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韓国ドラマ

DVD『王の涙 イ・サンの決断』感想

オープニング、上半身裸で腕立て伏せなどで躰を鍛える王の姿。ファンサービスですね、わかります。

王の涙 -イ・サンの決断ー [ ヒョンビン ]

王の涙 -イ・サンの決断ー [ ヒョンビン ]
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宮廷内の最大派閥「老論派」の策謀により、祖父である先代王に父・思悼世子を殺され25歳という若さで祖父から王位を継承した李朝第22代国王、イ・サン。常に暗殺の危機にさらされる中、心を許せる家臣はただひとり、尚冊(書籍の管理をする官僚)として仕える宦官のカプスだけだった。

1777年7月28日。イ・サンの失脚を狙う先代王の後妃・王大妃と老論派の重臣たちは、イ・サンの暗殺を企てる。そのために腕の立つ殺し屋・ウルスが呼び寄せられた。
愛する女・ウォレを盾に暗殺の実行を迫られたウルスは、それを承諾する。


ドラマ「イ・サン」のソンヨンが、ここではイ・サンの前に立ちはだかる悪女に!
少女のようなイノセントな美しさにもかかわらず、王を窮地に追い込むダークな眼差しにクラクラします。
意識してやっているのかどうかわかりませんが、その他の配役も、ドラマ「イ・サン」の役者さんを彷彿とさせるんですよね。ホン・クギョンとか・・・。


イ・サンの生母、恵慶宮は、王大妃がイ・サンに命を脅かすような発言をしたと聞き、王大妃の侍女である、まだ幼いポクピンに毒薬を授ける。
悩んだポクピンは姉のように慕う女官のウォレに相談するが、王大妃に知られることとなる。
王大妃は、自分を毒殺しようとしたかどで恵慶宮を捕える。しかし母の命乞いすらせず、脅しに屈しない王を見て、王大妃は暗殺のゴーサインを出す。

尚冊の足の裾に血がついているのに王が見咎め、それを不審に思った近衛隊長のホン・クギョンが拷問にかけると、尚冊は恐るべき告白をした。
自分がアン尚善と組んだクァン老人のもとで殺し屋として育てられ、刺客として王宮に送り込まれたこと。そのようにして育てられた子供たちがたくさんいることを。
幼いころから常に自分の傍にいたカプスが刺客だったことに衝撃を受けるが、彼を赦し、カプスを追放する。

「昔、庭で鯉を釣ったことがあったな。あの時は刺客だったのか」
「いつからだ、刺客でなくなったのは」
そう言い募るイ・サンが哀れで・・・。

ウォレも実はクァン老人が放った刺客の一人だったが、ポクピンを救いたいがために、暗殺計画を王に漏らす。

深夜、寝殿の屋根に潜んだ刺客たちを、ホン・クギョンの近衛隊が鉄砲を持って待ち受ける。激しい応戦の最中、王のもとまで迫ったウルス。
振り下ろす刃の下に飛び込んできたのは、クァン老人のもとで兄弟のように育ったカプスだった・・・。



王室の寝殿の屋根まで刺客が侵入した、朝鮮王朝500年の歴史上、空前絶後の暗殺未遂事件「丁酉逆変(ちょんゆぎゃくへん)」を題材にした映画です。

鉄壁の守りであるはずの王宮殿の、王の寝所のすぐそばにまで刺客が来ることができるなんて、イ・サンの王権がどれほど不安定であったかがわかります。
イ・サンの父、思悼世子も宮廷の派閥争いのために謀殺されたようなものだし、その父を殺した祖父・英祖も兄である景宗と王位を争いました。


