉とナス、チーズを使ったグラタンはギリシャ料理の定番

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・ クルーリ
ギリシャ人が愛する伝統的なパン。リングは終わりのない永遠を意味し、縁起の良い食べ物とされています。

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・ トリヨン
古代アスリートも食べたといわれるチーズケーキ。ロリエとリコッタチーズとミルクを使ってアイスクリーム風の仕上げに

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・ パステリ
発祥は古代ギリシャ時代まで遡り、結婚式などの祭事にも用いられるゴマに、はちみつ、クルミを使ったフロランタン。
ゴマ風味の雷おこしって感じ。

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猿田彦監修のコーヒーと、ハーブティーが飲み放題のコースを選んだので、今回は、まず最初にモロッカンミントティー、次にチャイティー、最後にコーヒーを選びましたが、お茶を何杯も飲むのはちょっときつかったですね。


今の時期だと、チョコやイチゴが定番化と思いますが、こんな変わった趣向のアフタヌーンティーもいいですね。

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JSPANCAKECAFEのゆずいちごのスノーモンブランパンケーキ

先日、久しぶりにパンケーキ屋に行きました。1週間遅れのクリスマスケーキって感じ。

ゆず風味のチーズクリームの中にはストロベリーアイス。周りにクランチとホワイトチョコ。これにお好みでソースをかけます。ソースはゆずはちみつ味かいちごベリー味から選べます。

店員さんがテーブルのところでホワイトチョコを削って振りかけて仕上げてくれます。なんか、雪化粧の魔法をかけてくれるようでちょっとかわいいですね。

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ゆずとクリームって合うんだな。

 

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日本橋 teal に行ってきました。

以前インスタグラムで見かけて気になっていたお店。日本橋に行ったので足を延ばしてみました。

兜町にある渋沢栄一旧邸跡地の日証館の1Fにあります。

 

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歴史的建造物の中にあるチョコレートとスイーツのお店で、カフェが併設されています。

雰囲気のある店内(撮影許可もらってます)

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チョコやスイーツはもちろんテイクアウトもできます。
お昼少し前だったのであまり待たずに済みましたが、そのあとからすごく並んでいたのでラッキーでした。


ショーケースの中の宝石のように美しいケーキの中から、ネクタリンのホワイトチョコレートタルトとカフェオレを頼みました。

 

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タイル貼りのテーブルがレトロな雰囲気。

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甘さがドンピシャ私好みでした。←思い出したらまた食べたくなってきたわ。

インスタとか見ていると、あの界隈にお洒落なカフェがいっぱいできてきているみたいなので、探検するのも面白そうですね。

公式インスタグラム:
https://www.instagram.com/teal_tokyo/

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メズム東京のアフタヌーンティー第8弾『サパー(Supper)』

2021年夏に提供された、レオナルド・ダ・ヴィンチの名作「最後の晩餐」をモチーフにした『サパー(Supper)』が再登場しました。
前回と変わったところは、最初に出される野菜モクテルと、イタリア・ローマの伝統菓子のマリトッツォには旬のマンゴーを使用しているところですね(前回はイチゴ)。

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【野菜モクテル&グリッシーニの生ハム巻き】

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天才画家であるとともに彫刻家、建築家、科学者、哲学者、様々な分野で才能を伸ばした「万能の天才」と称されたレオナルド・ダ・ヴィンチ。動物への尊敬と愛情よりベジタリアンになったという史料があることから、野菜を使ったモクテルです。モクテル表面に描かれているのは、ダ・ヴィンチが理想とした身体プロポーションである「ウィトルウィウス的人体図」です。いかにもダ・ヴィンチ!黄色野菜ジュースとマンゴーやパイナップルをベースにしていて、だからそんな野菜の味はしてませんでしたね。
ちなみに前回は、洋梨とジャスミンティーのモクテルでした。

 

まるで絵の具箱のようなボックスで提供されるスイーツ&セイボリー
それと、赤ワインと白ワインを模したペアリングモクテルは、メズムのアフタヌーンティーではおなじみですね。

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細かい説明は、前回の時のブログを参考にしてください。
http://doitsugo-mode.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-83b84f.html

 


メズム東京の現在の企画は、アンリ・ルソーの作品『夢』をモチーフにした「Dream」。
そのうち行こうと思っているのですが、あのトロピカルで不可思議な雰囲気な絵がどのように表現されているのか楽しみです。

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メズム東京のアフタヌーンティー「The Kiss」

メズム東京のアフタヌーンティー企画「アフタヌーン・エキシビジョン」第7弾は、ウィーン出身の画家グスタフ・クリムトの超有名作「接吻(The Kiss)」(ドイツ語だと「der Kuss(デア クス)」。
(去年の10月くらいに行って、記事にしないで放置していたんですが、やっぱり備忘録として残したいと思って・・・)

 

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「接吻」は、1907年から1908年にかけて描かれた作品で、現在はウィーンのベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館に所蔵されています。クリムト自身と恋人エミーリエがモデルとも言われており、固く抱き合う男女の構図や、金箔を多用した絢爛豪華な作品です。

この絵がどんなふうにアレンジされて登場するのでしょう・・・?こちらです!

