ドイツ語

コロナにまつわるドイツ語

新型コロナウィルス感染症にまつわるドイツ語を集めてみました。

 

COVID-19 (読み:コービット ノインツェーン) コビット19 新型コロナ

Corona (読み:コローナ)   コロナ

Virus (読み:ヴィールス)  ウィルス

Corona-Krise (読み:コローナ クリーゼ) コロナ禍

Infektion (読み:インフェクツィオン) 感染 

Infektionen (読み:インフェクツィオーネン) 感染症

Cluster (読み:クラスター) 感染者集団。ドイツ語でも英語と同じ発音で読みます。

 

最近では、欧州で変種が登場しました。

Mutation (読み:ムータツィオーン) 突然変異


ようやくワクチンができ、ヨーロッパでは接種が始まりましたが、EUとアストラゼネカ社が今ワクチンでもめています。アストラゼネカ社が、EUから多大な援助を受けたにもかかわらず、EUへの供給量を減らすと言い出したからです。

Vakzin (読み:ヴァクツィーン) ワクチン

Impfstoff(読み:イムプシュトッフ) ワクチン

Impfugen (読み:インプフーゲン) 予防接種

EMA (読み:エーマ)欧州医薬品庁。EUの専門機関のひとつで、医薬品の承認・認可を行う。

ロックダウン継続中のドイツでは、公共交通機関において、米国の規格「N95」に相当する欧州規格「FFP2」医療用マスクを着用することが義務化されました。ドイツのニュースを見てると、確かにカラス天狗型の不織布のマスクをしてますね。

FFP2-Masken (読み:エフエフペーツヴァイ マスケン(複数形)) 
     

最後に、感染症の専門家について。

Infektiologe (読み:インフェクツィオローゲ) 感染症専門医

Epidemiologe (読み:エピデミオローゲ) 疫学者


ワクチンが出たとはいえ、まだまだコロナは終息のめどがたちませんが、感染しないように気をつけて生活していきたいと思います。

 

| | コメント (0)

ドイツの流行語大賞 Wort des Jahres 2020

2020年は、コロナに支配された年でした。日本の流行語大賞は「3密」をトップにコロナ関連の用語がいくつもランクインしましたが、ドイツでも納得の言葉が選ばれました。

Gesellschaft fur deutsche Sprache(GfdS:ドイツ語協会)ではその年に流行った言葉、「流行語大賞 (Wort des Jahres)」をリサーチし、その結果を“Der Sprachdienst”という雑誌に公表しています。

2019 ‟Respektrente(読み:レスペクトレンテ)”に続き、"Corona-Pandemie(読み:コロナ-パンデミー)"が2020年の流行語大賞に選ばれました。

順位は以下の通り。参照したGfdSのWort des Jahresのページ : https://gfds.de/wort-des-jahres-2020-1/

 

Die Wörter des Jahres 2020

1 Corona-Pandemie(読み:コロナ-パンデミー)

  Pandemie は英語の pandemic(パンデミック)。“感染爆発”などと訳され、感染症や伝染病が全国的・世界的に大流行し、非常に多くの感染者や患者を発生することですが、新型コロナウィルス感染症の流行で、11月時点で世界で150万人の死者が出ました。


2 Lockdown(読み:ロックダウン)

 都市封鎖。会社、ホテル、商店はもちろん、学校も休校になりました。


3 Verschwörungserzählung(読み:フェアシュヴェールングスエアツェールング)

  直訳するとVerschwörung(陰謀)をerzählung(語ること)。コロナ陰謀論や、米大統領選での不正があったと唱える「Qアノン」や右派ポピュリストの陰謀論が巷に溢れています。もともとVerschwörungstheorie(読み:フェアシュヴェールングステオリー、陰謀論)という言葉があったのですが、Theorie「論」と呼ぶまでもない、科学的に、論理的に証明できないような世迷い言を指すということでしょうか。


4 Black Lives Matter(読み:ブラック ライヴス マター)

  アフリカ系アメリカ人に対する警察の残虐行為をきっかけにアメリカで始まった人種差別抗議運動のこと。ドイツもトルコをはじめ移民の多い国でもあることから、人種差別についての議論が高まりました。

5 AHA(読み:アー・ハー・アー)

コロナ禍におけるドイツ版「新しい生活様式」といえる、「Abstand, Hygiene, Alltagsmaske」の頭文字を指します。

Abstand(アプシュタント):距離
Hygiene(ヒュギーネ)  :衛生
Alltagsmaske(アルタークスマスケ):毎日マスク

最低でも1.5mの距離をとり、定期的に手を洗い、口と鼻を覆うものを着用すること。屋内では、これにLuft(換気)が加わってAHALになります。

6 systemrelevant(読み:ズィステームレレヴァント)