こうした政争を経糸に、イ・サン―カプス―ウルスの関係を緯糸にしたこの映画、思った以上に見応えがありました。

ヒョンビン、現代劇のときはなんとも思わないけど、こうして時代衣装を身に付けると、ほんと美しいじゃないの~(←オバさん丸出し)。眼福。

DVD『王になった男』感想


豊臣秀吉の朝鮮侵攻のころの王、光海君は、暗殺の恐怖におびえ、自分に瓜二つの道化師ハソンを影武者として仕立てようと連れてこさせる。その矢先、薬を盛られて重体に陥る。
政敵の目を欺くため、側近の都承旨は王が回復するまで道化師を身代わりに立てることにする。
ハソンは都承旨や内官から政務や宮殿でのしきたりについて教わり、毒見役の少女・サウォルの境遇に同情し目をかけてやる。謀反の疑いをかけられた親友にして王妃の兄を拷問から救い出す。身代わりであることを見抜き刃を向けたト武将にも、「王を守るべき護衛が、王の許しを得ずに死ぬのは許さぬ」と自決を阻む。
こうして「王」として振る舞ううちに、次第に真の「王」として目覚めていき、周囲の者もハソンに心を寄せていくようになる。

北人派である王妃を廃妃にせよと西人派の重臣たちが迫るなか、王は王妃の手を取って宮殿中を逃げ回る。
とうに心は離れてしまったと思っていた王からの熱い言葉に、王妃の心は揺れる。

「今いる王は偽物では?」という噂が広まるなか、重臣たちは毒殺を企てる。しかし死んだのは、王を慕ってそれが毒だと知りつつも自ら毒を仰いだサウォルだった。ハソンは逆上し、容疑者を残虐な拷問にかける。

実は半月ほどして意識が回復していた光海君だったが、そのまま隠れ家に潜み様子を見ていた。暴虐な光海君よりも、民のことを考えるハソンに「王」としての資質を認めた都承旨は、ハソンに「王になりたいか?」と問う。

暗殺が失敗したことを知った重臣たちは兵を率いて王宮殿に乗り込み、「本物ならば胸に矢傷があるはずだ」と王の胸元をはだけさせる。するとそこには矢傷が――。

ビョンホンさん、生まれは低いけれど高貴な魂を持った純朴な青年と、冷酷な王の二役
を演じ分けて素晴らしかった。粗野で無知な若者が、洗練された所作となり、真の「王」としてだんだんと成長していくのが表情だけでわかったし。

重厚な時代劇かと思いきや、コメディ要素満載の映画でした。王宮殿にトイレはなく、その都度女官を呼んで処理してもらうとか、「宦官は小便をどうやってするのか」と聞いたりとか、ハソンと都承旨が、席を入れ替えよとするたびにぶつかるとか。・・・ちょっとベタすぎてそんなに笑えなかったけど。

『トンイ』でヒロインを演じたハン・ヒョジュさんも、薄倖の王妃役で出ています。
才気煥発で、太陽のように輝くトンイとは雰囲気が違ってて、王妃は月の光のような清らかさと、耐え忍ぶ芯の強さをもつ女性に描かれています。これもまたよし。

内官が、『トガニ』で生徒を性的虐待する校長と同じ役者さんだったのがびっくり。時代劇で衣装が全然違うっていうのもあるけど、全然わからなかったわ。

公式サイト:http://becameking.jp/index.html

DVD『トガニ 幼き瞳の告発』感想

恩師の紹介で霧の美しい田舎街=ムジンの、聴覚障害者学校に赴任することになった美術教師のカン・イノ。途中、車の事故をきっかけに知り合った人権センターの幹事ソ・ユジンに成り行きで送ってもらいようやく到着した学校は、どこか異様な雰囲気に包まれていた。
ニコニコと人当たりはいいがどこか不気味な校長、そして教職に就くための不正な金を平然と要求してくる校長と瓜二つの双子の弟の行政室長。何より生徒たちのおびえたような表情に違和感を覚えるイノ。 そんなイノの不審を裏付けるような出来事が、次々に起こる。職員室で平然と生徒を袋叩きにする男性教師、稼動している洗濯機の中に女生徒の顔を押し込むという常軌を逸した暴行を加える女寮長…。

イノはぐったりした女生徒を入院させ、ユジンに連絡を取る。だがユジンが女生徒から聞き出した新たな事実は、複数の生徒たちが校長をはじめとする教師たちから、日常的に性的虐待を受けているというあまりにおぞましいものだった。 怒りに燃えるイノはユジンらと共に、マスコミの力を利用し真実を暴くことを決意する。

