着物

着物の染め替えに失敗した話

失敗というか、思ってたのと違った、って話なんですが。

 

若いころにあつらえたピンクの着物。もうちょっと落ち着いた色味になれば・・・、、と染め替えにチャレンジしました。


落ち着いた色味になれば何でもいいが、持っていないブルー系にしてみたい、ということでブルーグレーの色をかけることにしました。

 

4か月後、出来上がったものを見て愕然としました。

ピンク×ブルーだから紫っぽいお色味になると思っていたら、

なんというか・・・鼠色・・・

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ピンクに青色の染料を重ねたというのが丸わかりで、なんかきれいに見えないんですよ。

うっすら菊の花の黄色や細い葉の緑色が透けて見えて、これがまた色が濁って見える。

せめてこの黄色や緑色や白い部分がきれいに残っていれば少しは違って見えたかも。

柄の部分は色がのらないようにする、って言っていたと思ったのは、自分に都合のいい空耳だったのか。

 

染め替えが上手くいくかどうかは、出来上がってみるまで、きっと着物屋さんだってわからない。

でもさ・・・これを着て外を歩きたくない。いい着物を台無しにしてしまった気分。

最初買ったときも、この色は年取ってからは着られないな、と思ってたけど「染め替えることもできますよ」って言われたのを覚えていて、それでやってみようと思ったんですよね。

ネットで事例を見たし、着物屋さんで説明を受けて「よし!」と自分でGOサインを出した。

でも着物屋さんのホームページには成功事例しか載っていないからね。

こんなことになるなんて思いもしなかった。

 

染め替えに適した色や柄とかあるんでしょうね。私の着物は薄い色で描かれた柄だったし、色もピンク→ブルーグレーという正反対に近い色味にしようとしてたし。何色をのせるのが正解だったんだろう。ローズ系とか、同系色なら安パイだったのか?

改めて、「着物 染め替え 失敗」で検索してみたら、赤系→青系は、一度地の色を抜かなきゃきれいに出ないとか、本来の色を深くしていくと失敗が少ない、とか書いてありましたね。

何色でもいい、落ち着いた色味になればいい、というのは伝えていたし、着物屋さんが「ピンクをブルー系にするのは、それは難しい」といって止めてくれればよかったのに・・・と思うのは責任転嫁がすぎるか。

 

ただ単に、思っていたのと違っていたと愚痴ってるだけですが、


高い勉強代になったけど、こんな事例もあるってことで、戒めをこめて書いてみました。

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「ポンダル」を買いました。

横浜高島屋の着物売り場を通りかかったら、サンダルのような草履のような楽そうな履物が紹介されていて。

Nippon(ニッポン) + Sandals(サンダル) で「ポンダル」。


履物屋の「はな壱」さんがつくった「ポンダル」は、スニーカーの靴底に使われるような、軽くてクッション性の高いEVA素材を台に使用し、鼻緒がカラフルで目にも楽しく、しかも痛くないようにすげてあります。そう、サンダルと草履のいいとこどりをしたような履物なのです。

「浴衣に合わせる方もいらっしゃいますよ」と店員さんは言っていましたが、私が合わせるなら紬だし、紬でもちょっとカジュアルすぎるかな?とは思いましたが、面白そうなので試しに買ってみました。

 

台はブラック、鼻緒は十日町紬の生地を選びました。

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履いて歩いてみた感想は、鼻緒が食い込むことなくて痛くない、というのと、
ピーチサンダルはだいたい平べったくて歩くとその都度足裏から離れて歩きにくいんですけど、これは厚みがあって傾斜があって、なおかつ鼻緒じたいも厚みがあって足にフィットするので、思っていた以上に歩きやすかったです。


この夏はこのポンダルを履きつぶそうと思います。

 

公式ホームページ:http://hanao-hanaichi.com/pondals/

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抹茶色の単衣

リサイクルショップで抹茶色の単衣を買いました。琉球柄っぽくて、緑色。これは珍しい。

さっそく手持ちの帯を合わせてみました。


水色の夏帯。涼しげでばっちりですね。

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オーソドックスなクリーム色の塩瀬。悪くない。

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20代のときに買ったけど、「若い人には地味ね~。あなたには50年早い」と言われたベージュの帯。
刺繍で描いた花がかわいい。これもドンピシャ。

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この暑さだから10月前半までいけるかな。帯を替えて2回は着たいですね。

 

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大島紬とカンディンスキーの帯

アフタヌーンティーに着ていったお着物。

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着物:祖母の形見の、多分大島紬。

帯:大阪のリサイクル着物のお店「月輪屋 着物と雑貨てて」で購入した織の名古屋帯。

色合いと、騎馬している人のモチーフを見て「カンディンスキーの絵みたいだな」と思って購入。

(代表作の抽象画ではなくて、初期の「青騎士時代」のロシア民俗風の絵画の。)

私の持っている名古屋帯が、ファーマル寄りのものが多いので、紬に合わせやすい明るい色のものが欲しかったんですよね・・。

帯の色に馴染む茶系の帯揚げと、えんじ色の帯締めでまずはオーソドックスに。

こうして写真を見ると、八掛の色に合わせて、辛子色の丸ぐけもいいな。

足元はKIMONObyNADESHIKOで購入した、ふわもこ草履。

足袋一枚で露出する足元は、案外爪先が寒いので、防寒用のを履いてきました。


なかなか着るのも時間がかかるし億劫なのですが、こうして着れば楽しいですよ。

次は、3月に文楽公演があるので、そのときに着ていけたらと思います。

何着ようかな(数だけはある。ほとんどもらったものだけど・・・)

 

「月輪屋 着物と雑貨てて」公式オンラインストア
https://tetekimono.shop-pro.jp/

「KIMONO by NADESHIKO」公式オンラインストア
https://store.kimono-yamato.com/Page/kimonobynadeshiko-official.aspx

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