直訳すると、system(システムに)relevant(関連している)。

ロックダウンでも自宅に留まることができない、これらの動きを止めると社会の動きが止まる。金融、警察、消防などの公的なインフラ、または医療福祉、清掃業、スーパーやドラックストアなどの小売業などの、いわゆるエッセンシャルワーク(ワーカー)のことです。


7 Triage(読み:トリアーゲ)

フランス語で「選別」を意味するtrierに起源を持つ医学用語。大量の患者が発生した場合、治療する順番に優先順位をつけること。コロナ禍でも、人工呼吸器などの医療資源の配分を巡り、優先順位が低いと判断された人々が切り捨てられる可能性があるということで話題に。

8 Geisterspiele(読み:ガイスターシュピーレ)

直訳するとGeister幽霊+spiele(ゲーム、試合)。スポーツイベント、特にサッカーで無密集を避けるために無観客試合が行われました。

9 Gendersternchen(読み:ゲンダーシュテルンヒェン)

ドイツ語では、職業などを表す言葉はたいてい男性形で、女性を表すときは、語尾に-inをつけます。

Arbeiter(アルバイター:労働者)→ Arbeiterin(アルバイテリン:女性労働者)
Lehrer (レーラー:教師)→ Lehrerin(レーレリン:女教師)

しかし、性の多様化を考慮して、アスタリスクを挟んで

Arbeiter*innen とか Lehrer*innen とかいうふうに表記しようという議論がなされています。

このアスタリスクをGendersternchenと呼んでいます。


10 Bleiben Sie gesund!(読み:ブライベン ジー ゲズント)

直訳すると「健康でいてください」。手紙などで最後に“Mit freundlichen Grüßen”(ミット フロイントリッヒェン グリューセン:親愛なる挨拶とともに)と書く代わりに、この言葉が公式の別れの挨拶となりました。コロナ時代ならではの挨拶といえましょう。


国内でのコロナ感染者も4,500人を超え、緊急事態宣言が再び発令されるかどうかという状況です。

それでもコロナが終息し、いつかまたベルリンを訪れることを夢見て、2021年を迎えたいと思います。

| | コメント (0)

ドイツの終戦記念日

日本では緊急事態宣言延長となりましたが、ドイツでは一足お先に活動再開が始まったようです。

話は変わりますが、

1945年5月8日、ドイツが降伏したことにより、ヨーロッパにおける第2次世界大戦は終結しました。
75年後の同日、それを記念してブランデンブルク門がライトアップされました。


«Danke»: Brandenburger Tor zum Tag des Befreiung angestrahlt

Urnnewsmldpacom2009010120050999995875v3s


Der Dank war in den Sprachen Russisch, Englisch, Französisch und Deutsch zu sehen. «In den späten Abendstunden des 8. Mai 1945 trat die Kapitulation in Kraft. Mit der Projektion möchte Berlin ein Signal, eine Botschaft senden und 75 Jahre nach dem Ende des Zweiten Weltkrieges den Alliierten für die Befreiung Europas vom Nationalsozialismus danken», hieß es von der Kulturprojekte Berlin GmbH. Mit der Kapitulation der deutschen Wehrmacht am Abend des 8. Mai endete 1945 der Zweite Weltkrieg in Europa.


感謝の言葉が、ロシア語、英語、フランス語、ドイツ語で書かれた。「1945年5月8日の夜遅くに降伏が発効した。ベルリンはこのプロジェクションをもって、信号を、メッセージを送りたいと思います。そして第二次世界大戦の終結から75年後であるこの日に、国家社会主義からヨーロッパが解放されたことについて同盟国に感謝します»とKulturprojekte Berlin GmbHは言った。1945年5月8日の夜にドイツ国防軍が降伏したことにより、ヨーロッパでの第二次世界大戦は終結した。

〈Berlin.de より引用〉
https://www.berlin.de/aktuelles/berlin/6166305-958092-danke-brandenburger-tor-zum-tag-des-befr.html