やっとのことで逮捕まで漕ぎつけ裁判が開かれたが、街の名士でもある校長たちが金と権力で裁判を有利に進めようとしたため、裁判は難航を極めた。イノにまで、大金をちらつかせながら示談を持ちかけ、さらには「体の弱い娘さんを大切にしないと」と脅迫めいた言葉さえ投げかける。
しかしイノは、失職を知り怒鳴り込んできた母親に「今この手を離したら、ソルにとっていい父親になれる自信がない」と語りかける。

決定的な証拠も見つけこれで断罪できるかと思いきや、弁護士が寝返り、校長たちにはたった懲役6ヶ月という軽い処分が下っただけだった。

あまりの理不尽さに呆然となるイノたち。祖母が示談に応じたため、証言台に立つことすら出来なくなったミンスは、自分と弟を陵辱したパク教師の家に向かい・・・。

原作はコン・ジヨンの小説「トガニ」。誰もがここに描かれている事柄が“実話”であるという事実に驚愕し、戦慄し、そして怒りを爆発させました。
それをスター俳優のコン・ユさんが映画化に乗り出し、そして本作が公開されるや460万人以上を動員しました。ついには政府をも動かし、「トガニ法」という新たな法律を生み、問題を起こした学校を廃校に追い込んだそうです。

さすが韓国映画。子どもへの性的虐待シーンも容赦なく描いている。日本の映画ならここまでやらないよね。
でもそういう内容を描いた映画だという予備知識があったせいか、それほど衝撃は受けませんでした。衝撃的な事件があまりに多すぎて感覚がマヒしているのかしら・・・。(男子生徒への性的虐待というのは、日本でもほとんど取り上げないので、それはやはり衝撃でしたが・・・。)
それよりも、金や権力で事件を揉み消そうとする大人たちの非道さに怒りを覚えました。

日本でも、児童擁護施設で虐待があって県の調査も入ったけど、改善命令が出たくらいで、何も変わらなかったとかいう話だったし、こういう事件はきっといつまでたってもなくならないんでしょうね。

ラスト、ミンスの遺影を抱えて、「この子を忘れないで」と世間に呼びかけるイノの悲痛な叫び声が耳に残る、そういう映画でした。

公式ホームページ:http://dogani.jp/

韓国映画『アジョシ』感想

元工作員の男が、小さな少女のために悪の組織に一人で乗り込む、という知識しかなくて見たのですが、人身売買、臓器売買なんかもからんでかなり残虐なシーンが連続する映画でした。

街の片隅で質屋を営むテシクは家族も恋人も無く、質屋の客以外には、隣の部屋に住む少女ソミが訪ねてくるだけだった。ソミを一人で育てているクラブダンサーの母親は、ソミの世話もろくにしない。ソミはテシクを“アジョシ(おじさん)”と呼び、慕っていた。
 墓参に出かけた帰り道、テシクは通りの真ん中で鞄を盗んだと警察につき出されていたソミと出くわす。ソミはとっさにテシクをパパだと指差すが、テシクは黙ってその場を立ち去る。あとでテシクは、ソミから「それでもおじさんを嫌いにならない」と言われ言葉を失う。

テシクが店に戻ると、見知らぬ男たちが店を荒らしていた。ソミの母親が犯罪組織から横取りした麻薬を鞄に隠し、質草として預けていたのだ。麻薬を取り戻した男たちは、ソミと母親を拉致していく。
 組織を仕切るマンソク兄弟は、ソミと母親を人質にして、テシクに麻薬の運び屋をやることを引き受けさせる。しかしそれは罠で、兄弟の通報によってその取引の現場に警察が駆けつけ、テシクと取引相手は警察に逮捕される。しかも現場にあった車のトランクには、内臓を抜かれたソミの母親の死体が入っていた。テシクは警察に連行されるが、取調官の隙をついて逃走する。