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(以下、ホームページより引用)

https://www.mesm.jp/news/o239410000001qkh-att/press_release_AE_kiss.pdf


アール・ヌーヴォーを代表する画家の一人であるグスタフ・クリムトの作品に思いを馳せながら、彼が生まれ育ったウィーンをはじめとするオーストリアの食文化を、8種のスイーツ&セイボリーとペアリングモクテルで表現しました。豊かな文化や芸術が行き交う、オーストリアの美しい街並みを旅するかのようなひとときをお楽しみください。

 

《グーゲルフプフ(クグロフ)》
オーストリアではどの家庭にもグーゲルフプフ型があると言われるほど、広く国民に愛されるお菓子です。日本でも“クグロフ”の名前で親しまれるようになりました。今回は本場オーストリアの製法を再現してバターたっぷりの生地で仕上げております。クグロフの中には、バター生地とぴったりなまろやかな甘みのチョコレート、そして味のアクセントとしてオレンジを加えています。あのマリー・アントワネットも愛したと言われる伝統的な味わいをご堪能ください。

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《モーン スフレ》
オーストリア人が、好んでお菓子作りに使用するケシの実を混ぜ合わせたスフレ。“モーン”はドイツ語で“黒ケシ”を意味します。ケシの実の香ばしい風味とプチプチとした食感が特徴で、添えられた生クリームとの相性が程良く、味わい深い一品です。

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《スコーン》
オーストリアで家庭料理の食材として親しまれているジャガイモを使用したスコーン。中に含まれるチーズの塩味がしっかりときいており、ふんだんに使用したジャガイモの食感が後引く美味しさのセイボリーです。

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《クラップフェン》
オーストリアではカーニバルが開かれる冬の時期の定番スイーツとしてポピュラーなクラップフェン。“揚げパン”を意味し、外側はカリッと、内側はふんわりと仕上げたパンが、アプリコットのジャムを包んでいます。ウィーンではよく紅茶が飲まれるため、アプリコットジャムはアールグレイ風味に仕上げました。味わい深い生地とアプリコットアールグレイのジャムの上品な甘さが、寒い季節にもぴったりの一品です。

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《リンツァートルテ》
オーストリア第二の都市リンツ発祥の焼菓子リンツァートルテ。シナモンをしっかりときかせた生地に、イチゴやラズベリーのジャムをのせ、表面を格子柄に焼き上げました。シナモンのスパイスと、しっとりとした食感の上品な甘い生地が、中央ヨーロッパのお菓子ならではの味わいです。←このリンツァートルテが絶品だったの!

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《ザルツシュタンゲン》
日本で人気の塩パンのルーツとも言われるザルツシュタンゲンは、オーストリア発祥のパンです。塩味が強く、弾力のある食感のパンで、シャキシャキのアスパラガスと肉厚のベーコンを挟み、食べ応えのある一品に仕上がりました。

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《ザッハトルテ》
オーストリア・ウィーンのスイーツと言えば、ザッハトルテ。19世紀、オーストリア外相に仕えていた料理人のフランツ・ザッハーが考案したケーキです。しっとりした口当たりのチョコレート生地に、砂糖でシャリシャリとした食感に仕上げたチョコレートをコーティングしています。甘さをおさえたチョコレート生地と中の甘いアプリコットジャムのバランスが絶妙な一品です。

 

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《アップルシュトゥルーデル》
“渦巻き”を意味するシュトゥルーデルは、ウィーンを代表するデザートの一つで、薄くのばした生地で具材を何重にも巻いて提供する焼菓子です。パリッと軽い食感の自家製生地で、シナモンをきかせたリンゴやレーズン、クランベリーを包み込んで仕上げました。

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甘いものを食べた後にしょっぱいものがくる、という繰り返しがよかったです。

ペアリングモクテルは、白ワイン、赤ワインをイメージしたもの。白ワイン風のは、マスカットジュースをベースにセージやレモンバームを加えたものだそう赤ワイン風は、グレープジュースをベースにチャイコーディアルでスパイシーな風味をプラスし、グリューワインに似た感じ。
ペアリングモクテルに白ワイン・赤ワインをイメージした飲み物を持ってくるのは、「The Supper(ダ・ヴィンチの「最後の接吻」)」でもありましたね。

 

で、真打登場です。

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ノンアルコールのモエ・エ・シャンドンをふんだんに使用したシャンパンジュレのパフェ。挨拶に来られたパティシエの方にお聞きしましたが、シャンパンの濃さがちょうどよくなるようにいろいろ試行錯誤したそうです。

恋人たちを包み込む黄色い背景部分を丸いレモンチュイールで表現。仏様の光背のようで度肝を抜かれました。人物の部分はホワイトチョコレートにプリント。パフェ上部のレモンクリームの層とシャンパンジュレの層はキャラメルチョコレートで仕切られてます。
すっきりさわやかなジュレの中に浮かぶ、四角いチョコレートで男性が身にまとう衣装を、赤スグリで女性が身にまとう衣装を表現されています。パフェの下の方は、青リンゴクリームと、リンゴのブランデーであるカルヴァドスをアクセントにしたガナッシュで、濃厚な甘みで締めています。

ペアリングモクテルは、ミントンのようなエレガントな花柄のティーカップに注がれたピーチの香りのするお茶でした。ピーチジュースをベースに、グレナデンシロップやローズレモネード、チャイティーをブレンドしたとのことでしたね。このピーチベースのモクテルと、メインのシャンパンジュレのパフェを一緒に食べることで、人気のカクテル「ベリーニ」を連想させるような味わいにあるそうです。

メインがパフェというちょっと珍しいアフタヌーンティーでしたが、今回も大満足でした。

 

ついでに着ていった着物の紹介をば。

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菊がメインのグレーの小紋に、黒地の帯を合わせて。帯締めは、・・・今見ると赤が明るすぎてイマイチだったな。

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