インフルエンザにかかって、火曜から出勤停止です。
今週特別寒いし、関東では今朝雪が降ったから、ちょうどよかったですね。
しかし、今年のインフルエンザって、高熱が出ないんですね~。
ちょっと熱があるかな~、咳もひどくなってきたし病院に行っておくか~、
職場にインフルエンザかかった人もいるし、念のため・・・って行ったら、
別室に案内されて、鼻に細い綿棒みたいなのを突っ込んで、しばらくして「Aですね」。
リアルで「えーっ!!」って叫んでしまいましたよ。
火曜がピークだったみたいで、今は症状もなくピンピンしてます。でも菌がまだ排出されている可能性があるから、外には行かず大人しくしてますけどね。
さて、本題です。
Gesellschaft fur deutsche Sprache(GfdS:ドイツ語協会)ではその年に流行った言葉、「流行語大賞 (Wort des Jahres)」をリサーチし、その結果を“Der Sprachdienst”という雑誌に公表しています。
2016‟postfaktisch”に続き、‟ Jamaika-Aus(読み:ジャマイカ-アウス)ジャマイカ連立政権交渉決裂”が2017年の流行語大賞に選ばれました。
順位は以下の通り。
言葉の背景などは、下記のページの説明文を参考に調べて載せました。
「だいたいの内容がわかればいいかぁ」レベルで上手く訳せてませんが、毎年恒例ということで。
(実は、2016年のWort des Jahresの記事を書いていないんですけどね。)
参照したGfdSのWort des Jahresのページ:
1. Jamaika-Aus(読み:ジャマイカ-アウス)
去る9月24日の連邦議会選挙で第1党になったのが、メルケル首相率いるCDU(キリスト教民主同盟)。
議席の過半数を取るために他党との連立政権を協議したのですが、その相手がFDP(自由民主党)とGrünen(緑の党)でした。
ドイツの政党にはそれぞれシンボルカラーがありますが、
それがCDU=黒、FDP=黄、Grünen=緑
この3色がジャマイカの国旗と同じ色だから、「ジャマイカ連立」と。
しかし、FDPが協議から離脱し、ジャマイカ連立構想はなくなりました。
ドイツ語では「J」は、外国語でもほぼほぼ「ヤ」行で発音されていて、以前聞いたときにも「やマイカ」って言っていたような気がするのですが、ネットニュースの発音は、「ジャ」になっていましたね。
2. Ehe für alle(読み:エーレ フュア アレ)
全ての人のための結婚。2017年6月30日、同性婚が合法化。10月1日施行。
3. #MeToo
ハリウッドの大物映画プロデューサーによるセクハラや性的暴行を、女優やモデルが告発したことをきっかけに、女性達が次々と「#MeToo(私も)」と発信するうねりが世界中に広がりました。
日本では「セクハラ?男性側に悪気はなかったんだよ?女性側の自意識過剰。騒ぐ方がおかしい」的な論調にすり替えられたかんじで、あまり盛り上がってませんね。ほんとはレイプとかれっきとした犯罪が横行しているという告発のはずなのに・・・。
ドイツではどういう展開をしたんだろ。
4. covfefe
アメリカのトランプ大統領が自身のTwitterで打ち間違い。世界中からツっこまれたが、逆手にとって「どういう意味か君らにわかるかな?」とうそぶいてます。
5. Echokammer(読み:エヒョーカマー)
直訳すると「反響室」。もとはオーディオ関係の用語のようですが、説明文の内容が難しくてうまく訳せないんですが、SNSとかで発信したことが、拡散されていくうちに尾ひれがついていく、というようなことを言っている・・・と思う。
6. Obergrenze(読み:オーバーグレンツェ)
直訳すると「上限」。ドイツ与党CDU・CSUは、難民らの年間受け入れ人数の上限を20万人にする方針を固めました。
7. Diesel-Gipfel(読み:ディーゼル-ギプフェル)
Gipfelは「サミット」のこと。ドイツ政府と自動車メーカーが「ディーゼルサミット」を開き、よりクリーンなディーゼルエンジンへの投資に数十億ユーロを提供することに合意した、ということです。
8. Videobeweis(読み:ヴィデオベヴァイス)
ビデオ判定。サッカー・ブンデスリーガの試合でも導入されていますが、ある試合で、判定をするビデオ・アシスタント・レフェリーの不自然な介入があり、それにより試合結果が操作されたのではないか、という疑惑がおきているそうです。
9. »Denkmal der Schande«(読み:デンクマル デア シャンデ)
ドイツの右派政党AfD(「ドイツのための選択肢」)の政治家、Björn Höke が、ベルリンのホロコースト記念碑を「恥の記念碑」と呼びました。
10. hyggelig(読み:ヒュッゲリッヒ)
もともとはデンマーク語で、「居心地の良い、快適な」を意味するhygge から来ています。
日本でも「北欧風」が流行っていますが、ドイツでもブームなのかしら。
説明文だと、英語以外の言語の言葉もドイツ語に数多く取り入れられている、って感じのことが書いてあるようですが。
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