テシクの経歴を調べた警察は、彼が暗殺を主な任務とする情報特殊部隊の元要員で、敵の報復に巻き込まれ妻とお腹の子を亡くし、自身も重傷を負ったことを掴む。

そのころソミは同年代の子供たちと、見知らぬ家で軟禁されていた。マンソク兄弟は、臓器移植には使えない子どもを使って運び屋をやらせたり、麻薬の製造をさせたりしていたのだ。
テシクはソミを救うため、一人で組織に乗り込んでいく。


警察に補導されたソミに対して知らん振りをしたあと、「私を物乞いとからかう子たちより、おじさんはもっと悪い」と言われてしまう。
「でもおじさんをきらいになったら好きな人がいなくなる」。
母はいてもいないも同然の、愛情に飢えた少女を傷つけてしまったことに愕然とするテシクですが、ソミがいなくなって初めて、妻子を失い生きる屍のようになった自分が、愛情を求められ、また愛情を注ぐ対象を求めていたことに気がつくのです。

そんな2人の別れのシーン、涙なしには見られません(←おおげさ)。


バイオレンスばかりじゃなく、男と少女とのふれあいがしっかり描かれていることが、この映画の「勝因」ですね。なかなかいい映画でした。
主役のウォンビンさんは、日本でも人気のある俳優さんですが、彼のアクションが“売り”ってだけの映画だったら、こんなにヒットしなかったでしょうね。

公式ホームページ:http://ajussi2011.jp/pc/

DVD『息もできない』感想

女子高校生とチンピラ。この奇妙な取り合わせ。

容赦のない取立てで恐れられている借金取立て屋のサンフン。ストライキの妨害や屋台の強制撤去などでも容赦のない男だったが、甥のヒョンインをかわいがる一面も持っていた。

ある日サンフンは、ふとしたことから女子高生のヨニと知り合う。チンピラにも物怖じせずに話しかけてくるヨニに、サンフンは興味を抱く。
2人はそれぞれ、家族のことで心に傷を負っていた。幼い頃、家庭内暴力が原因で父に母と妹を殺された過去を持つサンフン。刑務所から出所してきた父を見るたびに、どうにも出来ない怒りから殴りつけてしまうのだった。
一方のヨニは、ベトナム戦争の後遺症で精神を病んだ父の世話に明け暮れていた。父の代わりに働いていた母は屋台の営業妨害に遭い、ヤクザと揉みあっている最中に死亡。弟のヨンジェは高校にも行かず、荒れた生活を送っていた。

 しばらくして、ヨンジェがサンフンのもとで仕事をすることになる。だがヨニの弟だと知らないサンフンは、おどおどしたヨンジェを “腰抜け”と罵倒する。やがてサンフンは、姉がヒョンインと父を何度も会わせていた事実を知り、苛立ちを募らせる。

ある日自殺を図った父を発見したサンフンは、あんなに憎んでいたにも関わらず父を病院に担ぎ込み、輸血に協力する。一方ヨニも、錯乱した父親に包丁を向けられ、家を飛び出し夜の街を彷徨っていた。そんなとき、サンフンから呼び出される。
2人は川岸で、言葉もなく一緒に涙を流す。

ヒョンインに自分が父親を殴っているところを見られたサンフンは、自分を変えようと取り立て屋から足を洗うことを決意する。そして最後の仕事にはヨンジェが同行。これを最後に、サンフンは新しい人生を歩むはずだったが……。


息も出来ないほどの心の痛みを、暴力でしか現せないサンフン。
サンフンの前では強がって、何の問題もない普通の家庭の子のように振舞っているけど、息も出来ないほどの絶望に囚われているヨニ。


サンフンが生き方を変えようと思ったのは、父を殴る自分の姿が、かつての父と一緒だということに気がついたからかもしれない。
また、ヨニという痛みを分け合う相手に出会えたこともあるかもしれない。

ヨニも、サンフンのお姉さんの前で彼女気取りでおしゃべりしていたけど、そういうたわいもないことにどれだけ癒されたことか。

この映画はDV(家庭内暴力)を取り上げていますが、手を上げる男たちも、怒りのやり場がなくて苦しんでいるように見えます。(もちろん暴力は悪いことだけど・・・。)
サンフンの父親は、息子に殴られても反撃しませんが、息子をこんなにしたのは自分だという後悔があるのでしょう。