5月8日のことは、「終戦記念日」ではなくて「Tag der Befreiung (ターク デア ベフライウング) 解放記念日」という言い方をするんですね。

このほかにも、だいぶ規模は縮小されてますが、様々な記念行事が行われたようです。

シュタインマイヤー大統領やメルケル首相ら政府首脳による記念式典は、ウンター・デン・リンデンのノイエ・ヴァッヘ(新衛兵所)で行われました。

Gedenkzeremonie-in-der-neuen-wache 

(写真は
https://www.tagesspiegel.de/politik/steinmeiers-rede-zum-jahrestag-des-kriegsendes-die-kraftvollen-worte-des-bundespraesidenten-gegen-das-boese/25814096.html# より)


無観客でライブ配信でしたが、シュターツカペレでダニエル・バレンボイム指揮の記念コンサートや、

www.staatskapelle-berlin.de

ニコライ大聖堂でのパイプオルガンコンサートなども催されました。

https://youtu.be/fjFMp3VjC_4

| | コメント (0)

ドイツの流行語大賞 Wort des Jahres 2019

また1年経ってしまいましたね。毎年恒例、ドイツ流行語大賞です。(例によってうまく訳せていませんが・・・。)

Gesellschaft fur deutsche Sprache(GfdS:ドイツ語協会)ではその年に流行った言葉、「流行語大賞 (Wort des Jahres)」をリサーチし、その結果を“Der Sprachdienst”という雑誌に公表しています。

 

2018‟ Heißzeit (読み:ハイスツァイト)高温時代”に続き、‟Respektrente(読み:レスペクトレンテ)”が2019年の流行語大賞に選ばれました。

順位は以下の通り。

 

参照したGfdSのWort des Jahresのページ:https://gfds.de/wort-des-jahres-2019/


Die Wörter des Jahres 2019

1. Respektrente (読み:レスペクトレンテ)

直訳すると、「尊敬年金」。35年間働いていて、それでも生活水準以下の年金しか受け取れない人々のための基本的な年金の導入を指します。連邦労働大臣によると、このプロジェクトは、高齢者の貧困との闘いに貢献するだけでなく、何よりも「生涯の功績の認識」に関するものです。

政治家がご機嫌取りのために高齢者向け政策を繰り出すのはよくある話ですが、「今まで我が国の発展に貢献してきた方たちだから」と言い出すのは、ちょっとね・・・片腹痛いわ。

2. Rollerchaos (読み:ローラーカオス)

e-Roller(電動キックボード)が公道を走ることができるようになりましたが、すぐさまドイツの多くの都市で問題に発展しました。危険な走行、違法駐車(?)などなど。


3. Fridays for Future (読み:フライディス フォー フューチュア)

「未来のための金曜日」。2018年スウェーデンの女子生徒グレタ・トゥーンベリさんが始めた、主に気候変動の危険性に対する認識を高めることを目的とした、学校時間中の金曜日に行われたストライキが若者の共感をよび、世界中で同様のデモが行われました。

4. Schaulästige (読み:シャウレースティゲ)

この言葉は、もともとSchaulustige(シャウルスティゲ)という言葉をもじって生まれた造語です。後半部分のlustige が lästige に変わっています。

Schau(シャウ:見る)+lustige(ルスティゲ:楽しい)=野次馬

Schau(シャウ:見る)+lästige(レスティゲ:厄介な)=事故現場をスマートフォンで撮影したり、救助活動の妨げになっている野次馬

 

5. Donut-Effekt (読み:ドーナツ-エフェクト)

日本でも数年前から社会問題になっている、いわゆる「ドーナツ化現象」のこと。中心市街地の人口が減少し、郊外の人口が増加する人口移動現象。

6. brexitmüde (読み:ブレグジットミューデ)

「ブレグジット」英国のEU離脱問題。いつまでたっても決着がつかず、ドイツ国民も興味がなくなってきたようです。


7. gegengoogeln (読み:ゲーゲングーグレン)

「アンチ・グーグル」。グーグルで検索した内容を鵜呑みにするのではなくて、自分の頭で考えることも大切だよ、ということ。

8. Bienensterben (読み:ビーネンシュテルベン)

ミツバチの大量死が問題となっています。ネオニコチノイド系農薬の使用が原因の一つといわれ、ヨーロッパ各国で使用が規制されました。「Rettet die Bienen ミツバチを救え」というスローガンのもと、種の保護を目的とした法整備が進められています。


9. Oligarchennichte (読み:オルガーヒェンネヒテ)

Oligarch(オルガリヒ)は、政治的影響力を持つロシアの新興財閥のこと。ガスプロムとかが有名。

オルガリヒの姪を名乗る女性と不正な取引をしたとして、オーストリアのシュトラッヒェ副首相が辞任。舞台となった高級リゾート地・イビサ島の名をとって「イビサゲート」などといわれました。


