職場の人間ドックを受けたら、「便潜血陽性、大腸の検査を受けて下さい」と結果が来ました。若いつもりでいても、もう40半ば。小心者の私は、さっそく内視鏡検査の予約を入れるべく、近所の病院に行きました。
(1)予約を取る
内視鏡の検査は、その日に病院に行っても受けられません。
消化器内科の医師から説明を受けます。検査時にポリープが見つかったらその場で切除することに同意する旨の同意書を書いて、当日持っていくことになりました。
採血と検査前の食事の説明を看護師さんから、下剤の服用方法について薬剤師さんから説明を受けました。
(2)検査前の食事の制限について
3日前から「特に控えてください」と言われたのは、野菜の中でもトマト、イチゴ、キウイ。これはつぶつぶがおなかに残るから。
海藻、キノコ、豆類もだめ。おなかに繊維が残っていると、検査に支障があるんですね。
普段の食生活で引っかかりそうなのは、納豆ぐらいだな~、と思っていたら、ラーメンやソバもだめ。インスタートスープ類も、意外にコーンや野菜の欠片がたいてい入っているのでアウト。パンもだめ。コーヒーは禁止リストに載ってなかったけど、なんとなく飲まないようにしました。
3日前 朝 ビーフシチュー(昨日の残り)、コーヒー
昼 食パン コーヒー
夜 ご飯、麻婆豆腐(豆腐だけ)、ヨーグルト
2日前 朝 食パン メロンパン コーヒー
昼 ご飯、清し汁(汁だけ)サバの味噌煮(職場の給食)
夜 ご飯 ゆで卵 焼き鳥1本
前日 朝 白がゆ(レトルト) お茶
昼 カップうどん(うどんだけ)、笹かまぼこ
夜 白がゆ、ゆで卵
前日は、「おかゆ、うどん、卵、白身魚、豆腐のみ食べてください」と指示がありました。職場の人が笹かまぼこをくれたんですが、白身魚だからセーフかな、と思って食べました。
夜9時:シンラック(内用液)を服用。甘い。
ニフラックは冷やしておくと飲みやすいと書いてあったので、寝る前に作っておく。
午後11時:最初の便意を催す。大量の便が出る。
当日午前5時:便意あり。
(3)検査当日
午前6時 ニフレック2L服用開始
コップ1杯ずつ、15分おきに飲む。「10~15分かけて少しずつ」と説明されたが、ほぼ一気飲み。味は、あまり甘くないスポーツドリンク、OS-1とかみたい。
「飲みにくい場合はハチミツを入れてもよい」と書いてあったので入れてみる。不味さは変わらず。
午前7時15分くらい。 トイレに行ったら、おしっこは出ずに、おしりから水が噴出。もうすでに便はほとんどない状態。もともと便通はよい方なので、昨日飲んだ下剤でほぼ出尽くしたようだ。
最後は水を出す作業、って感じ。
午後1時30分 歩いて病院へ。
当日の格好:脱ぎ着が楽で、万が一汚しても大丈夫なもの、と考えてジャージのズボン、長袖Tシャツ
別室で酸素濃度、血圧の測定、採血、点滴用の注射を指す。
それが終わったら検査室へ。検査着、後ろに穴が開いた紙パンツに着替えます。腕に注射針を装着したままの着替えだったので、袖を脱ぐところで引っかかりましたね。袖口の広い服を着てくればよかったです。
医師は手術着みたいなのを着ていました。
体の左側面を下にしてベッドに横になります。「ボーっとするお薬、点滴しますよ」、と言われ、同時におしりの穴に指を突っ込まれてヌルヌルするものを塗られました。
気がついたらもう終わっていました。「ほんとに検査したの?」というくらい、おしりのところにもおなかの中にも違和感がありません。
医師が「ポリープもありませんでしたよ。何かの具合で血が混じっちゃったんですかね~」
ネットで見かけた体験談では、モニターで腸の内部を見られるという話があったから楽しみに(?)していたのに、それも見られませんでした。
「ボーっとなる薬」のせいでボーっとしていたので、別室の歯医者の椅子みたいなベッドで30分ほど横になって、それから会計を済ませて歩いて帰りました。
お会計は、全部で6,630円でした。
食事制限や下剤を飲むのが面倒くさかったけど、検査も知らぬ間に終わっていたし、
体験談では、「もう二度とやりたくないほど痛かった、大変だった」というコメントが多かったので、「ポリープ見つかったらどうしよう」とか「腸に穴が開いたらどうしよう」とかビビッていましたが、何もないことが分かったし、案ずるより産むが易しでした。
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