2人、事情を何も言わずに、ただ川べりで寄り添って泣くシーン。よかった。

韓国映画『黒く濁る村』感想

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 1978年ごろ。ベトナム戦争帰りのユ・モッキョンは敬虔なクリスチャンで、村の祈祷院で人望を得ていた。それを苦々しく思う院長に頼まれて、刑事チョン・ヨンドクは献金横領の罪を着せてユ・モッキョンを逮捕するが、彼の人柄に触れ考えを改め、「一緒に罪を犯したヤツラを更生させる場所をつくろう」と持ちかける。

  約30年後、息子のヘグクは父モッキョンの訃報の連絡を受け、疎遠だった父の葬儀のために村にやって来る。
父の死に疑問を持ったヘグクは村に留まることにするが、村人たちはそんなヘグクを歓迎しなかった。
 ヘグクは亡き父の部屋に残されたカセットテープを聞いて、村人ソンマンとソンギュが犯した罪を知る。父の家で隠し通路があるのを発見するが、それはソンマンの家に通じていた。ソンマンの部屋を調べている最中、ソンマンに見つかり腹を刺される。山に逃げるヘグクを追いつめたソンマンは、ヘグクが投げた石に当たって崖から転落、死亡する。
 
 ソンマンの葬儀の場でヘグクは村人ソンベに「すべてを話す」と言われて呼び出される。しかしそれは口実で、騙されたヘグクは柱に縛りつけられ殺されかけるが、村の雑貨店の女主人ヨンジに助けられる。ソンベは火事にまきこまれ焼死する。

 ヘグクが原因で左遷されられた検事のパク・ミヌクは、ヘグクの頼みで調査を始める。すると村長--かつてのチョ・ヨンドク刑事--が不動産をあくどく買いあさり、議員などに賄賂を贈っていることや、過去に祈祷院で信者27人全員が殺され、院長が自殺したとされる事件があったことがわかる。
 ヘグクに会いに村にやってきたパク検事を見て、村長の使い走りのドクチョンが村長の命令で汚れ仕事をやってきたことを白状する。翌日、ドクチョンは村長に呼び出される。

 死体で発見されたドクチョンの姿を見て、ヘグクは村長の家に行く。
 パク検事は撤収命令を無視して村に乗り込み、村長の贈賄の証拠書類を確保する。それを知った村長はピストル自殺をする。

 事件後、村を去ったヘグクは村を再訪する。山の上にある、今は亡き村長の家からヘグクを遠く見下ろすヨンジの姿を見て、ヘグクは父の死を知らせた電話の声がヨンジのものだったことに気づく。

父モッキョンの死は、結局自然死?自死?ちょっとよく分からなかったです。でもそれをわざわざヘグクに知らせたのはヨンジ。それは自分に代わって村長たちに審判を下してもらうためだったのでしょう。

ヨンジは10代のころ、村の若者たちに強姦されたが、ユ・モッキュンの頼みを聞いた村長たちが復讐してくれたことがあった。それ以来ユを慕いついてきたのだが、ユを目障りに思う村長たちに「ユを殺す」と脅され、夜な夜な彼らのなすがままになっていたのです。

村人の慰み者にされる生活に絶望して、ヨンジがモッキュンを死に至らしめた?そういうふうにも取れるラストでした。まさに、「事件の陰に女あり」ですな。

祈祷院の集団殺人の真相もよくわからなかった。村長が犯人らしいけど、動機がよく分からなくて・・・。ただ、「祈祷院に行けば、ユ先生に贈り物があったのに」と村長が言ってたけど、モッキュンのために殺した・・・ってこと?