10. Geordnete-Rückkehr-Gesetz (読み:ゲオルトゥネーテ-リュックケーア-ゲゼッツ)

直訳すれば「秩序だった帰還のための法律」。 この法律の正式名称は、「出国の義務をより強化するための第二の法律」„Zweites Gesetz zur besseren Durchsetzung der Ausreisepflicht“。簡略した呼称ですね。

文法的には、Gesetz が中性名詞だから「Geordnetes Rückkehrgesetz」となるかと思いきや、こうした法律用語の場合は、

副詞(Adjektiv) + 名詞( Substantiv) + 法律(Gesetz) で、副詞と名詞をハイフンでつなぐのが正しいようです。

Rückkehr が女性名詞なので、geordnetenの語尾が-eに変化しています。

 

いかがでしたか。『ドイツ語モード』は2020年もドイツ語をめぐる楽しい話題をお届けします。(←まとめサイト風に)

| | コメント (0)

台風19号についてのドイツ「WELT」の記事

甚大な被害をもたらした台風19号でしたが、私の住んでいる地域は、辛くもコースから外れたようで、思ったより大したことがなくて本当によかったです。

屋根が飛ぶまでは想定していなかったけど、停電は覚悟していましたね。

とはいっても、前回(台風15号)のときにはなかった、河川の氾濫が多発したところを見ると、やはり雨量が尋常じゃなかったことがわかりますね。

さて、ドイツではどのように報道されたのでしょう。有力雑誌「DIE WELT」誌のWEB版から拾ってきました。

例によって私の直訳です。


„Ergreifen Sie alle Maßnahmen, um ihr Leben zu schützen“

「あなたの命を守るためにあらゆる手段を講じてください」

https://www.welt.de/vermischtes/article201801276/Sturm-in-Japan-Mindestens-23-Tote-bei-Taifun-Hagibis.html

 

Taifunhagibisinjapan

Einer der schlimmsten Taifune seit Jahrzehnten hat in Japan gewütet. Mindestens 19 Menschen sind ums Leben gekommen, Wohnhäuser wurden beschädigt. Die Regierung setzte 27.000 Soldaten und andere Helfer ein.


日本ではここ数十年で最悪の台風の一つが荒れ狂った。少なくとも19人が死亡し、家屋が破損した。政府は27,000人の兵士とその他の救援者を派遣した。

 

Der Taifun „Hagibis“ hat in Japan einem Medienbericht zufolge mindestens 19 Menschen das Leben gekostet. Weitere 16 Menschen werden vermisst, wie die Nachrichtenagentur Kyodo News am Sonntag meldete. Rund 100 Personen seien verletzt worden. Chefregierungssprecher Yoshihide Suga hatte zuvor von sieben Todesopfern und 15 Vermissten gesprochen.

台風19号は、報道によると、日本で少なくとも19人の命を奪った。共同通信が日曜日に報道したように、さらに16人が行方不明になっている。約100人が負傷した。菅司法長官は、その前に7人の死亡者と15人の行方不明者について話した。


„Hagibis“ traf am Samstag südlich von Tokio an Land. Er habe andauernde Windgeschwindigkeiten von bis zu 144 Kilometern pro Stunde und bewege sich mit 40 Kilometern pro Stunde Richtung Norden, teilte der Wetterdienst am Samstag mit. Experten prognostizierten den schlimmsten Taifun in Japan seit sechs Jahrzehnten.

「ハギビス」は土曜日に東京の南の土地を襲った。風速を時速144キロメートルまで維持し、時速40キロメートルで北に移動している、と土曜日の気象庁は述べた。専門家は、60年で日本で最悪の台風を予測しました。


„Seien Sie vorbereitet auf Regen, wie Sie ihn noch nie erlebt haben“, hatte Yasushi Kajihara von der japanischen Meteorologiebehörde gewarnt. „Ergreifen Sie alle Maßnahmen, um ihr Leben zu schützen.“


「これまで経験したことのないような雨に備えてください」と 気象庁の梶原靖司予報課長は警告した。「自らの命を守るためにあらゆる手段を講じてください。」

 

Boote und Hubschrauber waren in den überschwemmten Gebieten im Einsatz. Anderswo versuchten Einsatzkräfte, unter Erdrutschen verschüttete Anwohner aus ihren Häusern zu retten. Durch die Stadt Ichihara wirbelte ein Tornado und stürzte ein Fahrzeug um, wobei ein Mann getötet wurde, der sich darin befand, wie ein Verwaltungsmitarbeiter berichtete.


