文楽

BUNRAKU 1st SESSION 観てきました!

 

 

日本の伝統芸能・文楽を紹介する企画「BUNRAKU 1st SESSION」の、クラウドファンディングで申し込んだゲネプロを観てきました!

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海外に向けて文楽を紹介する動画、そして大道具の代わりにアニメーションの映像で背景を表現するという新たな試みも初披露されました。

上演されたのは文楽の名作「曽根崎心中」の天神森の段。徳兵衛と恋人のお初が曽根崎の森で心中する有名な場面です。アニメーションの背景画を手がけたのは、映画「となりのトトロ」や「もののけ姫」などで知られるアニメーション美術監督の男鹿和雄さんです。

このアニメーションとのコラボを企画した国立劇場によると、アニメの映像を使うことで大道具を運ぶ手間やコストを省けるため、海外でも上演しやすくなるということです。アニメーションとのコラボ、目新しいことをして存在をアピール的なものだけかと思ったら、そんな現実的な理由もあったなんて・・・。


司会はいとうせいこうさんで、古典文学にも造詣が深く、「日本文学全集」に「曾根崎心中」の現代語訳が載っているとか。

で、まずは映像監修を務めた桐竹勘十郎さんとアニメーション美術監督の男鹿和雄さんの対談を録画で紹介。

それから、後半の上演で徳兵衛を遣う吉田玉助さんを交えて文楽の紹介映画の上映がありました。

英訳すると「太夫」がnarrator、「三味線」がthree strings musical instruments で、人形遣いがpuppeteerなんですね。

どうでもいいけど「パペッター」というと、セサミストリートかEテレの子ども向け番組が思い浮かんじゃうよ・・・。

 

そしていよいよ曾根崎心中の上演。英訳は" The Love Suicides at Sonezaki"。心中が「愛の自殺」か。

太夫3人、三味線3人の構成。人形遣いの顔出しなしで演じていました。(あとで頭巾を取ったら若い人だった)

アニメーションの背景画ですが、確かにジブリ映画を彷彿とさせるタッチで、どちらかというと洋風な雰囲気。(でもそんな違和感なかったですけどね。)暗く重厚、かつ神秘的な森の雰囲気が物語を引き立ててました。

ラスト、魂が登っていく場面がアニメーションならではの表現でしたね。


最後にアンコール、人形たちが司会のいとうせいこう氏を呼んできて一緒にごあいさつ。そのままはけて終了だったんですが、せっかく観客いれてリハーサルしてるならば、はける前に、観客から感想求めるとかすればよかったのに。それかせめてもう一度舞台に出てきて挨拶すれば尻切れトンボな感じはしなかったのでは、と思いました。

 


予告編はこちら

https://youtu.be/mFOYOv8ouC4


文楽3月公演 有楽町よみうりホール

公演日程
2024年3月23日(土)~3月29日(金)

公演時間
16:00~17:00(3月23日は除く)
18:30~19:30

 

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クラウドファンディングで文楽公演を支援しました!

文楽で、公演の背景をアニメーションで製作するというプロジェクトがあり、それの資金をクラウドファンディングで集めるということを知り、それによると、リターンとしてゲネプロが見られるコースがあるというので、締め切りギリギリではありましたが、申し込みました!

「文楽×アニメーション ー日本が誇る文楽を世界へ!PROJECTー

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(写真はクラウドファンディングのサイトより引用)

https://readyfor.jp/projects/bunrakuXanime

 

アニメーションとのコラボによって、新しい風を吹き込もうということ、
また、外部公演や海外公演のさいネックになる大道具の移送やその費用がなくなることで、もっと手軽に(?)上演できるというメリットがあります。

目標額は500万円だったそうですが、最終的に903万円が集まった模様。(私が支援した時点(1/30)で860万でした。

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最近、文楽界隈でインスタグラムやX(旧Twitter)のアカウント開設したり、アニメーションとコラボなどの新しいことに挑戦したりしてますが、「伝統芸能」の看板だけでは、お客が減り人気もなくなり・・・って危機感を抱いているって感じなのでしょうか。

でも、公演を見るくらいでなかなか情報がなかったので、こういう取り組みはファンとしては大歓迎です。

 

余談ですが

これ、嬉しいことに寄附金控除の対象になるので、確定申告すれば税金が返ってくるというおまけつき!

今後もクラウドファンディングで費用を募るようなので、そのときはまた支援しようかと思います。

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国立劇場文楽公演『菅原伝授手習鑑』鑑賞しました

今の国立劇場で行われる最後の文楽公演かつ千秋楽の日に、急遽チケットを取って見にいってきました。

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千秋楽ということで、記念品が配られていました。ご祝儀袋みたいだから、5円玉でも入っているのかしら?と思ったら、袋自体が記念品らしい。何も入っていませんでしたね。

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9月の頭にも行ったのですが、結構空席が目立っていたのに、今日はさすが千秋楽だったからか、そこそこの入りでした。
歌舞伎みたいに「待ってました!」などと掛け声が聞こえましたが、多分、いつもは来ていない人なんでしょうね。
あと、人物(人形)が登場するたびに拍手が・・・。いつもと違う雰囲気でした。

 