全体としてモヤっとする映画でしたが、パク・ミヌク検事役の人(ユ・ジュンサン)、好みの顔だったわ~。自分を左遷させたヘグクに悪態をつきながらも、体の心配をしてやったりして優しいの。なかなかいい眼鏡男子だ。

韓国映画『霜花店(サンファジョム)』感想

いや~、いつまでも「準新作」のシールがとれない人気作品。一言で言えば、王と王の愛人(男)、そして王妃の三角関係、その怖ろしい結末を描いた格調高いメロドラマです。

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高麗末期、王は美童36人を集め、近衛部隊“乾龍衛”としてそばに置いた。その中の一人、ホンニムを殊のほか寵愛した。

高麗は当時、元の属国として服従を強いられており、元から迎え入れた王妃との間に世継が生まれないようであれば、元の王族を次期国王とするように迫られていた。

女を抱けない王は、ホンニムに王妃を身籠らせるように命ずる。「生まれてくる子がお前に似ていてほしい」

驚き、戸惑いつつ肌を合わせたホンニムと王妃だったが、いつしか激しくお互いの体を求めるようになる。

快楽に溺れ、密会を続ける二人。王妃はホンニムに餅を差し出す。「元では愛する人に餅をあげる習慣がある。私も同じようにしてみたかった」

二人の関係を王は怪しみ、謀反に加わった王妃の兄をホンニムが逃がしたと聞き激怒する。それでもホンニムを赦し、王妃と引き離そうとして国境警備を命じる。

出立の前夜、ホンニムは王妃の懐妊を知る。密会の現場を王に押さえられて、ホンニムはその場で去勢される。

王妃の計らいでホンニムは王宮を脱出するが、手を貸した仲間たちは拷問にかけられ、さらし首にされた。そのなかに、首飾りをつけた女の首があった。その首飾りは、いつかホンニムが王妃に贈ったものだった。
ホンニムはある決意を秘め、王宮に乗り込む――。

男同士のベッドシーン、ここまで激しくていいのか、というくらいすごかった。といってもさすがに抱き合って嵐のように口づけを、までだけど。役者さん(チョ・インソンとチュ・ジンモ)、よくやったな~。

男女はもっと激しくて露出もすごかった。お尻丸出し。
王妃、最初は屈辱に歯を食いしばって耐えて涙を流していたのに、だんだん積極的に。

その他にも、衣装やセットも見ごたえがありました。
当時は元の支配下にあったということで衣装も中国風(襟元がフリルのようになっていてかわいい)。ホンニムも王の寝所に侍るときは、パステルカラーの柔らかな衣をまとっています。紫を基調として統一感があるというか、きれい。『イ・サン』や『トンイ』の時代とはまた違った華麗さがありますね。

実在の王をモデルにしているとのことですが、あんな刺客よりも近衛兵よりも強い王がいていいのでしょうか。(イ・サンも強かったが)

ホンニムのことを本当に愛していて、王妃に夢中になった彼の関心を引こうと、西域でも最上の馬を手に入れてやったりしてね。

ホンニムに「余はそなたに愛されたことが一度でもあったのか」と聞き、「いいえ、一度も」なんて返されたときの表情・・・。

韓国映画『キッチン~3人のレシピ~』感想

『魔王』のチュ・ジフンとシン・ミナが、今回はラブラブな(?)恋人どうし。

キッチン~3人のレシピ~ [DVD]

天真爛漫で純真無垢なモレと、彼女が兄のように慕うサンインが結婚して1年。モレは趣味の絵を活かした日傘の店を営みながら、甘い新婚生活を楽しんでいた。
ある日、モレは開館時間外にこっそり忍び込んだ現代アートの展示会で、不思議な青年と出会う。画廊のオーナーに見つからないようにと隠れた窓際で、二人は理性をなくしてしまう。

会社を辞めてフレンチ・レストランを開店したいと打ち明けるサンインに、モレは昼間の出来事を伝え、夫に謝罪する。サンインは憤りながらも、正直に告白したモレのために忘れようとする。
ところがサンインが「料理を教わるから」と連れてきたのは、あの青年・ドゥレだった。こうして3人の奇妙な共同生活がスタートした。
だが、パリ仕込みの天才的な腕を持つドゥレの料理の才能を目の当たりにし、また、モレが彼に惹かれていくことに気づいたサンインの心に嫉妬が生まれる。モレに対しまっすぐに恋心を表現するドゥレと、今まで自分の世界のすべてだったサンインの間で、モレの気持ちは揺れ動く。