浸水した地域にはボートとヘリコプターが配備された。他の場所では、軍隊が家から地滑りで埋められた人々を救おうとしていた。千葉県市原市では、竜巻が渦巻いて車両を転覆させ、その中にいた男性は死亡したと、行政職員が報じた。

 

Laut Regierungssprecher Suga zogen die Überschwemmungen Wohnhäuser massiv in Mitleidenschaft. Hilfe sei aber auf dem Weg. 27.000 Soldaten und andere Retter wurden ihm zufolge eingesetzt. Annähernd 376.000 Häuser haben keinen Strom, in 14.000 fehlt fließendes Wasser.


菅官房長官によると、洪水は浸水した家屋に甚大な影響を及ぼした。救助は準備中で、27,000人の兵士と他の救助者が派遣された。約376,000世帯が停電し、14,000世帯が断水している、ということである。


Mehrere Flüsse traten laut Medienberichten über die Ufer. In der Präfektur Nagano in Zentraljapan brach ein Damm des Flusses Chikuma und riss Menschen aus dem zweiten Stock eines Hauses mit, das bereits von schlammigem Wasser umspült war. In der Präfektur Shizuoka wurden laut Feuerwehr zwei Männer fortgeschwemmt, als sie an einem Kanal gegen Überflutung kämpften. Einer wurde später nach Angaben der Stadtverwaltung von Gotemba gerettet.

報道によると、いくつかの川が堤防を破壊した。中部地方の長野県では、千曲川の土手道が決壊し、すでに泥だらけの家の2階から人々を引きずりました。静岡県では、消防署によると、洪水に備えて運河で戦った2人の男性が流されたが、御殿場市議会によると、そのうち1人は後に救助された。

 

 

laut という単語、「大きな声で、音で」という意味しかしらなかったのですが、「~によると」という意味もあったんですね。

また一つ勉強になりました。

| | コメント (0)

ドイツの流行語大賞 Wort des Jahres 2018

さーて、毎年恒例、ドイツ流行語大賞。(例によってうまく訳せていませんが・・・。)

Gesellschaft fur deutsche Sprache(GfdS:ドイツ語協会)ではその年に流行った言葉、「流行語大賞 (Wort des Jahres)」をリサーチし、その結果を“Der Sprachdienst”という雑誌に公表しています。

 

2017‟Jamaika-Aus”に続き、‟ Heißzeit (読み:ハイスツァイト)高温時代”が2018年の流行語大賞に選ばれました。

順位は以下の通り。

 

参照したGfdSのWort des Jahresのページ:

https://gfds.de/wort-des-jahres-2018/

 

1.Heißzeit (読み:ハイスツァイト)

今年の夏も異常気象と言えるほど暑い夏でした。このHeißzeit、直訳すれば「暑い時期」ですが、Eißzeit(アイスツァイト:氷河時代)に対応するような、気候の変動と捉えられています。日本語だとまだ適切な訳語がないみたいですが、「高温時代」「熱波時代」といったところでしょうか。

2.Funklochrepublik(読み:フンクロッホレプブリーク)

 Funkは「通信網」、lochは「穴」、republikは「共和国」、というわけで、モバイル通信網が貧弱なドイツを揶揄した言葉ですね。連邦議会選挙での争点にもなったし、新しい5Gモバイル規格が必要かどうかも議論の対象になりました。

3.Ankerzentren (読み:アンケルツェントレン)

移民問題に絡んだ用語で、Ankerと言っても船のアンカーではなくて、「»Ankunft, Entscheidung, Rückführung«, 到着→判定→強制送還」という手続きの頭文字をとったもの。そのために一時的に収容されるZentren(センター、施設)ということです。

4.Wir sind mehr (読み:ヴィーア ジント メーア)

ドイツ東部の街ケムニッツで起きたネオナチの暴動への抗議として、9月に反ネオナチ、反人種差別を掲げた無料のコンサートが開かれ、この小さな街に6万5千人もの人が訪れました。

5.strafbelobigt (読み:シュトラーフベロービヒト)

Straf は「罰」、belobigtは「表彰される」・・・相反するような単語がくっついていますが・・・。

ネオナチやテロ組織などの活動を監視するドイツの連邦憲法擁護庁長官でありながら、右翼寄りの姿勢や発言が問題視され、9月18日に更迭されたハンス=ゲオルク・マーセン氏。しかしながら次のポストが格上の内務省政務次官だったことから、「昇格人事」と世論が反発し、最終的には特別顧問という形で落ち着いたようです。