第1部公演
三段目
 車曳の段
 茶筅酒の段
 喧嘩の段
 訴訟の段
 桜丸切腹の段
四段目
 天拝山の段

三段目は、喧嘩や切腹など、派手なエピソードもあるけれど、主な舞台は田舎の百姓家なので全体的に地味なんですよ。
しかし、四段目、
政敵、藤原時平の家来が菅丞相(かんしょうじょう)を暗殺に来て、それを丞相の部下・梅王丸が取り押さえます。そして時平の家来から、時平が国家転覆を企んでいると聞くと、たちまち怒りの形相に。梅の花を口に含むとそれが火花となり、手にした梅の枝で家来の首を打ち落とします。ここ、本当にドラマチックで。

雷神と化した丞相は、髪を振り乱し太宰府を望む天拝山(てんぱいざん)に駆け登り、鳴り響く雷をバックにここから京の都へと飛び去る――
という劇的な幕切れでした。


今回、第1部は見る予定じゃなかったので、ラストの部分(第二部)を先に見るという変則的なことをやらかしたのですが、これはこれでよかったです。


聞いたところによると、第三部終演後、ほんとのほんとの最後の公演のあと、太夫さんたちが勢ぞろいするカーテンコール(?)があったそうです。
観たかったな~。

 

終演後、半蔵門駅前のタイ料理店「SHAWADEE」でパッタイとグリーンカレーのセットでランチ。

前から気になっていたけど、もう半蔵門も来ることないんだよな・・・、ということで。

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文楽が配信で見られます

今回初めて知ったんですけど、文楽公演が配信で見られるようになったんですね!

 

国立オンライン劇場 ~つながる伝統芸能~

https://mirail.video/publisher-title/493

公式サイトに飛ぶと、文楽公演だけではなく、歌舞伎の入門編みたいなコンテンツもありました。

 

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この配信サイト「ミレール」は、このほかにも歌舞伎チャンネルや舞台、ミニシアター系の映画など、なかなかマニアックなラインナップのコンテンツがそろっています。

 

先日見た『妹背山婦女庭訓』の続きとなる第2部を購入してみました。

全画面表示はもちろん、30秒早送り、10秒巻き戻しできて、画質も標準と高画質で選べて

速度も0.5刻みで0.5倍から2.0まで選べます。

考えてその速度で演じている太夫さんには悪いけれど、ちゃっちゃと聴きたいときはいい機能ですね(笑)。

生の迫力には及ばないけど、遠く大阪まで足を運ばなくてもいいし、好きな時に見られるというのは便利ですね。


文楽は、今研修生を募集中だそうですが、1人も応募がないらしいですね。どこも後継者不足ということでしょうか。

t将来、文楽が見られなくなるかもしれないと思うと寂しいですね。

こうやってアーカイブを残しておけば、少しは安心ですね。(というのも変ですが)

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文楽公演「妹背山婦女庭訓」鑑賞

初めて大阪の国立文楽劇場に行ってきました。やっぱり本場で見てみたいじゃないですか!

久しぶりに新幹線に乗ったのですが、今はネット予約して券売機で受け取りができるのね。
でもパスワード入力のところで失敗して、窓口に並びなおすことになったのですが・・・。

文楽劇場は、地下鉄・近鉄の日本橋駅から徒歩一分。
ほんとに「下町」の中にあります。
お客さんも、近所のおっちゃんおばちゃんが見に来ている風で、東京よりもカジュアルな感じがしました。
(個人的感想ですが)

今でこそ伝統芸能という感じでハードル高い文楽ですが、もとは庶民の娯楽なので、こういう距離感が本来なんでしょうね。

劇場前で。
母の形見の着物と帯、春先にぴったりの色合いでした。

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ロビーには、こんな「くいだおれ太郎」の人形も。
これが出てくる作品あったら面白いでしょうね。ビリケンさんも登場してたりして。

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今回のヒロイン「雛鳥」の人形と。

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スタッフさんが気軽に「一緒に撮りますか」なんて声をかけてくれましたが、
こういうのをハッシュタグとともにインスタにあげると記念品をもらえるキャンペーンやってたりして
情報発信に力入れているんだな、と思いましたね。

 

開幕前の緞帳。

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観たのは、第一部の「妹背山婦女庭訓」
初 段  大序 大内の段
    小松原の段
    蝦夷子館の段
二段目  猿沢池の段
    鹿殺しの段
    掛乞の段
    万歳の段
    芝六忠義の段

時代は天智天皇の御世、対立する家同士に生まれた久我之介と雛鳥という二人のまるでロミオとジュリエットのような恋物語が描かれます。初心な主君の姫を応援する侍女がいい仕事するんですよ(笑)

そんな中、帝位簒奪を企てる蘇我入鹿の陰謀が・・・。ってな話です。

 

昔どこかで、「大阪の文楽劇場は大きすぎる、東京の国立劇場くらいがコンパクトでよい」といった意見を
読んだことがあってどうなんだろう、と思っていましたが、

逆に私は、人形の立ち位置とかにゆとりがあって迫力あるように見えたので
こちらの方が好きかな~、と。
席もゆったりしていてよかったです。


時間の関係で第一部しか観ませんでしたが、

大阪って新幹線で2時間程度で行けるし、思ったより気軽に行けることに気が付いたので、また秋にでも行こうかななんて思っています。


最近ではネット配信もやっていることが分かったので、
もっといろんな作品を見てみたいと思います。

とりあえず
公演の案内ページ:
https://www.ntj.jac.go.jp/sp/schedule/bunraku/2023/5411.html

 

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