そんな中、モレの妊娠がわかるが、サンインは素直に喜べない。
そしてついに、ドゥレの撮った写真からサンインは二人の関係を知ってしまう。サンインはドゥレに殴りかかる。どちらを選ぶのかをサンインに訊かれ、モレはサンインともドゥレとも別れることを決め…。


あんなところで行きずりの男といきなりやってしまうなんて・・・。
おまけにそのことを正直に夫に告白する妻って・・・「天使」と言うより白痴なんじゃ・・・。

幼馴染みの夫をいまでも「兄貴」と呼んでたり、ヒロインの天真爛漫さを出したかったんでしょうが、逆効果ですね。ドン引きしました。

おまけに、別れた後も夫が復縁を申し出てくれるなんて、ちょっと女性のドリーム全開って感じ。監督が女性と聞いて、妙に納得しましたが。

チェ・ジフンが、復讐に燃える弁護士から、悪ガキがそのまま大きくなったような奔放な青年に。フレンチのシェフということで、料理姿も格好よかった。映し出される数々の料理もすごくおいしそうでした。

役柄が大きく違うからか、『魔王』を思い出すということはなかったです。


DVD『悲しみよりももっと悲しい物語』感想

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販売元:エスピーオー
発売日:2010/08/04
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スタジオで歌手スンチョルがレコーディングをしている。幼稚な歌詞に気乗りがしない、とマネージャーに愚痴をこぼす。それを聞いていた運転手が「聞いてみますか?」とある曲を勧めてくれた。それを気に入ったスンチョルだったが、作詞家は行方不明ということだった。それにはスンチョルたちも知っている、あるラジオ・プロデューサーの死が関係していた。

親に捨てられたラジオ・プロデューサーのケイと、交通事故で家族を失った作詞家のクリームは高校時代に出会い、そのときから時に家族、友人、恋人のようにお互いの空白を埋めながら奇妙な同居生活をしていた。
ケイはクリームを愛していたが、告白することができないでいた。病魔に侵されたケイに残された時間は少なかった。

ある日クリームが「恋をした」と報告する。
ジュファンという誠実そうな歯科医で、ケイは彼にクリームを託そうと考える。彼について調べ婚約者がいると知るや、弱みを握り破談を迫った。その婚約者は写真家で、ケイの境遇に興味を持ち、「あなたを撮らせてくれるなら」と条件を出し、ジュンファンと別れる。

クリームとジュファンの交際は順調に進み、やがて二人は結婚することになる。
ウェディングドレスの試着にケイをつき合わせるクリーム。ケイにもタキシードを着させ、一緒に写真を撮ってもらう。
やがて迎えた結婚式・・・。

ここから時計が巻き戻り、クリーム目線の物語が始まります。
ここから、悲しみよりももっと悲しい物語が始まるのです。


偶然、ケイの飲んでいる薬を見つけて、ケイが余命幾ばくもないことを知る。しかし泣いたり取り乱したりすることは出来なかった。
それはケイを悲しませることだから。

ケイに彼の夢を尋ね、それが自分が誰かと幸せな結婚することだと知って、それを叶えようと心に決めます。それでジュファンに声をかけ・・・。

早く結婚式を挙げようとしたのもそう。ケイが「結婚式をしなきゃ、結婚したことにはならない」と言ったから・・・。


クォン・サンウ、なんて泣き顔が美しい男なの~。
自分がいなくなったときのために、愛する女を他の男に嫁がせる。こんな奇妙な設定も納得してしまいそうな繊細さ。
はっきり言って、ケイ目線の前半はあまりテンポがよくなくて、クォン・サンウの潤んだ目を見て、それでこちらももらい泣き、という感じ。

しかしそれは後半のためのウォーミングアップに過ぎなかったのです。(ちょっと長すぎだが・・・。)

二人に利用(?)されたジュファンも、いい面の皮?に見えるかもしれません。
でも実は彼はクリームの想いを知っていて(ケイの事情を知っていたかどうかはともかく)、それでも彼女と結婚することを選んだのでした。このエピソードもせつな過ぎでした。