6.Pflegeroboter (読み:プフレーガーロボーター)

Pflegeは「介護」、Roboterは「ロボット」。ドイツでも介護労働者が不足しているということで介護ロボットの導入が叫ばれているようです。

それになんと、あの「ペッパー」君、ドイツで介護ロボットとして利用できるかどうかをハレの大学病院で検証中とのことです。

7.Diesel-Fahrverbot (読み:ディーゼル-ファーフェアボート)

「ディーゼル運転禁止」

昨年「ディーゼルサミット」を開き、クリーンなディーゼルエンジンの開発のために数百万ユーロを投入することに同意したのにもかかわらず、ドイツ国内のいくつかの都市では、EU内での二酸化窒素の排出規制をクリアするために、ディーゼル運転規制を採択しました。

8.Handelskrieg (読み:ハンデルスクリーク)

Handelsは「貿易」、kriegは「戦争」。貿易戦争。アメリカのトランプ大統領が、中国に対し鉄鋼とアルミ製品に追加関税を課したことを指します。

9.Brexit-Chaos (読み:ブレグジット-カオス)

Brexit(イギリスのEU離脱)をめぐりChaos(大混乱)が引き起こされています。

Brexit自体、Britain と Exitからなる造語ですが、

Brexiteers(brexit賛成派)やBregretter(Brexit反対派)なる派生語が生まれてきています。

10.die Mutter aller Probleme (読み:ディ ムッター アラー プロブレーメ)

ケムニッツでイラク人とシリア人がドイツ人を殺害しました。この事件を受けて反移民デモが発生したのですが、CSU所属の内務大臣のホルスト・ゼーホーファー氏が、「Migration移住はすべての問題の母」と発言しました。

日本語だと「母」より「根源」のほうがしっくりくるか。

移民問題がらみで、流行語大賞に4つもランクイン。それだけこの問題が大きな影響を及ぼしているってことなんですね。

| | コメント (0)

ドイツの流行語大賞 Wort des Jahres 2017

インフルエンザにかかって、火曜から出勤停止です。
今週特別寒いし、関東では今朝雪が降ったから、ちょうどよかったですね。
 
しかし、今年のインフルエンザって、高熱が出ないんですね~。
ちょっと熱があるかな~、咳もひどくなってきたし病院に行っておくか~、
職場にインフルエンザかかった人もいるし、念のため・・・って行ったら、
別室に案内されて、鼻に細い綿棒みたいなのを突っ込んで、しばらくして「Aですね」。
リアルで「えーっ!!」って叫んでしまいましたよ。
 
火曜がピークだったみたいで、今は症状もなくピンピンしてます。でも菌がまだ排出されている可能性があるから、外には行かず大人しくしてますけどね。
 
さて、本題です。
 
 
Gesellschaft fur deutsche Sprache(GfdS:ドイツ語協会)ではその年に流行った言葉、「流行語大賞 (Wort des Jahres)」をリサーチし、その結果を“Der Sprachdienst”という雑誌に公表しています。
 
2016‟postfaktisch”に続き、‟ Jamaika-Aus(読み:ジャマイカ-アウス)ジャマイカ連立政権交渉決裂”が2017年の流行語大賞に選ばれました。
順位は以下の通り。
 
言葉の背景などは、下記のページの説明文を参考に調べて載せました。
 
「だいたいの内容がわかればいいかぁ」レベルで上手く訳せてませんが、毎年恒例ということで。
(実は、2016年のWort des Jahresの記事を書いていないんですけどね。)
 
参照したGfdSのWort des Jahresのページ:
 
 
1. Jamaika-Aus(読み:ジャマイカ-アウス)
 
去る9月24日の連邦議会選挙で第1党になったのが、メルケル首相率いるCDU(キリスト教民主同盟)。
議席の過半数を取るために他党との連立政権を協議したのですが、その相手がFDP(自由民主党)とGrünen(緑の党)でした。
ドイツの政党にはそれぞれシンボルカラーがありますが、
それがCDU=黒、FDP=黄、Grünen=緑
この3色がジャマイカの国旗と同じ色だから、「ジャマイカ連立」と。
しかし、FDPが協議から離脱し、ジャマイカ連立構想はなくなりました。
ドイツ語では「J」は、外国語でもほぼほぼ「ヤ」行で発音されていて、以前聞いたときにも「やマイカ」って言っていたような気がするのですが、ネットニュースの発音は、「ジャ」になっていましたね。
 
2. Ehe für alle(読み:エーレ フュア アレ)
全ての人のための結婚。2017年6月30日、同性婚が合法化。10月1日施行。
3. #MeToo
ハリウッドの大物映画プロデューサーによるセクハラや性的暴行を、女優やモデルが告発したことをきっかけに、女性達が次々と「#MeToo(私も)」と発信するうねりが世界中に広がりました。
 
日本では「セクハラ?男性側に悪気はなかったんだよ?女性側の自意識過剰。騒ぐ方がおかしい」的な論調にすり替えられたかんじで、あまり盛り上がってませんね。ほんとはレイプとかれっきとした犯罪が横行しているという告発のはずなのに・・・。
ドイツではどういう展開をしたんだろ。
 
4. covfefe
アメリカのトランプ大統領が自身のTwitterで打ち間違い。世界中からツっこまれたが、逆手にとって「どういう意味か君らにわかるかな?」とうそぶいてます。
 
5. Echokammer(読み:エヒョーカマー)
直訳すると「反響室」。もとはオーディオ関係の用語のようですが、説明文の内容が難しくてうまく訳せないんですが、SNSとかで発信したことが、拡散されていくうちに尾ひれがついていく、というようなことを言っている・・・と思う。
 
6. Obergrenze(読み:オーバーグレンツェ)
直訳すると「上限」。ドイツ与党CDU・CSUは、難民らの年間受け入れ人数の上限を20万人にする方針を固めました。
7. Diesel-Gipfel(読み:ディーゼル-ギプフェル)
Gipfelは「サミット」のこと。ドイツ政府と自動車メーカーが「ディーゼルサミット」を開き、よりクリーンなディーゼルエンジンへの投資に数十億ユーロを提供することに合意した、ということです。
 
8. Videobeweis(読み:ヴィデオベヴァイス)
ビデオ判定。サッカー・ブンデスリーガの試合でも導入されていますが、ある試合で、判定をするビデオ・アシスタント・レフェリーの不自然な介入があり、それにより試合結果が操作されたのではないか、という疑惑がおきているそうです。
 
9. »Denkmal der Schande«(読み:デンクマル デア シャンデ)
ドイツの右派政党AfD(「ドイツのための選択肢」)の政治家、Björn Höke が、ベルリンのホロコースト記念碑を「恥の記念碑」と呼びました。
10. hyggelig(読み:ヒュッゲリッヒ)
もともとはデンマーク語で、「居心地の良い、快適な」を意味するhygge から来ています。
日本でも「北欧風」が流行っていますが、ドイツでもブームなのかしら。
説明文だと、英語以外の言語の言葉もドイツ語に数多く取り入れられている、って感じのことが書いてあるようですが。

| | コメント (0)

旅支度 - 充電器と充電バッテリー -

スマホを持っていくにあたって、モバイルバッテリーが必要だな、と思って家電量販店で、小さくて持ち運びに便利、と思って買いました。

ところがそれがPC充電できなくて、今度はACアダプターを買いに行ったら、2台同時に充電できるというACアダプターを発見したので、これも購入したら、実に役立ちました。

(1)モバイルバッテリー

小ささとお洒落な見た目が決め手でしたが、前述のとおりPCで充電できないシロモノで、ACアダプターはついていないという・・・。



(2)ACアダプター
Air-J 新PSE対応 3A AC充電器TWIN
型番:AKJ3-TW

Akj3tw
2台同時に充電できるというところがミソ。
日本だったら、適当にコンセントにつなげばいいけれど、海外じゃ変圧器を使わないとダメじゃないですか。
かといっていくつも変圧器を持っていくわけにもいかないし。
これだったら、スマホとモバイルバッテリー、はたまたデジカメのバッテリーを同時に充電できます。


ちなみにこの手の2台充電できるACアダプターを買うときは、3A以上出力できるヤツがいいらしいですよ。

| | コメント (0)

「ドイツフェスティバル2017」 開催されます!

毎年恒例の「ドイツフェスティバル」が今年も開催!