歌手スンチョルのマネージャー役で、「アイリス」のチン・サウ(チョン・ジュノだっけ?)が出ていました。「こんなところに~」とちょっと笑ってしまいましたよ。

韓国ドラマ『IRIS』第19.20話感想

あらすじだけ書いて力尽きてしまいましたが・・・。

第19話

ヒョンジュンはチョン大統領秘書室室長の暗殺現場に遭遇し、その場から立ち去るビックの後を追う。自宅まで追い詰め、ペク・サンとサウの居場所を問い詰めるのだが、情報は聞きだせなかった。

だがヒョンジュンは、ビックの持っていたワインからアイリスのアジトを突き止める。NSSの応援を要請しアジトに突入、ペク・サンを逮捕する。だが、サウと部下らはすでに逃走し、別の場所で大規模な人質事件を起こす準備をしていた。

任務を終えNSSに戻ってきたヒョンジュンに、オ科学捜査室室長は、深刻な顔をしてアイリスのアジトで録画された動画を見せる。そこにはペク・サンと一緒にスンヒが映っていた。
ヒョンジュンはスンヒを食事に誘い、アイリスとスンヒの関係を聞き出す。

スンヒの父親はNSSの創設者で、大統領暗殺事件に加担したとして処刑された後、庇護してくれたのがペク・サンだった。
呼び出されたのは、アイリスに入るように誘うためだった。もちろん断ったが、ヒョンジュンの両親を殺した男が自分にとって父親同然の男だと、到底話せなかったと打ち明ける。
そんなスンヒをヒョンジュンは抱きしめる。

サウはMr・ブラックと会い、ペク・サンの代わりとなるよう言われる。

サウらアイリスは、大型ショッピングモールを占拠し、買い物客らを人質にとって立て籠もる。


何のために、なぜこんなことをしているのかと戸惑いを隠せないサウ。
しかしすべてを失い、アイリスの中で高みを目指すしか残された道はないと思ってしまったのでしょうかね・・・。


第20話

サウらは、化学兵器の使用をちらつかせ、大統領に南北首脳会談の取り止めを発表するよう要求する。

ヒョンジュンは、交渉人として大型ショッピングモールに入り、サウと再び対峙する。
サウは北朝鮮に拘束されているアイリスの関係者を釈放することも追加要求してきた。ヒョンジュンが女性と子どもの解放を条件にそれを受け入れると言い、サウもそれに同意する。
しかしそれを不服に思うテロリストたちが、ヒョンジュンとサウに銃口を向けてきた!
銃撃戦の末、サウは許しを請いながら、ヒョンジュンの腕の中で息を引き取る。

南北首脳会談に向けての記者会見の会場。
そこには、銃撃戦で死んだと偽装したテロリストたちが潜入していた。手引きしたのは、大統領の女秘書だった。

両首脳の握手の瞬間、銃声が響き、会場は大混乱に陥る。狙撃手はスンヒだった。
銃撃戦の中、ソンファはヒョンジュンを庇って銃弾に倒れる。

女秘書が大統領を撃とうとした瞬間、ヒョンジュンとスンヒが駆けつけ女秘書を射殺する。

数ヵ月後。
NSSを退職したヒョンジュンとスンヒは、甘い休暇を愉しんでいた。
プロポーズのために指輪を買いに行くが、スンヒのもとに戻る途中、突然の銃声とともにヒョンジュンの車が止まり・・・。


ええ~!?主人公がここで死んじゃうの!?


しかし女秘書こえ~!大統領に向かって「あなたの器には私の大きな理想が入りきらない」なんて・・・。

なんだか納得のいかない終わり方でしたが、たぶんパートⅡへの布石なんでしょうが・・・。いや面白さ半減というか、はぐらかされたような感じがしました。

パートⅡはたしか、『アテナ-戦争の女神-』って題名で、イ・ビョンホンはでなくて、チョン・ウソンが主人公でしたね。
ウソン氏が撮影中に怪我、って記事を読んだことがありますが、どんな展開になっているんだろ。

より以前の記事一覧

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