最近増えてきた「オクトーバーフェスト」(なぜか春先にやっているときもある)イベントだと、ビールとソーセージ中心ですが、こちらは雑貨なども充実しており、なかなか見かけないドイツ製品を入手できる貴重な機会です。

ステージも、チロリアンミュージックだけでなく、ロックとかいろんなジャンルのグループが出演するのでそれもまた興味深いですね。


概要は次のとおり。


開催日時:11月2日(木)から5日(日)
        2日・・・16:00-22:00
      3,4日・・・11:00-22:00
        5日・・・11:00-20:00

場所:都立青山公園・南地区グラウンド(東京都港区六本木七丁目23)

詳しくは公式サイトで。

| | コメント (2)

ドイツの流行語大賞 Wort des Jahres 2015

このブログ、@niftyのココログを使って書いていますが、ココログのフォーマット(というのか?)がChromeやMicrosoft Edgeとも相性が悪いのか、行を開けて書いてても、アップしたら詰まっちゃうし、もう嫌・・・。



Gesellschaft fur deutsche Sprache(GfdS:ドイツ語協会)ではその年に流行った言葉、「流行語大賞 (Wort des Jahres)」をリサーチし、その結果を“Der Sprachdienst”という雑誌に公表しています。

 2014“Lichtgrenze(読み:リヒトグレンツェ)光の境界線”に続き、‟Flüchtlinge (読み:フュルヒトリンゲ)難民”が2015年の流行語大賞に選ばれました。
ドイツが直面する社会問題を色濃く映した言葉ばかりです。日本の「流行語大賞」とは、選択基準が違うのかな?(日本のだと、お笑いとか芸能ネタが多い感じ。)
順位は以下の通り。
言葉の背景などは、下記のページの説明文を参考に調べて載せました。
上手く訳せてませんが、毎年恒例ということで。
参照したGfdSのWort des Jahresのページ:

http://gfds.de/wort-des-jahres-2015/


1.Flüchtlinge (読み:フュルヒトリンゲ)

ずばり、ドイツをはじめとする欧州諸国が揺れに揺れたシリアの難民問題。

中東諸国で起こった民主化要求運動(アラブの春)以降、内戦が続くシリアから国外に逃れる人が相次ぎました。2015年、EUは域内で受け入れる難民の数を大幅に増やすことを各国に提案する方針を固めたが、否定的な姿勢を示す国もあり、協議の難航が予想されています。


2.Je suis Charlie (読み:ジュ スィ シャルリ:「私はシャルリだ」)

2015年1月のフランス風刺雑誌シャルリー・エブドの編集事務所にテロリストの攻撃で12人が死亡しました。これに抗議するデモのスローガンとして掲げられたのが “Je suis Charlie”でした。
これに似た感じの言葉に、ケネディ大統領の"Ich bin EIN Berliner "(私は一人のベルリン市民だ)というのがありますね。


3.Grexit(読み:グレクジト)

「ギリシャのユーロ圏離脱」を意味する造語。英語でギリシャを意味する "Greece" (グリース)と脱出を意味する "exit"(エグジット)を併せてつくられた言葉。


4.Selektorenliste (読み:ゼレクトーレンリステ)

米国家安全保障局(NSA)が、ヨーロッパの政府の役人や企業をスパイしていました。しかもドイツの情報機関である連邦情報局(BND)が協力していたというのだから穏やかではありません。NSAが用意したリストのことをSelektorenlisteと言ったようです。


5.Mogel-Motor (読み:モーゲル―モトーア)

いかさまエンジン。フォルクスヴァーゲン社の排ガス不正問題が世界を揺るがしました。


6.durchwinken (読み:ドゥルヒヴィンケン)

「素通りさせる」。幾つかのEU加盟国が、ドイツへ行こうとする難民たちをろくな入国審査もせずに通過させていることが非難されています。


7.Selfie-Stab (読み:ゼルフィ―シュタブ)

Selfieは「自撮り」、Stabは「杖」で、ご存知「自撮り棒」のこと。


8.Schummel-WM (読み:シュメル-WM )

Schummelは「不正行為」の意。

今年、FIFA(国際サッカー連盟)で汚職スキャンダルが明らかになりましたが、それに絡んで、ドイツで開催された2006年大会でも招致で買収行為が行われたと報じられました。


9.Flexitarier (読み:フレクシタリーア)

フレキシブルなflexibel と ベジタリアンVegetarierの合成語。完全に肉類を食べないのではなくて、ときには美食も楽しむフレキシブルな人々のこと。数年前からあった言葉だそうですが・・・・。


10.Wir schaffen das! (読み:ヴィア シャッフェン ダス!)

We can do it! のドイツ語訳。メルケル首相は難民受け入れについて、「困難は伴うが、われわれ(ドイツ国民)は成し遂げられる」と演説しました。

| | コメント (2)

より以前の記事一覧